公開日:2023年11月19日
更新日:2023年12月5日

【保存版】下北沢駅エリアのポップアップストア出店ガイド

東京23区内で若者が集うサブカルチャーの街として認知されている下北沢駅エリア。駅周辺には複数の商店街に加え、近年は新しい商業施設が続々とオープンしています。飲食やショッピングでも常に人気店舗が出現する下北沢駅エリアについて、ポップアップストアや短期出店においておすすめのポイントとスペースについて紹介していきます。

目次

下北沢駅エリアとは?
下北沢駅エリアの成り立ち
下北沢駅エリアのアクセス
下北沢駅エリアの特徴
下北沢駅エリアの通行者属性
下北沢駅エリアのおすすめスペース
下北沢駅エリアのまとめ

下北沢駅エリアとは?

 東京23区の南西部に位置する世田谷区において、北東・都心部寄りの北沢地域に位置する下北沢駅エリア。通称「シモキタ」とも呼ばれている下北沢駅エリアは、渋谷や吉祥寺、新宿といった東京の主要な駅とのアクセスに優れており、若い世代を中心に多くの方々が訪れています。

 ショッピングスポットとして人気の下北沢駅エリアは、大手のお店だけでなく6つの商店街がある街です。小さいながらも個性と活気あふれるお店がひしめき合い、他の街にはない独特の雰囲気が訪れる人々の心を掴んで放しません。
駅から少し歩けば閑静な住宅街が広がりつつ公園やお寺もあるため、ショッピングに加えてゆったり散歩も楽しめるエリアとなっています。

 下北沢駅エリアは飲食店が豊富なのも魅力の一つ。イベントも開催されるほど人気のカレー店やおしゃれな内装のカフェ、レトロな喫茶店をはじめディープなお店が勢ぞろい。さらにミシュランガイドの掲載店などもあり、多彩な飲食店が立ち並びます。
 飲食店だけでなく、下北沢駅エリアはサブカルチャーや文化の拠点として名高い街です。雑貨店や古着店、ライブハウスに小規模な劇場などがあり、独自の文化を形成しています。

下北沢駅エリアの成り立ち

下北沢駅エリアの歴史

 下北沢駅のある世田谷区は、3万年ほど前から人が住んでいたとされている地域。江戸時代以降は、農業地域として発展していきました。

 世田谷区に下北沢駅が開設されたのは、昭和2年に小田原急行鉄道(現在の小田急小田原線)が開通した時です。その後、昭和8年(1933年)には帝都電鉄(現在の京王井の頭線)が開通して人口が増加し、下北沢駅周辺は農業地域から商業地へと成長を遂げていきました。

 第二次世界大戦後は、空襲の被害が多かった地域の方々が比較的被害が少なかった下北沢に移り住んだことで、商業地としてさらに発展していったのです。昭和40年代になると下北沢駅前ビルを筆頭にさまざまな建物が開発され、人口増加に伴い駅前を中心にお店が立ち並び、下北沢の商店街や街並みが完成していきました。

2線で1つの駅だった下北沢駅

 下北沢の発展を支えてきた下北沢駅は、2019年のリニューアル以前は小田急小田原線と京王井の頭線と異なる路線でありながらも1つの駅を共有しており、それぞれを行き来することができた珍しい駅でした。

 沿線を超えた通行が可能だった理由は、2つの鉄道が同じ会社であった時期があったからです。第二次世界大戦中に現在の小田急小田原線と京王井の頭線が合併し、戦後の昭和23年(1948年)に異なる事業者として分割されました。その際一つになった駅の構造は簡単には変えられなかったため、近年まで2線で1つの駅を共有していたのです。

 戦後利用者が増加していった小田急小田原線は、混雑さと開かずの踏切問題を解決すべく、電車を地上から地下に潜らせて複々線化を実行。駅舎のリニューアルに合わせて2つの駅が完全に分離し、2019年の春に現在の新しい下北沢駅舎が誕生しました。

 現在の下北沢駅は乗り換える際に改札を二度くぐらなければならないものの、街が行き来しやすくなり利便性が向上。線路だった場所には新たな施設がオープンし、下北沢の新名所として注目を集めています。

「下北沢」の由来

 東京でも屈指の繁華街である下北沢ですが、実は現在「下北沢」と付いた地名は存在しません。過去には「下北沢村」がありましたが現代では町名では存在せず、世田谷区の北沢エリアを指す言葉として使われています。

 「下北沢」の名前の由来は諸説あり、沢が多くあった武蔵野台地における北側の下流だから「下北沢」と付いた説や、目黒川の支流である北沢川の下流にあるから「下北沢」と名付けられた説などがあります。

