学生文化と歴史ある街並み、芸術・文化に触れることができる高田馬場・早稲田エリア。大学・専門学校が集まることから文教地区として発展し、飲食店や商業施設、文化施設が立ち並びます。そんな高田馬場・早稲田エリアの成り立ちや特徴とともに、ポップアップストア出店におすすめのイベントスペースを紹介します。
高田馬場・早稲田エリアとは?
高田馬場・早稲田エリアの成り立ち
高田馬場・早稲田エリアのアクセス
高田馬場・早稲田エリアの特徴
高田馬場・早稲田エリアの通行者属性
高田馬場・早稲田のおすすめスペース
高田馬場・早稲田エリアのまとめ
この記事を読んでくれた方におすすめ
高田馬場・早稲田エリアは、新宿区の西側に位置し、北は豊島区、西は中野区に隣接しています。エリア内の主要駅である高田馬場駅は新宿と池袋のちょうど中間にあるため、通勤・通学に便利な穴場の駅として学生・ビジネスパーソンに人気です。
そんな高田馬場・早稲田エリアは、早稲田大学をはじめとする教育機関が集中していることから学生の街として知られています。エネルギー溢れる学生によって新しい文化が生まれると同時に、歴史ある古き良きスポットが取り残されることなく、共存しているのがこのエリアの魅力です。
「高田馬場」は、もともと“高田”の地にあった“馬場”のことを指す言葉でした。“高田”の由来は、このエリアが高台の地形だったからという説と、 徳川家康の息子で越後高田藩主となった松平忠輝の母が「高田君」と呼ばれており、このエリアに庭園を造ったからという説があります。“馬場”は、馬術を稽古する場所のことで、3代将軍徳川家光がこのエリアに馬場を造営しました。地名として使われていた“高田”と合わせてこの馬場が「高田馬場」と呼ばれ、駅名・地名へと採用されて今に至ります。
「早稲田」の地名の由来は諸説ありますが、早い時期に田植えをしていたからという説が有名です。早稲田エリアは神田川が近く、川が入り組んだ地形であることから水田が多くありました。その中には、凶作に備えて早い時期に植える田があったそうです。
大学や専門学校の集まる高田馬場・早稲田エリアは文教の地として知られていますが、早稲田の地名の由来にもある通り、田園が広がる自然豊かな地域で、明治初期には別邸や私立病院が置かれていたそうです。そこへ大隈重信の別宅が置かれ、「早稲田大学(東京専門学校)」が創設されたことで学生が集まる街へと発展していきます。
創立当初、早稲田大学の正門前には水田が広がっていましたが、大学ができたことにより、高田馬場駅とは反対側の早稲田鶴巻町付近に街が形成されていきました。東京大空襲で鶴巻町にあった学生街は甚大な被害を受け、戦後は西門から高田馬場駅に向かう「早稲田通り」が学生街として栄えていき、現在の高田馬場・早稲田の街ができていきます。
高田馬場・早稲田エリアには、JR山手線、東京メトロ東西線、西武新宿線の「高田馬場駅」と東京メトロ副都心線の「西早稲田駅」があります。特に高田馬場駅は、主要駅へアクセスしやすいことから1日の平均乗車数がJR東日本内で12位、東京メトロ路線内で11位と多くの人が利用するターミナル駅として機能しています。(2022年度実績)
また、西早稲田駅の出入り口のひとつは、早稲田大学の西早稲田キャンパス内にあることも特徴的です。
※JR山手線は乗車人員のみで、降車人数は含みません。
高田馬場・早稲田エリアは前述のとおり、大学・専門学校が集まる文教地区です。早稲田大学は、高田馬場駅から徒歩圏内のエリアに早稲田キャンパス・戸山キャンパス・西早稲田キャンパスの4つのキャンパスがあります。そのほかにも、国指定の重要文化財「学習院旧正門」のある学習院女子大学、学習院女子高等科・中等科や130年以上の歴史をもつ東京都立戸山高等学校、美容・看護・音楽・アニメ・外国語などの専門学校がある等、様々な教育施設が揃っています。
そんな学生の多い街だからこそ、お財布に優しい飲食店が豊富にあることも特徴です。学生のサークル活動に持ってこいのせんべろ居酒屋が多いことはもちろん、とんかつやラーメンの激戦区としても知られ、リーズナブルに美味しい食事をすることができます。
