公開日:2023年12月12日
更新日:2023年12月12日

【保存版】神泉エリアのポップアップストア出店ガイド

 渋谷駅から一駅離れた神泉駅は落ち着いた雰囲気とレトロな街並みが特徴的なエリア。近隣には評判の飲食店や隠れた名店もあり、グルメ好きや落ち着いて食事を楽しみたい大人を中心に、さまざまな人々が訪れています。本記事では渋谷からのアクセスに優れながらも、都会の喧騒から離れた雰囲気を形成する神泉駅エリアについて、紹介していきます。

3つのエリアで解説!神泉駅エリアの特徴
1.渋谷区の高級住宅街「松濤」
2.個性的な飲食店が充実
3.単身世帯の若年層に人気

目次

神泉駅エリアとは?
神泉駅エリアの成り立ち
神泉駅エリアのアクセス
神泉駅エリアの特徴
神泉駅エリアの通行者属性
神泉駅のおすすめスペース
神泉駅エリアのまとめ
この記事を読んでくれた方におすすめ

神泉駅エリアとは? 

 神泉駅のある渋谷区は、東京都23区の西南にある区域。神泉駅エリアは旧山手通りを境に、目黒区に近接しています。渋谷が徒歩圏内にあるだけでなく原宿や代官山、池尻大橋といった人気のエリアも徒歩圏内で訪れることができる、便利な街です。
 神泉駅の近隣は「裏渋谷」とも呼ばれており、おしゃれなお店やアパレルショップが軒を連ねています。また過去には芸者の街として栄えていた時代もあることから、その名残が見える料亭や古民家風のお店も存在しており、都会にありながらもレトロな雰囲気も味わえるでしょう。エリア内には渋谷区立松濤美術館や水車と池がある鍋島松濤公園もあり、企画展や桜の名所として人気です。
 神泉駅エリアは神泉駅を境目に、東側の円山町と西側の神泉町で雰囲気が大きく異なるのが特徴。駅の東側にある円山町は昔芸者の街でもあり、今では色町となっています。昔からある小料理店や旅館も点在しつつ、ライブハウスやクラブといった施設も存在し、今もなお賑わいを見せています。
 神泉駅から西側の神泉町は閑静な住宅街が広がり、落ち着いた雰囲気のあるエリア。単身者向けの住まいも多く、一人暮らしをするのにも適しています。また駅の南側を通る玉川通り近辺にはオフィスも立ち並んでいるため、オフィスワーカーも行き交うエリアです。

神泉駅エリアの成り立ち 

神泉の由来

 神泉駅にある「神泉」の由来は、かつて存在した泉にちなんで名づけられたと言われています。泉から湧き出る水を空鉢仙人が不老不死の薬を作るために用いたとされ(※1)、仙人ゆかりの泉から「神泉水」と呼ばれるようになりました。その名残から、地名や駅名として「神泉」が名づけられたのです。 神泉駅エリアはその昔は「神泉谷」と呼ばれており、昭和7年(1932年)に渋谷区が成立してから「神泉町」という町名に変更。現在もこの町名が使用されています。
(※1 江戸時代に刊行された「江戸砂子」に記載された記述)

神泉駅の歴史

 神泉駅が開業したのは、昭和8年(1933年)。帝都電鉄(現在の京王井の頭線)における駅として開業した後は合併や併合を経て、昭和23年(1948年)には併合された東急から分離。現在の井の頭線の駅となったのです。神泉駅はトンネルをくぐった先にあるため、地下鉄のような雰囲気を醸し出しています。しかし実際は地上にあるという、珍しい構造の駅です。
 このような駅構造になった背景は、渋谷が大小さまざまな丘や台地、坂道などで形成されており、繫華街のエリアがいわば谷底にあるからです。渋谷駅は低い位置にあることから移動する際には道玄坂に続く円山の下のトンネルを通る必要があるため、その結果地下鉄のような状況が続くようになりました。
 そのユニークな構造が評価され、神泉駅は2000年に「関東の駅百選」に認定されています。