下北沢駅エリアのアクセス

 下北沢駅は小田急小田原線と京王井の頭線の2線が乗り入れており、新宿や渋谷をはじめ東京都内の各主要都市にもアクセスしやすいのが特徴。乗り換えなしで新宿や渋谷に訪れることができるため、通勤・通学や遊びに訪れる際も便利です。

<乗降人数(2022年度)>

路線名人数
小田急小田原線112,116人(※1)
京王井の頭線102,137人(※2)

(※1:odakyu「鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか」より。)
(※2:KEIO「鉄道事業概要」より。)

<小田急小田原線の主な駅までの所要時間(目安)>

駅名所要時間
新宿駅約10分
町田駅約25分

<京王井の頭線の主な駅までの所要時間(目安)>

駅名所要時間
渋谷駅約5分
明大前駅約2分
吉祥寺駅約15分

下北沢駅エリアの特徴

1.商店街と新規商業施設が併存

 下北沢駅周辺には、下記6つの商店街があります。

・下北沢一番街商店街
・下北沢南口商店街
・しもきた商店街
・あずま通り商店街
・代沢通り共栄会
・下北沢南口ピュアロード

 個性豊かなお店が立ち並ぶ商店街だけでなく、下北沢駅エリアには新しい商業施設が次々と誕生。

・シモキタエキウエ
・ミカン下北
・BONUS TRACK(ボーナストラック)
・NANSEI PLUS(ナンセイプラス)

 下北沢は商店街のレトロで懐かしい雰囲気やディープさが楽しめるだけでなく、新名所ならではの新しさや活気も一緒に見て回れるのが魅力です。

2.サブカルチャーの聖地

 下北沢駅はサブカルチャーでも賑わいを見せるエリア。演劇の文化が根付いており、有名な本多劇場やレトロな外観が特徴的なザ・スズナリといった個性あふれる小劇場が数々あります。
 劇場に加えてライブハウスやレコード店も数々立ち並び、街では定期的に音楽イベントも開催。その他にも古着屋やインテリア店、小さな映画館をはじめ多彩なお店があるだけでなく、下北沢駅周辺にはアーティストや劇団員なども行き交っており、サブカルチャーの空気をとことん味わえます。

3.お店がエリアに密集している

 買い物に便利な商業施設や個人のお店など、買い物環境が充実した下北沢駅エリアは、お店がエリアに密集しているのが特徴。個性豊かなお店がひしめき合うため、他にはない雰囲気が味わえるでしょう。下北沢の各店舗は駅周辺に集まっていることからお店からお店への移動がしやすく、子連れファミリーの方も気軽に買い物が楽しめます。

下北沢駅エリアの通行者属性

平日
・近隣住民
・買い物や飲食のために訪れる若い世代
・近隣大学に通う学生
・外国人観光客
土日
・買い物や飲食のために訪れる若い世代
・外国人観光客

下北沢駅エリアのおすすめイベントスペース

 下北沢駅エリアのSHOPCOUNTER編集部おすすめの出店スペースをご紹介します。
ポップアップストアの出店が「初めての方々向け」、「出店経験ありの方々」それぞれに適したスペースをぜひご覧ください。

「初めての方々向け」

 ポップアップストアを1度やってみたい、低予算で出店してみたい方々向けのおすすめスペースです。

下北沢駅3分 路面イベントスペース

スペース内観

 下北沢駅南西口より徒歩3分にあるレンタルスペースです。全面ガラス張りの正面からは自然光が入り、素材違いの白壁が2パターン設置されています。常時貸出可能な設備や什器も完備されており、下北沢駅エリアでの初出店におすすめです。

「出店経験ありの方々向け」

 ポップアップストアの運用体制が整っていて、月1回以上のペースで短期出店している方々向けのおすすめスペースです。

下北沢駅直結 レンタルスタジオ

駅直結 イベントスペース

 下北沢駅直結の複合施設の2階デッキの入り口を入ってすぐ右手に位置するスペース。什器や在庫の搬入に使用可能な駐車スペースも完備。ビンテージ家具の追加レンタルなど、準備が大変なポップアップイベントをスムーズに行うことができるようオプションプランを豊富に用意されています。

下北沢駅エリアのまとめ

 サブカルチャーの街として発展してきた下北沢。近年は駅前の再開発による商業施設のリニューアルや外国人観光客の訪問など新たな要素も出現しています。
 世田谷を代表する街でピッタリのスペースを見つけてみてください。

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