公開日:2023年12月20日
更新日:2024年10月12日

【保存版】上野駅エリアのポップアップ出店ガイド

 上野駅エリアは歴史と文化が共存している下町で、観光地としても人気があるエリアです。本記事では、交通の利便性が高い上野駅エリアのアクセスや特徴などとともに、上野駅エリアのおすすめイベントスペースを紹介していきます。

3つのエリアで解説!上野駅エリアの特徴
1. 行政や教育機関も立ち並ぶオフィス街「東側エリア」
2.日本最古の公共施設を構える「西側エリア」
3.アメ横商店街が有名な繁華街「南側エリア」

目次

上野駅エリアとは?
上野駅エリアの成り立ち
上野駅エリアのアクセス
上野駅エリアの特徴
上野駅エリアの通行者属性
上野駅のおすすめスペース
上野駅エリアのまとめ
この記事を読んでくれた方におすすめ

上野駅エリアとは?

 上野駅エリアとは、東京都台東区の中央西部にある上野駅を中心としたエリアです。台東区は東京23区のほぼ中央にあり、北側は荒川区、東は隅田川を挟んで墨田区、南は中央区千代田区、西は文京区となっています。

上野駅エリアの概要

 上野駅エリアは、駅を基点として「東側エリア」「西側エリア」「南側エリア」に分けられます。
 東側エリアはオフィス街と住宅街、西側エリアは高台の公園、南側エリアは繁華街です。

東京都台東区の人口データ(2023年10月1日時点)
人口数男女比世帯数0-19歳20-59歳60歳以上
211,483人5:5132,692世帯11%63%26%

 上野駅エリアの居住者は少なく、台東区全体の4%ほどとなっています。

エリアの中心となる上野駅

 エリアの中心となる上野駅は、東京の主要駅です。
JRの駅舎は立体的な構造で出口が多数あり、東側エリアへは「正面玄関口」「浅草口」、西側エリアへは「公園口」「山下口」、南側エリアへは「不忍口」「広小路口」が近い出口となっています。
 電車や新幹線を利用する人のほかにも、駅ビル「アトレ上野」や、駅ナカ「エキュート上野」で買い物や食事を楽しむ人も多いのが特徴です。 東京メトロの上野駅へは連絡通路があるため乗り換えがしやすく、西側エリアの「京成上野駅」も少し距離はありますが地下通路で行き来が可能です。
 また、徒歩圏内にも、隣駅や他路線の駅が多数あります。

上野駅から徒歩圏内の駅
JR御徒町駅・鶯谷駅
都営地下鉄大江戸線上野御徒町駅・新御徒町駅
東京メトロ日比谷線仲御徒町駅
東京メトロ銀座線稲荷町駅・上野広小路駅
つくばエクスプレス新御徒町駅

上野駅エリアの成り立ち 

 江戸時代の上野駅エリアは、人が少ない地域でした。江戸幕府が倒され明治時代になると、江戸は「東京」に改称され東京府となったのです。
 1873年に上野恩賜公園が開園、その後公園内に開かれた博物館の付属施設として、日本で最初の動物園「上野動物園」が開園しました。
 1874年には、日本鉄道(現在はJRの一部)上野~熊谷間が開業し、上野駅は「北の玄関口」と呼ばれるターミナル駅になったのです。
 1923年に起きた関東大震災の復興に合わせて、JR山手線の環状運転開始や、上野~浅草間で日本初の地下鉄が開通、「京成上野駅」が開業するなど交通網が発達していきます。1945年の東京大空襲では上野駅エリアも標的となり、大きな被害を受けました。
 戦後にできた闇市が発展してできたのが「上野アメ横商店街」です。その後、35に分かれていた区が整理統合されて台東区となります。
 1972年には日本と中国の国交が結ばれました。友好のシンボルとして贈られた2頭のジャイアントパンダが上野動物園にて一般公開されると、一躍大ブームとなったのです。1986年には日本で初めてジャイアントパンダの繁殖に成功し、現在は上野動物園生まれのパンダと中国から貸与されたパンダのどちらも公開されています。
 近年では南側エリア南端の上野広小路駅周辺が東京マラソンのコースに追加されるなど、今後も来街者の増加が期待されるエリアです。

