世田谷区は、高級住宅街をはじめ静かな住宅街が広がるだけでなく、商業地域や自然もあり、知名度・人気ともに抜群で東京都23区内において最も人口が多いエリアです。住みたい街ランキングでも常に上位に位置する世田谷区について、5つにエリアを区分して、ポップアップストア出店に向けた特徴を紹介していきます。
世田谷区とは?
世田谷区の成り立ち
世田谷区のアクセス
世田谷区のエリア別特徴
世田谷区のおすすめスペース
世田谷区のまとめ
この記事を読んでくれた方におすすめ
世田谷区の基本データ | |
総面積 | 58.049平方キロメートル(2023年11月地点) |
人口数 | 918,769人(2023年11月地点) |
世帯数 | 496,636世帯(2023年11月地点) |
世田谷区の各地域 | 世田谷地域 、北沢地域 、玉川地域 、砧地域、烏山地域 |
世田谷区は、東京都の南西部にある特別区の一つ。面積は約58.05平方キロメートルに及び、東京都23区内では大田区についで2番目の広さを誇ります。人口は約92万人で、23区の中でも1位となる人数が住んでいる地域です。世田谷区は明治末期以降から開通した各鉄道と関東大震災後の移住により、住宅地とともに商店街などが形成され、今日に至るまで発展してきました。
広大な世田谷区は大きく分けて5つのエリアに分かれています。
・世田谷地域
・北沢地域
・玉川地域
・砧地域
・烏山地域
世田谷区は成城をはじめとした高級住宅街があるだけではなく、各地域で異なる表情を持っているのが特徴。
三軒茶屋や下北沢のように若者が集う街もあれば、駒沢オリンピック公園や砧公園、等々力渓谷など自然が多くゆったりとしているエリア、住宅街に伴う形の商業エリアもあります。また住宅街ならではの落ち着いた雰囲気と都会らしい洗練された雰囲気を併せ持つため、若者からファミリー層まで幅広い年代で人気となっているエリアです。
世田谷区は、三万年ほど前から人が住んでいたと言われている地域。そのことを裏付けるように、東京都23区の中でも指折りの遺跡密集地である世田谷区の各地域からは、多岐に渡る年代の遺跡が見つかっております。現代における世田谷区の区役所がある地域は中世の頃から多くの道が通っており、当時から重要な地点の1つでした。
昭和2年(1927)開業の小田原急行鉄道に加えて、現代における京王線や京王井の頭線、東急大井町線といった数々の鉄道が整備されていきました。さらに関東大震災後に人々が移住したこととあわせて、世田谷区は昭和初期まで鉄道の沿線に住宅地が次々と形成されていったのです。
昭和7年(1932年)になると東京市が拡大し、世田谷は世田ヶ谷町が中心となって4町村が合併することで世田谷区となりました。4年後の昭和11年(1936年)には北多摩軍の砧村と千歳村が編入し、現代における世田谷区の規模となったのです。
また鉄道の整備と住宅地が形成されたことで商業も発展していき、下北沢や祖師ヶ谷大蔵などの駅前に商店街も誕生しました。
第二次世界大戦後になると、世田谷の住宅地化はさらに加速。昭和30年代から40年代には大規模な団地が作られたうえ、東京オリンピックに伴い公園や道路などの整備も実施されたことで急激な都市化が進みます。
その結果、人口は昭和35年(1960年)には約65万人となり、平成27年(2015年)にはついに90万人を上回ったのです。人口増加に比例して各駅では駅前を中心にお店が次々と作られていき、今日のように各地で賑わう商店街が世田谷区に生まれていきました。
世田谷区は東京都23区内では珍しい、地下鉄やJRが通っていないエリア。さまざまな路線が通っているものの、世田谷区は特に電車での南北の移動がしづらい側面があります。一方で、渋谷区や調布市など東西へのアクセス利便性は高いです。
区内主要駅の乗車人数 | ||||
駅名 | 下北沢(※1)(※2) | 明大前(※1) | 三軒茶屋(※3) | 二子玉川(※3) |
乗車人数 | 214,253人(京王井の頭線102,137人+小田急小田原線112,116人) | 86,228人(京王線48,752人+京王井の頭線37,476人) | 229,556人{東急田園都市線124,990人+世田谷線(全線)104,566人} | 133,086人(東急田園都市線85,176人+東急大井町線47,910人) |
(※1:KEIO「鉄道事業概要」より。2022年度1日の駅別乗降人員)
(※2:odakyu「鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか」より。2022年度の1日平均乗降人数)
(※3:東急電鉄「2022年度乗降人員」より。)
世田谷区内の鉄道路線 | |||||
鉄道会社名 | 路線名 | 下北沢駅 | 明大前駅 | 三軒茶屋駅 | 二子玉川駅 |
京王電鉄 | 京王線 | – | ○ | – | – |
京王井の頭線 | ○ | ○ | – | – | |
小田急電鉄 | 小田急小田原線 | ○ | – | – | – |