また、早稲田通りには、古書店が並ぶ「早稲田古書店街」が広がっていることも学生の街ならではです。「さとし書房」、「照文堂書店」、「大観堂書店」など、専門書、文学書、雑誌、漫画といった幅広い分野の書籍を取り扱っています。
JR山手線の高田馬場駅を利用したことがある方は、「鉄腕アトム」の主題歌を聞いたことがあるのではないでしょうか。漫画家の手塚治虫が手塚プロダクションを高田馬場に設立したこと、作中で主人公のアトムが高田馬場にある科学省で2003年4月7日に誕生したという設定になっていることから、2003年、JR山手線の電車発車のサインメロディに「鉄腕アトム」の主題歌が採用されました。期間限定の予定だったそうですが、高田馬場西商店街振興組合が継続を要望したことにより、現在まで主題歌が使用されています。鉄腕アトムやブラックジャックなど、手塚治虫作品のキャラクターが駅前の高架下に描かれているのも特徴的です。
早稲田エリアには、新宿区で生まれ育った夏目漱石の記念館「漱石山房記念館」があります。夏目漱石の生誕150周年を記念して新宿区が開設しました。記念館は、漱石が晩年を過ごし、文学活動の拠点とした「漱石山房」の地に建てられました。施設内には「漱石山房」の書斎や客間、ベランダ式回廊が忠実に再現されており、当時の文豪の暮らしを肌で感じることができます。
また、記念館の近くには、芸術家草間彌生の作品を展示している「草間彌生美術館」もあります。その特徴的な外観から、街のシンボルタワーとしての役割を果たしています。
映画ファンには言わずと知れた名画座映画館「早稲田松竹」は高田馬場・早稲田エリアにあります。1951年に松竹系作品の系列封切館として開館しましたが、1975年から旧作を2本立てで上映しています。2002年4月に一度休館しましたが、早稲田大学の学生による「早稲田松竹復活プロジェクト」の活動により再開を果たし、学生や映画ファンが通う老舗映画館として今も愛され続けています。
そのほかにも、昔ながらの遊び場が残っているのがこのエリアの特徴です。1958年創業の卓球場「山手卓球」は、昔なつかしいレトロな空間に卓球台が4台置かれています。アニメ「ピンポン」に登場するタムラ卓球場のモデルになっていて、“卓球の聖地”として知られています。また、1995年から続く老舗ビリヤード場の「山水ビリヤード」も昔ながらの雰囲気が残っています。
平成生まれではありますが、「高田馬場ゲーセン・ミカド」はレトロゲームを中心にラインナップしているゲームセンターです。その店の特徴から懐かしい雰囲気を味わうことができ、レトロゲーム好きには堪らないスポットになっています。
・周辺の大学・専門学校に通学する学生
・映画ファン
・レトロブームで来訪する都内観光客
高田馬場・早稲田エリアのSHOPCOUNTER編集部おすすめの出店スペースをご紹介します。
西早稲田駅から徒歩30秒、駅からのアクセス抜群な地下のレンタルスペースです。200㎡の広さの空間をレセプションパーティーや展示会、各種イベントなどにご活用ください。お客様のご要望に応じて、オーダーメイドで様々な演出が可能です。その他ミュージックビデオの撮影や音楽ライブ、講演会などの開催実績もあります。個室のご準備もございますので、クローズドイベントやワークショップなどにも対応可能です。
駅のすぐそばに位置している地下のイベントスペースです。200㎡の広さ、天井高4mの空間を完全に貸切にできます。打ちっ放しの壁や、印象的な柱が洗練された空間を演出しています。レセプションパーティや展示会などのイベント利用に最適なスペースです。
高田馬場・早稲田エリアの歴史や特徴をご紹介しました。学生の街として発展してきたこのエリアは、学生に優しい街であることはもちろん、歴史あるスポットが学生によって支えられてきた街でした。そんな高田馬場・早稲田エリアにしかない楽しみを求めて、今も多くの人が集まり、賑わっています。ぜひSHOPCOUNTERでお気に入りのスペースを見つけてみてください。
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