公開日:2023年11月29日
更新日:2024年9月1日

【保存版】千代田区エリアのポップアップストア出店ガイド

 千代田区は東京都の中央部に位置し、港区、中央区とともに都心3区と呼ばれます。本記事では皇居や国会議事堂、内閣総理大臣官邸のほか、最高裁判所や中央省庁を擁する日本の首都機能を担う千代田区エリアを千代田区を6つの区分に分けて、成り立ちや特徴、おすすめのポップアップストア出店スペースを紹介します。

6つのエリアで解説!千代田区エリアの特徴
1. 日本の象徴「皇居」
2. 日本を代表するオフィス街「丸の内、大手町、有楽町」
3. 政治とビジネスの街「麹町、半蔵門、永田町」
4. 歴史と自然を感じる街「飯田橋、九段、北の丸」

5. 学びと趣味の街「神保町、御茶ノ水」
6. 世界に誇るサブカルチャーの聖地「秋葉原、神田」

目次

千代田区エリアとは?
千代田区エリアの成り立ち
千代田区エリアのアクセス
千代田区エリアの特徴
千代田区エリアの通行者属性
千代田区エリアのおすすめスペース
千代田区エリアのまとめ
この記事を読んでくれた方におすすめ

千代田区エリアとは?

 東京都の中央部に位置し、港区、中央区とともに都心3区と呼ばれます。
 皇居や国会議事堂、内閣総理大臣官邸のほか、最高裁判所や中央省庁を擁する日本の首都機能を担うエリアです。丸の内には東京駅があり多数の在来線、地下鉄、新幹線の起点となっていることから、交通の面においても日本の中心であることが分かります。政治、司法、経済のあらゆる機関が存在するためオフィス街の特色が強く、昼間と夜間では活動人口が大きく異なります。
 また一部の高級住宅街を除いては住宅地はほとんど見られません。

(参考)千代田区の活動人口(2020年10月1日時点)

昼間903,780人
夜間66,680人
世帯数37,011世帯

 隣接区や都内全域だけでなく、日本全国からアクセスの良い場所のため様々な地域在住の人が行き交います。
 オフィス街としての特色が強い一方、教育機関や医療施設が集まるエリア、商業施設やエンターテインメント施設が集まるエリアなど、それぞれ個性をもったエリアが皇居を囲むように並んでおり、千代田区全体でみるとオフィスワーカーメインの街というわけではありません。
 学生が多く集うエリアには安くて美味しい飲食店が連なっていたり、趣味をより深めることのできる日本有数の商店街が複数あったり、生活に密着した温かみと活気の溢れるエリアです。
 サブカルチャーの聖地と呼ばれる秋葉原はビジネス街とは対照的な雰囲気のある街で、国内外から観光客が訪れ、年間を通して賑わいます。電気街、マンガやアニメ関連のショップのイメージが先行しますが、近年はカフェや雑貨店が続々と増えています。新しいアイテムやこだわりの一品に需要があるので、これからファンを獲得したいと考えているブランドの出店におすすめのエリアです。

千代田区エリアの成り立ち

 千代田区が誕生する前、その場所には麹町区と神田区がありました。第二次世界大戦の被害が大きかった一方、行政・財政の権限拡大を受け、早期の復興を目指した区の整理統合が発案されます。当時存在した35区を22区へ統合する案でまとまったのち、いち早く新区の発足に動き出したのか麹町区と神田区です。
 そして、戦争の傷跡がまだ多く残る1947年、復興と発展を強く願う千代田区が誕生しました。旧区の名称がどちらも残っていない千代田区ですが、その区名は江戸城の別名である「千代田城」に由来しています。
 江戸時代が終わりを迎えた明治元年(1868年)、それまで1000年以上京都を住まいとしていた天皇一家が移り住んだことで「首都東京」の歴史が始まります。
 その後の発展は目覚ましく、名実ともに日本の中心となりました。
 常に進化を続けていく千代田区ですが、近年は国立劇場の閉館など時代につれて歴史の変遷期にあります。オフィス街の特色が強く、昼間人口に比べ夜間人口が少ないため居住地のイメージが弱い地域ですが、ここ数年の分譲マンションが多く建設され居住者増加率は都内トップレベルです。