東急電鉄 | 東急田園都市線 | – | – | ○ | ○ |
東急世田谷線 | – | – | ○ | – | |
東急大井町線 | – | – | – | ○ | |
東急目黒線 | – | – | – | – | |
東急東横線 | – | – | – | – |
世田谷区の東部にある世田谷地域は区役所があることから、区における行政の中心地。商業ビルのキャロットタワーが有名な三軒茶屋や経堂、世田谷といった街があり、区内で一番人口が多いです。
住宅街ではあるものの、三軒茶屋をはじめとする各駅周辺には商店街や繁華街があることから、若者が多くいるのが特徴。渋谷をはじめ都心から近いこともあり、20代から30代の単身世帯が多く住んでいます。
北東部の北沢地域は小田急小田原線や京王線、京王井の頭線が通っており、交通アクセスに優れた地域。下北沢や梅ヶ丘、代沢などの街があり、閑静な住宅街でありながらも商業地として盛り上がりを見せているエリアです。
特にサブカルチャーの聖地として有名な下北沢は、若者を中心に多くの人たちの心を掴んで放しません。商店街は下北沢だけでなく、鉄道が行き交う明大前や下高井戸、豪徳寺にもあり、地域一丸となって賑わいを見せています。
東京23区内で若者が集うサブカルチャーの街として認知されている下北沢駅エリアを紹介しています。
東南部にある玉川地域は、東急大井町線や東急田園都市線、東急東横線が通る閑静な住宅街。23区内でただ一つの渓谷・等々力渓谷をはじめ、自然が多くある緑豊かなため、東京都内にいながら新鮮な空気が味わえます。
玉川地域には等々力や奥沢、尾山台、上野毛といった高級住宅街があるだけでなく、再開発が進められている二子玉川もあるのが特徴。駅周辺にはさまざまな商業施設が集まっているだけでなく、神奈川県と結ぶエリアとして進化を続けています。
その他にもサザエさんの町として有名な桜新町や野毛大塚古墳をはじめ歴史を感じられるスポットも多数あるため、玉川地域は新しさと古く懐かしい雰囲気が入り交じったエリアでもあります。
西部にある砧地域は、砧をはじめ喜多見や祖師谷、船橋、高級住宅街として名高い成城が位置します。住宅街が広がるだけでなく、住宅と農地が混成されたエリアでもあり、自然と調和したのどかな雰囲気を東京にいながら楽しめます。
砧地域は映画の撮影所や世田谷美術館などの教養・文化に関する施設も多数あることから、文化的な側面も持ち合わせているエリアです。
北西部にある烏山地域には、八幡山や南烏山、上祖師谷、粕谷などがあります。世田谷区の中心からは離れているものの、地域の東西には京王線が通っており、新宿などの都心部や八王子などへのアクセスに優れているエリアです。
中央に位置する千歳烏山駅周辺は賑わいがあり、買い物やグルメを目当てに訪れる方もいます。千歳烏山は世田谷区内にありながらも手頃な家賃が魅力で、学生も多く居住するエリアです。
池袋駅エリアのSHOPCOUNTER編集部おすすめの出店スペースをご紹介します。
2019年にオープンした下北線路街空き地。古着や雑貨をはじめ、個性豊かな店舗が終結した「ホリデーマーケット」や「下北沢マーケットキャラバン」など様々なイベントを開催しています。
平日の昼は地元の方を中心にファミリー層が多く、土日祝は地元の方だけでなく、10代~30代の方を中心に来場しており、賑わっています。
2015年にオープンした二子玉川 蔦屋家電。店内を「人文、衣、食、住、デザイン、旅行」の6エリアに分けて、家電に関連する書籍、雑貨をディスプレイ、また各分野のプロフェッショナルであるコンシェルジュが常駐している生活提案型の施設です。
ブランドプロモーションとして商品のディスプレイと合わせて、ブランドの世界観をギャラリー壁面全体で表現を行うイベントでの利用におすすめです。
5つのエリアで構成される世田谷区。三軒茶屋を中心に繁華街が点在する世田谷エリア、下北沢を中心とした北沢エリア、閑静な住宅街と再開発が進む玉川エリア、高級住宅街が構える砧エリア、そして学生も多く居住する千歳烏山が位置する烏山エリア。
お気に入りのスペースをSHOPCOUNTERで探してみてください。
「SHOPCOUNTER」は、ポップアップストア・催事・展示会などの出店/出展場所の予約がオンライン上でできるプラットフォームです。ショッピングモール、スーパーマーケット、百貨店、商店街、駅ナカ、オフィスビル、撮影スタジオ、展示会場など様々な商業スペースの検索・予約が可能です。
今すぐお探しでない方もアカウント作成 することで、新着やおすすめスペース等のお役立ち情報を受け取ることができますので、ぜひご登録ください。
2023年11月19日
2023年12月22日
2023年12月12日
2024年9月6日
2022年5月10日
2019年9月5日
2023年5月22日
2024年4月16日
2016年5月12日
2024年10月13日
2020年2月14日
2024年6月23日
2024年9月26日
2024年4月7日
2024年7月16日
2024年9月7日