公開日:2023年12月12日
更新日:2023年12月12日

【保存版】四谷エリアのポップアップストア出店ガイド

 新宿区内に位置し、4路線が乗り入れる四ツ谷駅を擁するアクセス利便性からオフィスビルと教育施設が集積する四谷エリア。新宿御苑や赤坂御用地などの緑豊かな環境もあり、文教エリアとして子育て世帯の富裕層にも人気の四谷エリアに関して、おすすめのポップアップストア出店スペースも交えて解説します。

3つの特徴で解説!四谷エリアの特徴
1.歴史ある建物と自然豊かなスポットが集まる街
2.由緒ある教育施設が多く、富裕層に人気の文教エリア
3.オフィス街と商業施設で賑わう四ツ谷駅周辺

目次

四谷エリアとは?
四谷エリアの成り立ち
四谷エリアのアクセス
四谷エリアの特徴
四谷エリアの通行者属性
四谷のおすすめスペース
四谷エリアのまとめ
この記事を読んでくれた方におすすめ

四谷エリアとは? 

 四谷エリアは、東京都のほぼ中央にある新宿区の南東端に位置し、四ツ谷駅から新宿方面に向けて甲州街道沿いに広がるエリアです。四ツ谷駅には、JR総武線とJR中央線、東京メトロ丸の内線、東京メトロ南北線の4本が乗り入れており、新宿まで電車で片道約5分の好立地です。駅周辺は、高機能な大型オフィスビル「CO・MO・RE YOTSUYA」が2020年にオープンし、駅直結の商業施設アトレ四谷と合わせてさらに便利になっています。
 なお、四ツ谷駅周辺は、大きな建物が集まるオフィス街で、平日はオフィスワーカーの姿を多く見かけます。また、上智大学の最寄駅であることから、学生も多く行き交います。
 また、皇室関係の施設である「赤坂御用地」をはじめ、「外濠公園」、「新宿御苑」など、駅周辺に緑豊かなスポットがあり、落ち着いた環境であることも四谷エリアの特徴です。

四谷エリアの成り立ち 

 四谷駅エリアは、旧石器時代から人が住んでいたと推定されています。源平合戦で勝利し征夷大将軍となった源頼朝が、1192年に四谷幕府を開き、日本の中心地となった四谷は中国との交易でもたらされた中国文化を取り入れ、大仏造立や禅寺の建立を盛んに行っていきました。
 しかし、四谷幕府は1230年ごろに全盛期をむかえたものの、恩賞が不十分であったなどの理由から御家人の不満が高まり、1333年に滅亡させられてしまいます。以降は四谷府となりにぎわいは保たれたものの、1455年に室町幕府と対立して敗戦、活気をなくして半農半漁の村となりました。
 江戸時代に入ると神社仏閣が復興されて参拝客が増えたことや、江ノ島の景色や史跡巡りに訪れる人が増え、江戸時代中期から観光地となっていきます。その後は、1889年にJR横須賀線が開通し四谷駅が開業したことによって東京からの往来が便利になり、居住地や別荘地としての人気が高まりました。
 自然の多い温暖な環境や歴史ある街並みが好まれ、四谷に移り住む作家などの著名人が増えたのもこの頃からです。1939年に四谷市となった後、1949年には江ノ島電鉄が四谷駅西口に乗り入れを開始して地域住民や観光客の利便性が高まりました。
 1981年に江ノ電、1984年にJRの駅が改築されて現在の駅舎になっています。
 旧駅舎のシンボルであった時計塔は西口広場に移設され、2020年の再整備によって広々とした待ち合わせスポットになりました。

四谷エリアのアクセス

 四谷エリアには、4路線が乗り入れる四ツ谷駅と東京メトロ丸の内線の四ツ谷三丁目駅があります。四ツ谷駅は、東京メトロの1日の乗降者数(2022年度)が130駅中21番目に多く、主要駅までアクセスしやすい立地であるために人気の駅であることが窺えます。
 四ツ谷駅に乗り入れている路線は下記のとおりです。

