公開日:2023年12月5日
更新日:2024年4月21日

「オフィスビル」のイベント利用メリットとイベント事例

ポップアップストアの開催場所としての活用が広がっているオフィスビル。本記事では、事例を交えながら、オフィスビル内でのポップアップストア出店スペース、おすすめの商材・開催形式に加え、SHOPCOUNTERから問い合わせ可能なオフィスビルスペースの紹介をいたします。 


記事のポイント

1.出店費用がリーズナブル
2.平日でも一定の通行量が期待できる
3.ピークタイムが一定でシフトが組みやすい


目次

オフィスビルとは?
オフィスビルでポップアップストアが展開可能なスペース
オフィスビルの特徴
オフィスビルでおすすめの商材、開催形式
まとめ

オフィスビルとは?

 「オフィスビル」は、事務所・業務に使用される用途の建物部分が多く占める建物のことを指します。商業地区やビジネス地区などに位置していることが一般的です。
 オフィスビルには、執務スペースだけでなく、会議室、受付ロビーエントランス、共有設備(キッチン、トイレなど)、エレベーターや階段、駐車場なども付随しており、ビジネスが円滑に運営できるように、必要なインフラストラクチャーや施設を提供することを目的としています。
 オフィスビルの規模は、ザイマックス総研の研究調査「オフィスピラミッド 2023」においては、延床からの算出で延床5,000坪以上を大規模、延床300~5,000坪を中小規模と定義されています。東京23区内のオフィスビル賃貸面積ベースでは、大規模オフィスビルが54%と中小規模のオフィスビルをやや上回っています。
 次パートではオフィスビルの規模に応じたポップアップストアが展開可能なスペースについて解説していきます。

オフィスビルでポップアップストアが展開可能なスペース

 オフィスビルでのポップアップストア展開は主に3つの建物内スペースで出店可能です。

ロビー/エントランス(大規模スペース/50㎡以上)

 大規模なオフィスビルでは、広い受付ロビー/エントランスが出迎えてくれるケースが多くあります。ロビは/エントランスはオフィスビル内で最も多く多様な人流が生まれるスペースです。
 このスペースを利用したイベントとして、マルシェ形式のイベントが挙げられます。一定のテーマのもとに複数の店舗が一同に介する販売形式を取ることで、広いロビー/エントランス内でも一定の視認性を確保し、イベントの成果につなげることができます。

ロビースペースで開催されたマルシェの風景

店舗用の空き区画(小中規模スペース/30㎡~50㎡)

 特に大規模~中規模のオフィスビル内には、執務エリアの他に商業区画を備えているケースがあります。日用品を揃えた大手コンビニ、ランチ需要向けの飲食店、カフェなど店舗数や業態も様々です。
 しかし、新規のオフィスビルでは移転受け入れ時にすべての店舗がオープンしていなかったり、リニューアル前の改修工事等で商業区画のスペースが空き区画となってしまうケースがあります。
 このような空き区画スペースを利用して、ポップアップストアを開催することも可能です。

小中規模のスペースで開催されたイベント風景

エレベーター前やエスカレータ横の空きスペース(小スペース/2㎡~10㎡)

 エレベーター前やエスカレーター横のちょっとした遊休スペースもポップアップストアの出店が可能な場合があります。ショッピングセンターでも同様の催事イベントスペースが存在するように、エレベーター前やエスカレーター前は人流が発生するスペースです。
 長机1~2台分の省スペースでのポップアップストア出店は場所を取らない嗜好品(コーヒーや紅茶パック等)のポップアップストア販売に適しています。

小スペースでのイベント風景

オフィスビルの特徴

 オフィスビル内のイベントスペースには次のような特徴があります。

1.出店費用がリーズナブル

 イベントスペース賃料が収入における割合を一定占める構造である商業施設に比べ、オフィスビルは入居しているオフィスのテナント企業、そしてその企業に勤めるオフィスワーカ向けの福利厚生としての機能をポップアップストア出店に求めています。
 上記に加え、平日のみの出店となるケースが多いため、出店費用がリーズナブルなスペースがいです。

2.平日でも一定の通行量が期待できる

 ショッピングセンターや百貨店などの商業施設は、平日より土日祝日の通行量が多いスペースですが、オフィスビルは平日の通行量が安定しているスペースです。その点では駅構内と類似していますが、駅構内では足早な通行客が多いのに対して、オフィスビル内ではランチタイム、退勤時間においては比較的ゆっくりと来店する時間も確保できるシーンもあるため、説明商材でもアピールする機会の確保が可能です。

3.ピークタイムが一定でシフトが組みやすい

 オフィスビルのピークタイムは主にランチタイム(11時~13時)と退勤時間帯(17時~19時)に二分されます。
 ピークタイムの想定ができれば、その時間帯に二人体制にする、商品のタイムセールを実施する等の調整がしやすく、出店費用以外の見えない出店コストの削減につながります。

オフィスビルでおすすめの商材、開催形式

体験型PRイベント

 服飾雑貨(男性向けオーダースーツや女性向けセミオーダーパンプス等)の試着やマッサージなどのリラクゼーションの体験イベントは、1回限りの出店ないしその場ですべて完結させることを目的としないことで有効な開催形式となります。
 例えば、オフィスビル近辺に実店舗があるならば、平日にイベントで簡易的な体験をしてもらい、後日来店いただく動機作りをする、もしくはECの送料無料クーポンといった特典をイベントにて配布し、イベント後にサービス体験・購入いただく形式が有効です。 

食物販イベント(ちょっとリッチな嗜好品)

 気分転換で通常と異なるお菓子類、コーヒー、紅茶などの嗜好品を欲しているオフィスワーカーにとって、遠出せずとも非日常のシーンを演出できるアイテムと出会えるのがオフィスビル内のポップアップストアです。
 毎週、火曜日に〇〇屋さんが出店するので出社するといったアンケート結果も取得しているオフィスビルもあり、ブランドのファン作りにも効果が見られます。

物販イベント(手土産になる地方特産品やトレンドアイテム)

 オフィスビル内では入社や昇進祝い、退職時の労い等、様々な歓送迎のシーンがあり、プチギフトの需要があります。
 また、取引先への手土産として地方特産品やトレンドアイテムがあるとその場で購入いただけるケースもあります。

まとめ

 オフィスビルは商業施設と比較して、平日の通行量、スペース費用を含む出店コストのリーズナブルさにおいて優位なポイントも挙げられる隠れた優良ポップアップストア出店スペースです。
 平日の出店先に困っている、オフィスワーカーにアプローチしたい商品・サービスがある出店者さまはぜひ1度SHOPCOUNTERにてオフィスビルのイベントスペースをご覧ください。

オフィス街エリアの解説記事

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