千代田区エリアのアクセス

 千代田区には東京の玄関口である東京駅があり、1日の利用者数は100万人以上にのぼります。JR山手線や総武線・中央線、東京メトロ有楽町線や半蔵門線などの多くの路線に加え新幹線も運行しているため、通勤や通学、観光などたくさんの人が利用しています。東京期の他にも区内にはJRと地下鉄あわせて26の駅があり、移動葉不自由のない立地です。

<区内主要駅の1日の平均利用人数>

駅名東京秋葉原大手町有楽町飯田橋
利用者数(人)1,026,118583,466 355,680353,210284,950 

 また区内から新宿や池袋、渋谷、六本木、銀座などの繁華街へは電車で15分ほどで移動が可能です。

千代田区エリアの特徴

 日本の象徴である皇居と周囲を囲む個性豊かな5つのエリアを紹介します。

1.日本の象徴「皇居」

 千代田区の約15%を占める緑豊かな皇居エリアは、約330本の桜が植えられ桜の名所としても人気です。また年間を通して皇居周辺でジョギングを楽しむランナーで賑わっています。
 新年の一般参賀が有名ですが、その他にも宮内庁主催の皇居一般参加や東御苑の一部庭園が一般公開されていたり、実は訪れやすい場所。日本屈指のパワースポットとしても知られています。
 皇居東御苑への入り口は大手門、平川門、北桔橋門の3つがあり、とくに大手門と平川門は目の前に駅がありアクセスの良い場所となっています。

2.日本を代表するオフィス街「丸の内、大手町、有楽町」

 皇居の東側に位置し、東京駅や銀行、新聞社、大手企業などが多く存在するオフィス街です。
 東京駅を有するためビジネス以外に観光で立ち寄る人も多く、平日、休日を問わず多くの人が行き交います。
 一流ブランドや老舗メーカーの品も多く並ぶ大型百貨店にはウィンドウショッピングを楽しむ人の姿も多く見られます。駅ビルや路面店、ポップアップストアを開催している場所も多いため、街全体に特設販売が受け入れられやすい雰囲気が感じられます。
 東京の観光名所を巡るバスツアーは各所で運行していますが、2階建てオープンバスの「スカイバス」は限られた場所でしか楽しむことが出来ません。効率よく東京を観光したい人々から根強い人気のあるバスツアー、乗降場所付近であればより多くの人との出会いが期待できます。

3.政治とビジネスの街「麹町、半蔵門、永田町」

 皇居の南側から西側にかけて位置し、国会議事堂や最高裁判所、首相官邸、各省庁、各国大使館を有する政治の中心地です。国会議事堂は皇居東御苑と同じように一部が一般公開されており建物内を見学することが出来ます。
 政治の街である一方、参拝客で和やかに賑わうのが日枝神社です。縁結びや恋愛成就、安産祈願、子育てなどのご利益があるとされており、千本鳥居は「映えスポット」としても有名です。
 また日比谷公園では音楽イベントやマルシェなどが開催され、公園として楽しむだけでなく賑やかな一面が見られます。高級分譲マンションが多いのもこのエリアの特徴です。

4.歴史と自然を感じる街「飯田橋、九段、北の丸」

 皇居の北西に位置するこのエリアは靖国神社や東京大神宮、東京国立近代美術館、国立公文書館など文化と芸術の集まる街です。多くのアーティストがコンサートを行う日本武道館もこのエリアにあります。
 歴史的建造物の他に北の丸公園や千鳥ケ渕街道などのんびりと過ごすことのできる公園や飲食店も多く、東京全体や千代田区の歴史に触れながら散策できるエリアになっています。
 観光エリアとしての認知度は低いですが、神楽坂通りは東京きってのグルメエリアとして人気が高く「美味しいお土産」が手に入る隠れた名所でもあります。