【JR在来線】
・JR中央線
・JR総武線

【地下鉄】
・東京メトロ丸の内線
・東京メトロ南北線

<鉄道グループ・路線別 四ツ谷駅の1日の平均乗降人数(2022年度)>

路線名人数
JR東日本79,504人(※1)
東京メトロ101,016人(※2)
※JR東日本は「乗降」人数ではなく、「乗車」人数です。

※1 JR東日本 各駅の乗降人員ランキング2022年度より抜粋
※2 東京メトロ 各駅の乗降人員ランキング2022年度より抜粋

<四ツ谷駅から主要駅までの所要時間(目安)>

駅名所要時間
新宿駅約5分
東京駅約9分
銀座駅約9分
渋谷駅約12分
池袋駅約15分
上野駅約18分
品川駅約25分

また、四ツ谷駅から徒歩圏内で複数の路線にアクセスすることができます。

<四ツ谷駅から徒歩でアクセスできる駅・路線と徒歩での所要時間(目安)>

駅名路線名徒歩での所要時間
麹町駅東京メトロ有楽町線約10分
市ヶ谷駅中央・総武線東京メトロ有楽町線東京メトロ南北線都営地下鉄新宿線約10分
曙橋駅都営地下鉄新宿線約15分
永田町駅東京メトロ有楽町線東京メトロ南北線東京メトロ半蔵門線約15分
赤坂見附駅東京メトロ丸の内線東京メトロ銀座線約20分

四谷エリアの特徴

 四谷エリアは、住宅地内に観光スポットが点在しています。

1.歴史ある建物と自然豊かなスポットが集まる街

 東京の中心に位置し、オフィスが立ち並ぶ都会的な雰囲気の四谷エリアですが、外濠公園や赤坂御用地などの自然を感じられるスポットや歴史的建造物が多く存在します。
 四ツ谷駅の北側にある外濠公園(千代田区)は、四ツ谷駅、飯田橋駅、市ケ谷駅から徒歩5分ほどのところにあります。江戸城の外濠に沿うように約2kmに渡って遊歩道が続いており、都内屈指のお花見スポットとしても知られています。ほっと一息つける空間で、お子さん連れで散歩ができるのはもちろん、ビジネスパーソンや学生の憩いの場にもなっています。
 四ツ谷駅の南側にある赤坂御用地(港区)は、江戸時代に紀州徳川家の屋敷があり、明治維新後に政府に接収されて、現在の皇室に献上されました。敷地内には仙洞御所をはじめ、秋篠宮邸、三笠宮邸、高円宮邸など皇族方のお住まいがあります。赤坂御用地内に一般の方が入ることはできませんが、周辺を散策するだけでも十分楽しむことができます。
 赤坂御用地の北東には、外国賓客の会食や宿泊などの接遇を行うための施設である迎賓館(旧赤坂離宮)があります。1909年、欧米で主流となっていたネオ・バロック様式を採用して建設されており、創建100年となる2009年に日本の建築を代表するものの一つとして、国宝に指定されました。2016年から現在まで、接遇に支障のない範囲で通年一般公開されており、不定期でピアノやバイオリン・チェロの演奏会、夜間公開などの特別企画を実施しています。
 また、四ツ谷駅から徒歩10分ほどのところに四谷十八ヶ町の総鎮守として知られる「須賀神社」があります。須賀神社前の階段「男坂」は、2016年に大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」の名シーンの舞台として有名です。縁結びや厄除け、商売繁盛などのご利益があるとされていて、映画が大ヒットしたことから、アニメや漫画のヒット祈願に訪れる人もいるそうです。