上野駅エリアのアクセス

 上野駅はJR東日本(東日本旅客鉄道)と東京メトロ(東京地下鉄)の2駅と、少し離れた上野公園側に「京成上野駅」があります。

1日あたりの平均乗車人員
上野駅(JR)147,777人(乗車のみ)13位(2022年度
上野駅(東京メトロ)162,861人(乗車+降車)8位(2022年度
京成上野駅(京成)20,906人(乗車+降車)9位(2022年度

JR

JRは多数の在来線のほかに、新幹線も乗り入れています。

<在来線>

  • 宇都宮線(東北線)
  • 高崎線
  • 京浜東北線・根岸線
  • 山手線
  • 常磐線(快速)
  • 上野東京ライン

<新幹線>

  • 東北・北海道新幹線
  • 秋田新幹線
  • 山形新幹線
  • 上越新幹線
  • 北陸新幹線

東京メトロ

 東京メトロは、日比谷線と銀座線の2路線が乗り入れています。
 日比谷線は六本木・銀座・秋葉原などに停車するほか、中目黒から東急東横線直通で神奈川方面、北千住から東武スカイツリーライン直通で埼玉方面に向かいます。
 銀座線は渋谷・新橋・銀座・浅草などに停車しますが、他路線との相互直通運転はありません。

京成

 上野駅から徒歩5分ほどの場所に、京成電鉄の「京成上野駅」があります。
 23区東部から千葉県北部方面を走る路線で、空港特急「スカイライナー」を利用すれば成田空港まで短時間でアクセス可能です。

京成電鉄のおすすめスペース

京成電鉄路線の駅ナカスペースまとめ

東京都内⇔成田空港への旅客輸送を行っており、インバウンド客の利用が見込めます。また、アクセス抜群な駅ナカスペースを紹介しております。

詳細はこちら

上野駅からのアクセス時間

 上野駅からは多数の路線が利用できるため、東京都内や近郊の主要駅まで30分以内でアクセスできます。

上野駅からのアクセス時間
東京東京駅5分
新橋駅10分
品川駅13分
池袋駅17分
新宿駅21分
渋谷駅30分
埼玉大宮駅26分
神奈川川崎駅23分
横浜駅31分

上野駅エリアの特徴

 エリアごとに雰囲気が変わる上野駅エリアの特徴を紹介します。

1.行政や教育機関も立ち並ぶオフィス街「東側エリア」

 東側エリアは、駅の東側を縦断する「昭和通り(国道4号線)」沿いや、上野駅から東に向かう「浅草通り」沿いを中心にテナントビルが多く立ち並ぶオフィス街です。昭和通りを越えると、テナントビルのほかにマンションが多い住宅街となっています。台東区役所や上野警察署などの官公庁のほか、私立の中学校・高等学校・大学があるため、地域住民や学生の往来も多い地域です。
 浅草通り沿いには「下谷神社」があり、神前結婚式を執り行っているほか、初詣や七五三で多くの参拝客が訪れます。また、東京メトロ銀座線の稲荷町駅があり、上野駅から徒歩10分ほどです。
 浅草通りの南側はビジネスホテルやカプセルホテルが多く集まっており、ビジネスパーソンのほかに観光客の往来もあります。韓国料理店や食材店が集まった「東上野コリアンタウン」もあるため、下町の風情だけでなく異国情緒も感じられるエリアです。

2.日本最古の公共施設を構える「西側エリア」

 西側エリアの駅近くには「京成上野駅」やレストランビルの「UENO3153(うえのさいごうさん)」や「上野の森さくらテラス」などがあります。エリアの大部分を占めるのは、日本で最初の公園である「上野恩賜公園(うえのおんしこうえん)」です。
 通称は上野公園と呼ばれる広大な公園内には、ジャイアントパンダが飼育されている日本最古の動物園「上野動物園」や、ハスの花の名所でボートにも乗れる「不忍池(しのばずのいけ)」があり、不忍池の周辺以外は高台になっています。桜の木が約1,200本植えられている桜の名所としても人気があり、春には「うえの桜まつり」が開催されるなど、多くの花見客でにぎわう公園です。
 また、上野公園内には多くの公共施設があります。