5.学びと趣味の街「神保町、御茶ノ水」

 皇居の北にあり、大学や専門学校などの教育機関と都内有数の医療関係施設が集まるエリアです。区内の他エリアに比べて学生が多いのが特徴で、安くて美味しい飲食店も豊富です。
 日本最大規模の古書店街や日本一の品揃えを誇るウィンタースポーツ用品店のあるスポーツ用品店街など、趣味を深めることの出来る店舗が立ち並びます。楽器店、文房具店、雑貨店も多く、嗜好を凝らした一品との出会いを求める人が多く訪れます。
 古書の揃う喫茶店やホテルなど、本を楽しみながらゆったりと時間を過ごす施設が多いのも神保町ならではの特徴で歴史のあるカレー店街も有名です。

6.世界に誇るサブカルチャーの聖地「秋葉原、神田」

 皇居の北東に位置し、言わずと知れた国内最大の電気街であり、マンガ・アニメの聖地として国内外から多くの観光客が訪れるエリアです。
 コアなファンが集うイメージがありますが、実はオシャレで美味しい飲食店や体験型エンターテインメント施設も豊富で気軽に立ち寄れる場所でもあります。
 秋葉原駅の目の前にある秋葉原UDXは、地域文化の醸成と地域コミュニティの形成・発展を目的に運営されている大型商業施設で企業オフィスやワークスペースの他、ショップや飲食店も並びます。神保町と同じく学生も多く見受けられ、散策するだけでも楽しめる活気のある街です。

千代田区エリアの通行者属性

皇居エリア

・皇居東御苑を訪れる観光客
・皇居ランナー

丸の内、大手町、有楽町エリア

・近隣企業を行き交うビジネスパーソン
・拠点間移動の合間で立ち寄る観光客
・駅ビルや大型百貨店への買い物客

麹町、半蔵門、永田町エリア

・政治家、政治関係者
・マンション居住の富裕層

飯田橋、九段、北の丸エリア

・靖国神社や東京大明神への参拝客
・歴史的建造物やグルメエリアへの観光客
・マンション居住の富裕層

神保町、御茶ノ水エリア

・近隣の大学や専門学校へ通う学生
・趣味用品の買い物客

秋葉原、神田エリア

・サブカルチャーファンや観光客
・電気街、その他生活用品の買い物客
・近隣の大学や専門学校へ通う学生

千代田区エリアのおすすめイベントスペース

 千代田区エリアのSHOPCOUNTER編集部おすすめの出店スペースをご紹介します。
ポップアップストアの出店が「初めての方々向け」、「出店経験ありの方々」それぞれに適したスペースをぜひご覧ください。

「初めての方々向け」

 ポップアップストアを1度やってみたい、低予算で出店してみたい方々向けのおすすめスペースです。

東京駅直結 「丸の内行幸マルシェ」

丸ビルと新丸ビルをつなぐ地下通路・丸の内行幸地下通路で開催

 開催場所である「行幸通り地下通路」は、JR東京駅地下道より直結の「丸ビル」と「新丸ビル」をつなぐ地下通路です。
 オフィス街丸の内のオフィスワーカーが通勤通路として利用している他、東京駅と皇居外苑を結ぶ立地から国内外の観光客も多く行き交う場所です。
JR・丸ノ内線東京駅地下道・三田線大手町駅・東西線大手町駅・半蔵門線大手町駅より直結しているので、天候に左右されない好立地のスペースで出店いただけます。

「出店経験ありの方々向け」

 ポップアップストアの運用体制が整っていて、月1回以上のペースで短期出店している方々向けのおすすめスペースです。

神保町エリア 路面スペース

ガラス張りで視認性の高い路面スペース

 神保町駅3分・新御茶ノ水駅6分・御茶ノ水駅7分・小川町駅8分。
 靖国通りに面した人通りの多いイベントスペースは、アパレルやファッション雑貨の物販はもちろん、会員獲得系PR催事や食物販などにご利用いただけます。

千代田区エリアのまとめ

 日本の首都機能を担う千代田区エリア。今回ご紹介した6つのエリアはそれぞれ独自の文化が発展しています。SHOPCOUNTERでブランドの世界観やターゲット層に沿った出店エリアを探してみてください。

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