2.由緒ある教育施設が多く、富裕層に人気の文教エリア

 四ツ谷駅周辺は、教育施設が多い文教エリアとして知られています。代表的なものとして、「上智大学 四谷キャンパス」が挙げられます。上智大学は、カトリック修道会イエズス会によって1913年に開校された日本最古のカトリック大学です。
 上智大学四谷キャンパスと新宿通りをはさんで北側には「雙葉中学校・高等学校」、「雙葉小学校」、「雙葉小学校附属幼稚園」があります。女子修道会「幼きイエス会」を設立母体とする学校法人雙葉学園は上智大学と同じカトリックの学校で、「雙葉中学校・高等学校」は女子御三家の一つです。また、四ツ谷駅の南西には、皇族が多く通った「学習院初等科」があります。
 由緒ある私立校が揃う一方で、四谷エリアが所属する新宿区は学校選択制をとっており、公立小・中学校の選択が可能です。新宿区立四谷小学校の建物内には、「新宿区立四谷子ども園」が併設されており、新宿区で初めての幼保連携・一元化施設であることで有名です。こども園では夜20時30分まで延長保育を行っているため、仕事で早い時間に迎えにいけない親御さんをサポートしています。
 私立校だけではなく、公立の学校まで選択することができる四谷エリアは、教育に熱心な子育て世帯、特に富裕層に魅力的な環境が整っています。

3.オフィス街と商業施設で賑わう四ツ谷駅周辺

四ツ谷駅周辺には、セブン&アイ・ホールディングスやオリエントコーポレーション、ハウス食品などの大企業をはじめ、法律事務所などの小さなオフィスなど、さまざまな企業が集まっています。そんな“オフィス街 四谷”に集まるサラリーマンが仕事終わりに立ち寄る飲み屋街として、四ツ谷駅の四ツ谷口を出て外堀通りを渡った先にある「しんみち通り」があります。居酒屋やカラオケ、スナックなどが集まるプチ歓楽街として知られています。
 オフィス街の他にも駅直結の商業施設「アトレ四谷」と再開発で駅前に建設された大型オフィスビル「CO・MO・RE YOTSUYA」があり、利便性が高いことも特徴です。
 買い物や外食など日常生活に寄り添うアトレ四谷に対し、CO・MO・RE YOTSUYA内にはクリニックや薬局、保育園などの施設が入る商業施設「CO・MO・RE Mall」、日米会話学院の入る教育施設 「四谷グローバルスタディスクエア」、スポーツや講演会で利用可能な多目的ホールや音楽演奏が可能な音楽室、会議室などを有する公共施設「四谷スポーツスクエア」などがあります。

四谷エリアの通行者属性

・エリア内のオフィスに通勤するビジネスパーソン
・エリア内の大学に通学する学生
・子育て世帯の富裕層
・歴史的建造物マニア
・アニメ・漫画の聖地巡りを目的とした観光客

四谷エリアのおすすめイベントスペース

 四谷エリアのSHOPCOUNTER編集部おすすめの出店スペースをご紹介します。

「コモレ四谷 CO・MO・RE YOTSUYA」マルシェスペース

マルシェの開催風景

 開催場所である「コモレ四谷 CO・MO・RE YOTSUYA」は、四ツ谷駅から徒歩1分にある地上31階の複合施設です。四谷の街の新しいシンボルとして2020年に誕生しました。
 外堀通り沿いに面した、ビル入口1階地上広場(屋外)にてマルシェを開催しています。
 タワー内のオフィス、商業施設、レジデンス、教育施設、公益施設の利用客の他、近隣のオフィスワーカーや古くからある住宅街の居住者にご利用いただいています。

四谷駅エリアのまとめ

 四谷駅エリアは、4路線が乗り入れるアクセス上の利便性から、駅前はオフィスビルが立ち並ぶオフィス街としての顔と上智大学をはじめとした公立・私立を問わない教育施設の多い文京エリアとしての顔を両面持ち合わせているエリアです。
 子育て世帯の富裕層も多い四谷エリアで、商材や目的に合ったイベントスペースを探してみてはいかがでしょうか。お気に入りのスペースをSHOPCOUNTERで探してみてください。

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