<博物館>

・東京国立博物館
・国立科学博物館
・国立西洋美術館
・下町風俗資料館

<美術館>

・東京都美術館
・上野の森美術館
・東京文化会館

<図書館>

・国際子ども図書館

 公共施設のほかにも、国指定重要文化財の金色殿がある神社「上野東照宮」や、老舗の「上野精養軒」「伊豆栄梅川亭」「韻松亭」をはじめとしたレストランなどもあります。公園の北東はJR鶯谷駅、公園の北西には「東京芸術大学 上野キャンパス」があり、学生も多く往来するエリアです。

3.上野アメ横商店街が有名な繁華街「南側エリア」

 南側エリアは、商店や飲食店が集まる繁華街です。「上野アメ横商店街」はJR上野駅から御徒町駅まで約500m続く商店街で、食品・ファッション・スポーツ用品・雑貨・飲食店など約400軒のお店が集まっています。多種多様なお店がそろうことから、若者から高齢者まで、さまざまな人が集まるのが特徴です。
 また、国内外からの観光客や、年末にはお正月食材の買い出しに、近隣だけでなく遠方からも多くの人が訪れます。周辺はアメ横以外にも飲食店が多く集まるため、食事やお酒を楽しみに訪れる人も多い地域です。
 主要道路の「中央通り」沿いには、複合商業施設の「上野マルイ」もあり、若者を中心に買い物客でにぎわいます。エリアの南端はJR・東京メトロ・都営地下鉄の駅がある「御徒町(おかちまち)」です。東京メトロ銀座線の上野広小路駅周辺は「東京マラソン」のコースになっており、開催時には観客やスタッフで混雑します。 

上野駅エリアの通行者属性

東側エリア

 オフィス街と住宅街の東側エリアは、地域住民やビジネスパーソンの往来が多いエリアです。

・地域住民
・区役所などの官公庁を利用する近隣エリアの住民
・私立の中学、高校、大学に通う学生
・オフィスに勤めるビジネスパーソン
・ホテルに宿泊する観光客
・下谷神社の参拝客

西側エリア

 落ち着いた雰囲気の西側エリアは、大人から子どもまでさまざまな人が集まります。

・博物館や動物園などを目的とする観光客や家族連れ
・上野公園を散策する人や花見客
・国立大学に通う学生
・公園内レストランなどの利用客
・上野東照宮の参拝客

南側エリア

 にぎやかな南側エリアは、買い物や飲食を目的とした人が多く集まります。

 ・アメ横での買い物や食べ歩きを楽しむ観光客
 ・複合商業施設を利用する若者を中心とした買い物客
 ・お正月用の買い出しでアメ横を訪れる買い物客
 ・飲食店で食事やお酒を楽しみに
 ・東京マラソンの観客やスタッフ(開催時のみ)

上野駅エリアのおすすめイベントスペース

 上野駅エリアのSHOPCOUNTER編集部おすすめの出店スペースをご紹介します。

アメ横プラザ商店街

 アメ横プラザ商店街の空き区画を利用できるスペースです。京成上野駅から徒歩2分と抜群のアクセスを誇っており、普段使いの地元住民から観光客まで多くの通行客に認知いただけるスペースです。物販や食物販のポップアップからアパレル系の展示販売会など様々な用途でご利用いただけます。

スペース一覧はこちら

上野駅エリアのまとめ

 上野駅エリアは、オフィス街と上野恩賜公園や上野動物園といった最古の施設をはじめとした公共文化施設とアメ横商店街を筆頭にした繁華街エリアが組み合わさったエリアです。ぜひお気に入りのスペースをSHOPCOUNTERで探してみてください。

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