公開日:2017年2月9日
更新日:2024年10月22日

路面店舗だけじゃない!ポップアップストアの新しい5つの出店形態

ポップアップストアは、路面スペースを活用して商品を販売するだけでなく、移動店舗での販売や既存店舗とのコラボレーションなど、様々な出店形態があります。そこでこの記事では、ポップアップストアの新しい出店形態を、5つの種類に分けてご紹介します。

EC事業者を中心に、注目が集まる「ポップアップストア」。

固定費がかからず、週末だけなど短期間の出店ができる最近人気の出店方法です。

また、その場での販売以外にも、プロモーションやお客様との対面コミュニケーションなど、販売以外の目的でポップアップストアを活用する事例も増えてきました。

そこでこの記事では、ポップアップストアの新しい出店形態を、5つの種類に分けてご紹介します。

1.移動型販売:小回りのきく出店形態

トラックに商品を積み、停車したところをたちまちショップ空間にしてしまうファッショントラックは、欧米を中心に広がりを見せている出店形態です。

日本でもランチタイムにだけ現れるキッチンカーやパンを利用した移動販売のように、洋服やアクセサリーを路上で販売するスタイルです。

お店でお客様を待つのではなく、季節や時間帯にあわせてターゲット層が集まる場所に出店できるため、効率的にアプローチすることができます。

【参考記事】

欧米で注目の小売トレンド “ファッショントラック”とは?

自分たちからお客様へ会いに行く!話題のファッショントラック・SUPERTHANKS BOXとは?

2.マーケット出店:少額で相互送客できる一石二鳥な出店形態

人通りの多いところにある魅力的なポップアップスペースを見つけても、小さなブランドにとっては広すぎたり高すぎたりして、借りるのが難しい場合もあります。

そんなときは世界観が近いブランドと一緒にマーケット形式で出店することで、1店舗あたりの負担を減らすだけでなくお互いに送客しあえるという利点もあります。

まずは、既存のマーケットイベントに出店してみるのもおすすめです。

【参考記事】

出店におすすめ!東京近郊のフリーマーケットまとめ

単独では難しいリアルショップ出店は、複数店舗で集まってマーケットイベントに! / Cubic. Market

3.既存店舗とのコラボレーション:相互送客など、相乗効果を期待

最近ではカフェやショップの中でポップアップストアを開催する「ショップ・イン・ショップ」という形態も増えてきました。

出店側にとっては安定した集客を見込むことができ、既存店舗にとっては新規顧客を取り込むことができるため、ポップアップ専用のスペースをつくるショップやカフェもあるほどです。

お互いのブランドイメージや、コンセプトにあった企画の切り口がポイントになります。

【参考記事】

服屋以外で、服を売る。ALL YOURSが仕掛ける新しいポップアップストアのあり方

世界観を作り込んだ「ポップアップギャラリー」を通して、ブランドコンセプトを伝える/KEI

4.曜日限定で毎週同じ場所に出店:リピーターの醸成に最適

エリアを変えて出店しやすいという点は、ポップアップストアのメリットですが、ブランドが成長するにつれて「ここに行けば商品を見られる」という核になる店舗も必要になってきます。

そこで、常設店舗を出す前に試したいのが、曜日限定で毎週同じスペースに出店するという方法です。

実物を見ていただくだけではなく、コーディネートの相談や商品へのお問い合わせなど、リアルの場があることで、より深いコミュニケーションをとることができます。

【参考記事】

並べるのはたったの5品。”作り手の思いを伝える場所”をもつことの意味/Of the Shop

毎週土曜日限定のショールームを通して商品体験を / andu amet

5. トークイベント型体験会:ブランドのフィロソフィーを伝え、体験してもらう

これから認知度を高めていきたいブランドにおすすめなのが、イベント型体験会です。

トークイベントやワークショップを通して、ブランドのコンセプトに共感してもらい、その上で商品を試していただくことで、初期のコアなファンを作ることができます。

また、ポップアップストアと異なり、事前にイベント参加のためのチケット購入や申し込みをしてもらうため、イベント当日に集客への不安をもたずにすむというメリットもあります。

【参考記事】

1日限りのポップアップイベントを通して新しい “ブランド体験”を / Maki & Mpho

「かおノート」シリーズ100万部突破を記念して初のイベントを開催 / コクヨのえほん

コミュニケーションを目的としたポップアップストアで、コアなファンを増やす!

「ポップアップストア」というと、イメージするのは人通りの多い路面店で、通りがかった人にアプローチする手法が多いのではないでしょうか。

しかし、路面スペースでも人通りが多いところは極一部で利用料金も高いため、小規模なブランドが出店するのは難しいものです。

そこで、ご紹介した5つの出店形態のように、路面店での販売以外のかたちで出店することで、小さなブランドでもお客様との接点を持ちやすくなります。

SHOPCOUNTERでは、お店の一部を利用可能なスペースのまとめや、時間単位で借りられるスペースのまとめもご紹介しています。

チャレンジしたい出店形態に合わせて、ぴったりのスペースを見つけてください。


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