公開日:2015年10月21日
更新日:2023年11月29日

展示会で映えるポスター作成のコツ

合同展示会にで来場者に足を止めてもらうためには、人の目を引くビジュアルが必要不可欠です。その中でも、ポスターは安価に作成でき、自由度が高い重要なアイテムです。そこでこの記事では、お客様を引きつけるポスター制作のコツをご紹介します。

展示会でどのようにブランド/商品メッセージを伝えようか考えるときに、装飾の一つとして挙がる「ポスター」。

装飾での工事も必要なく、安価でわかりやすいものを作れる点で、展示会には欠かせない装飾となっているポスターですが、実際にどのようなポスターが良いとされているのかと考えると、意外と感覚で決められているところも少なくないようです。

そこで今回は、展示会で映えるポスター制作のコツをご紹介します。

ポスターで伝えたい情報を整理する

まずは、ポスターで伝えたい情報を整理しましょう。整理の仕方として「目的」「伝えるべき情報」「強調したい情報とその理由」の3点を意識して整理していくとよいでしょう。

ex)
目的:
展示している子供向けハードウェアの利用事例を伝える

伝えるべき情報:

  • ポスタータイトル
  • 実際に遊んでいる写真1
  • ケースの中で製品の機能・良さを紹介する文章1
  • 実際に遊んでいる写真2
  • ケースの中で製品の機能・良さを紹介する文章2
  • プロダクトアイコン
  • 短いプロダクト紹介文
  • 広報担当のコンタクト先

強調したい情報とその理由:写真…細かい文字情報よりユースケースが伝わりやすい
このような形でポスターで伝えたいことをいくつかまとめ、次のことを行ってみましょう。

メインの要素を決める
ポスターのメインが文字になるか、写真などのイメージになるか決めましょう。例えば、イベントやCD、書籍などの場合、タイトルを覚えてもらうことが重要になるので、タイトルの文字がメインになるでしょう。前述した例の場合は逆に、視覚的に製品を使っているイメージを伝えたいという点で、写真がメインになりそうです。

ex) この二つの写真が視覚的に強調されているのがポスターとして望ましい。
伝えるべき情報:

  • ポスタータイトル

・実際に遊んでいる写真1

  • ケースの中で製品の機能・良さを紹介する文章1

・実際に遊んでいる写真2

  • ケースの中で製品の機能・良さを紹介する文章2
  • プロダクトアイコン
  • 短いプロダクト紹介文
  • 広報担当のコンタクト先

わかりやすいタイトル(メッセージ)を決める
次に、わかりやすいメッセージを決めます。メインの要素が写真であっても、写真だけでは伝わりづらい部分も多いため、タイトルとなるようなわかりやすいメッセージを決めることをお勧めします。ポスター展示がメインであれば別ですが、商品展示などがメインの場合、ポスターは視認してから3秒以内でじっくり見られるか、そのまま見逃されるかが決まってしまいます。遠くから見ても、わかりやすいメッセージを練りましょう。

ex) 強調されている写真が何を指すのか、補足として端的に伝えているのが望ましい。

伝えるべき情報:

・ポスタータイトル

  • 実際に遊んでいる写真1
  • ケースの中で製品の機能・良さを紹介する文章1
  • 実際に遊んでいる写真2
  • ケースの中で製品の機能・良さを紹介する文章2
  • プロダクトアイコン
  • 短いプロダクト紹介文
  • 広報担当のコンタクト先

同じ情報同士をまとめる

最後に、同じ種類の情報同士を1つの要素としてまとめていきましょう。例えば、製品で遊んでいる子供の写真とその紹介文は一つの要素としてまとめることができます。これはこの後、レイアウトを考える際に配置や文字の大きさの調整に使われます。そのため、要素ごとの重要度もこの時点で考えておくと、レイアウトがスムーズに行えます。

ex)伝えるべき情報:重要度・大きさ <タイトル>

  • ポスタータイトル|高・大

<利用事例1>

  • 実際に遊んでいる写真1|高・大
  • ケースの中で製品の機能・良さを紹介する文章1|中・中

<利用事例2>

  • 実際に遊んでいる写真2|高・大
  • ケースの中で製品の機能・良さを紹介する文章2|中・中

<商品紹介>

  • プロダクトアイコン|低・小
  • プロダクト紹介文|低・小

<お問い合わせ先>

  • 広報担当のコンタクト先|中・小(太文字)

レイアウトを考える

次に、整理した情報を実際にポスターに反映するために、レイアウトを考えていきます。レイアウトを考えていく中で、ついつい様々な情報を詰め込みたくなりますが、来場者から見たわかりやすさを念頭に置きながら、次の要素を意識してレイアウトをつくっていきましょう。

要素同士を揃える

ポスター全体を見たときにまとまりがあることが重要です。そのため、上記の例を参考にすると、利用事例1と利用事例2のように並列する要素を揃えて並べましょう。揃えて並べることで、二つの要素は同じジャンルの要素であることがわかりやすくなり、全体のまとまりが出てきます。

文字を整える

次に文字の調整になります。展示会向けのポスターなどは、商品紹介でつい長文になりがちです。しかし、ポスターの肝は、あくまでわかりやすさ。文字ばかりで見づらいポスターにならないように文字部分を整えていきましょう。具体的に、文字を整える手法として、4つの方法があります。

・左揃えにする
中央揃えや右揃えにしてみたりしがちですが、左から右に読むのに合わせ左揃えにしておくとよいでしょう。

・箇条書きでまとめる:
長文となりがちな説明の要点を箇条書きでまとめるパターンです。この場合は、補足として写真や図があると、視覚的に情報を伝えることが可能です。

・小見出しと詳細文の行間を空ける:
文章である程度まとめたい場合は、小タイトルをつけて内容を掴みやすくしましょう。その際、小タイトルが見やすいように行間を空けると、下の文もまとまりがつきやすくなります。小見出しは太字や、文字の大きさの変更など、加えすぎない程度に強調するとよいでしょう。

・全体の文字のフォントを揃えつつ、強調する部分で変化をつける:
文字のフォントや大きさがまちまちだとまとまりがつかないため、情報整理のときに要素ごとに分別した重要度を参考に3段階で文字の大きさを分けてください。ただ、それだけだとのっぺりとしたポスターとなってしまうので、他の要素の配置がある程度決まってきたら、強調する部分(タイトルや小見出しなど)の大きさ(ジャンプ率)に変化をつけ、全体のバランスを見ながら調整しましょう。

余白を活かす

各要素間の余白がなく、詰まっていたりすると非常に見づらく、ポスター全体のまとまりがなくなってしまいます。余白を活かしながら、各要素を見やすくしましょう。


情報整理から、レイアウトを考えるときのコツまで、展示会のポスター制作に参考になったでしょうか?

こうしたコツを活かしながら、商品やブランドに合わせて様々なポスターレイアウトを試してみてください。


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