近年の神泉駅エリア

 神泉駅のある渋谷区は昭和30年頃になると、高層ビルが次から次へと建設されて、商業地区としてだけでなくオフィス街も形成。昭和39年(1964年)のオリンピックを契機に道路の新設や拡張も行われ、街並みは急速に変化を遂げていきました。
 神泉駅東側の円山町は、1990年代のバブル崩壊後に芸者屋や料亭が衰退していき、商業ビルや若者の交流場所となるクラブやライブハウスなどが次々と建設されました。2000年前後になると神泉は渋谷とともにITベンチャーの発祥の地となり、多くのベンチャー企業が集結。神泉駅エリアの一部地域は時代とともに変化し続けています。

神泉駅エリアのアクセス

京王井の頭線の駅である神泉駅は、上りなら渋谷まで一駅。東京都内の主要な駅までは、多数の路線に乗り換えられる渋谷駅を経由すると良いでしょう。下りなら下北沢や明大前、吉祥寺まで一本で訪れることができます。

<乗降人数(2022年度の人数より)>

路線名人数
京王井の頭線10,194人(※2)

(※2 KEIO「鉄道事業概要」の1日の駅別乗降人員より)

<京王井の頭線の主な駅までの所要時間(目安)>

駅名所要時間
渋谷駅約2分
下北沢駅約5分
明大前駅約10分
吉祥寺駅約23分

<東京都内の主な駅までの所要時間(目安)>

駅名所要時間乗換回数
新宿駅約21分1回
池袋駅約27分1回
銀座駅約25分1回
東京駅約29分2回

神泉駅エリアの特徴

1.渋谷区の高級住宅街「松濤」

 神泉駅エリア内の松濤は、成城や田園調布と同様に「第一種低層住居専用地域」に指定されています。また、松濤1丁目~2丁目、神山町には200㎡以上の住宅しか建てられないというルールも同時に存在します。地価の高い松濤エリアにおいて、一定規模以上の住宅を建てられる層は富裕層と呼ばれる所得世帯であり、ゆえに渋谷区を代表する高級住宅街として現在も憧憬を抱かれています。

2.個性的な飲食店が充実

 神泉駅エリアには、オフィスワーカーがランチに通ったり、帰りに1人でもふらっと入れるカジュアルなバル形態の飲食店に加えて、高級住宅地の松濤が近いことから大人の雰囲気が漂うおしゃれな飲食店も勢ぞろい。裏渋谷通りや旧山手通り沿いにも人気店が集中しており、多彩なグルメが楽しめます。
 神泉駅エリアにはお店がコンパクトながらも隠れ家のような雰囲気の良いお店があるため、土日祝日はカップルのデートの終着地として選ばれることもしばしばあります。

3.単身世帯の若年層に人気

 渋谷から一駅かつ徒歩圏内の神泉駅エリアは繁華街から奥まったところにあるため、雰囲気が落ち着いていることから住みやすいと評判です。特に駅の東側にある神泉町は飲食店も少なく住宅地なうえに、犯罪発生件数が他のエリアよりも低く、安心して暮らせるのが魅力。渋谷への好アクセスも相まって、神泉駅エリアは単身世帯の若者から人気です。

神泉駅エリアの通行者属性

・道玄坂エリアに勤務するIT企業のオフィスワーカー
・飲食店に訪れる20代後半以降の世代
・飲食店に訪れる20代後半以降の世代

神泉駅エリアのおすすめイベントスペース

 神泉駅エリアのSHOPCOUNTER編集部おすすめの出店スペースをご紹介します。

玉川通り 路面イベントスペース

 神泉駅から徒歩7分、中目黒駅からバスでアクセス可能な場所に位置するイベントスペースです。広さは約60㎡で、内装は白を基調とした大変使用勝手の良いスペースです。玉川通り側はガラス張りになっているため、通行人の方へのアプローチも可能です。
 什器はハンガーラックや全身鏡、展示棚、試着室の仕切りなど、アパレルに必要な什器は一通り揃っています。周辺は、オフィスワーカーの通行が多いため、展示会利用だけでなく食物販の販売場所としてご利用いただくイベントにも適しています。

神泉駅エリアのまとめ

 神泉駅エリアは、モダンな建築物や大型商業施設に囲まれた都内の都市と一線を画し、歴史的建造物と景観条例によって調和した住宅地が形成する唯一無二の空間が広がるエリアです。古都「神泉」で商材や目的に合ったイベントスペースを探してみてはいかがでしょうか。お気に入りのスペースをSHOPCOUNTERで探してみてください。

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