公開日:2024年4月30日
更新日:2024年5月1日

Z世代とは?今さら聞けないZ世代のキホン【保存版】

Z世代と耳にすることが増えましたが、正しい意味をご存じでしょうか。いま一番若い世代であるZ世代は、さまざまな市場における存在感を増し注目を集めています。
この記事では、Z世代の概要や特徴、注目される理由、Z世代に人気のエリア、Z世代向けのプロモーション事例などを紹介します。

目次

Z世代とは?
Z世代の特徴
Z世代が注目される理由
Z世代に人気のエリア
Z世代向けの企業によるプロモーション事例
まとめ

Z世代とは?

「Z世代(ぜっと せだい)」とは、1990年代中頃から2010年代初頭に生まれた世代のことで、2024年時点では11歳~30歳あたりの年齢です。

Z世代の多くは、学習の内容や時間が増えた「脱ゆとり世代」や、幼い頃からデジタル機器やインターネットに触れて育った「デジタルネイティブ世代」にも該当します。

Z世代の特徴

Z世代は「特徴的な考え方を持つ」と言われることもある世代です。

Z世代の主な特徴を3つ紹介します。

時間的な効率を重視している

Z世代は時間的な効率を重視する傾向があります。

時間対効果を表す「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉がよく使われており、行動にかけた時間が短くても高い満足度が得られることを求めがちです。

たとえば、動画コンテンツの視聴では、そのまま見るのではなく倍速での再生や、見どころをまとめた「切り抜き動画」「ショート動画」が好まれています。

メリハリがある消費行動

Z世代の消費行動は堅実的です。なるべく失敗しないよう消費に慎重で、SNSではユーザー評価などの情報交換が活発に行われています。

経済の低成長のなかで生まれたZ世代は、将来に対して根源的な不安があるのも消費に慎重な理由のひとつです。
そのため、費用対効果を表すコスパ(コストパフォーマンス)にも敏感ですが、自分の好きなものには惜しみなくお金を使う傾向があるため、消費行動のメリハリがついているとも言えるでしょう。

参考:「Z世代」の3割超、給料の20%以上を投資 将来に不安

多様性を尊重する

Z世代は幼いころから多様性(ダイバーシティ)を重んじる教育を受け、個性を認め合う考え方が自然と身についている世代です。

相手の個性を受け入れる反面、自分の個性も「自分らしさ」として受け入れられたいと考え、ひとつのルールに押し込めるような考え方を嫌う傾向があります。

Z世代が注目される理由

いま、さまざまな市場で存在感を増しているのがZ世代です。
Z世代が注目される理由を3つ紹介します。

活発な消費活動への期待

今後の活発な消費活動が期待されるのが、Z世代が注目される理由のひとつです。Z世代は、これから就学や就職、結婚や子育て、住宅の購入などライフスタイルの変化を迎えます。

自分にとって価値があることにお金を惜しまないZ世代が消費活動の中心となっていきますので、Z世代の考え方に寄り添うことで大きな成果を期待できるでしょう。

これから就労者の中心となる世代

Z世代は、これから就労者の中心となり日本を支えていく世代でもあります。

デジタルネイティブでグローバルな価値観や情報を取り入れていくなど、高いポテンシャルを持つのがZ世代です。

X世代やY世代と考え方のすり合わせは必要ですが、ワークライフバランスに重点を置くZ世代の働き方は、これからのスタンダードとなっていくでしょう。

個人の情報発信力が高い

Z世代は情報発信力が高いのも、注目されているポイントです。

SNSを情報収集に利用するだけでなく、目的によってアカウントを使い分けて自らも積極的に情報発信を行い、ときに流行を作り出すこともあります。

Z世代のSNS利用率さまざまな企業が公式情報の発信にSNSを利用するのも、情報の届きやすさや拡散効果を期待しているのがひとつの理由です。

Z世代に人気のエリア

渋谷

渋谷は、Z世代を中心とした若者から人気があるエリアです。

以前から商業施設が多い渋谷ですが、ここ数年で「渋谷スクランブルスクエア(東棟)」「渋谷パルコ」「MIYASHITA PARK」「渋谷ヒカリエ」「渋谷ストリーム」など、新しい商業施設も多数オープンしています。

さらに、「渋谷スクランブルスクエア(中央棟・西棟)」など、今後も商業施設が増える予定です。

新しい商業施設の大多数はオフィスも入居しているため、遊びに行くスポットとしてだけでなく、勤務地として渋谷を訪れるZ世代も多くいます。

新宿

新宿も多数の商業施設が集まっていますが、通勤や通学で訪れるZ世代もいます。

アミューズメント施設「ME TOKYO SHINJUKU」や、謎解きのテーマパーク「TOKYO MYSTERY CIRCUS」など、体験として楽しめる施設が多くあるのが特徴です。

また、新宿駅の隣にある新大久保駅周辺はコリアンタウンとなっています。

Z世代から人気のある韓国カルチャーやK-POPの関連ショップが多く集まっており、とくに女性のZ世代が訪れるエリアです。

池袋

池袋はサブカルチャーの集積地としてZ世代が多く訪れるエリアです。

Z世代はゲーム・アニメ・マンガなどのキャラクターや声優を「推し」とする人が多く、世界最大のアニメショップ「アニメイト池袋本店」はZ世代を中心に多くの人で混雑しています。

また、アニメ・ゲーム・コスプレなどの専門店が集まる「乙女ロード」は、とくにZ世代の女性が多く集まるエリアです。

Z世代向けの企業によるプロモーション事例

G-SHOCK(カシオ計算機)

ストア名“G-SHOCK” 40th Anniversay POPUP EVENT SELFIE PARK -Snap your Fit-
開催場所RAYARD MIYASHITA PARK(渋谷)
内容・40周年記念モデルをイメージした透明な撮影ブースを設置・40周年記念モデルを着用してセルフィー撮影

カシオ計算機の腕時計ブランドであるG-SHOCKは、40周年を記念してZ世代向けにポップアップイベントを開催しました。

40周年記念モデルの試着や、それを着けて撮影できる撮影ブースを用意するなど、Z世代が楽しめるよう構成されたイベントです。

参考:G-SHOCK、Z世代に向けたポップアップイベント開催 透明な撮影ブースを設置

ミツカン

ストア名あそべる凹メシ食堂
開催場所ベーカリーカフェ426(表参道)
内容・へこんだエピソードを伝えてゲーム体験・ゲーム体験後にオリジナルそうめんの提供

食品メーカーのミツカンは、Z世代からの好感度を高めることを目指し、体験型のイベントを開催しました。

イベントの告知もSNSを中心としたことから、前開催時よりもZ世代の来場者が増えたケースです。

参考:【夏のへこみは遊んで食べて吹き飛ばせ!】「あそべる凹メシ食堂」期間限定オープン~凹んだエピソードと交換でミツカンがそうめんを無料で提供~

コメ兵

ストア名START KOMEHYO
開催場所有楽町マルイ(有楽町)
内容・Z世代向けにリユースアイテムを展示販売

リユースショップのコメ兵は、Z世代へブランドヴィンテージ品の良さを伝える目的でポップアップストアを開催しました。

Z世代に人気があるブランドを中心にセレクトしたファッションアイテムを取りそろえ、リユースを利用するきっかけとなることを目指したイベントです。

まとめ

2024年時点で11~30歳あたりの年齢が該当するZ世代は、これからの就労者や消費活動の中心となることから、注目を集めています。

Z世代の認知度や好感度を獲得するには、「時間的な効率を重視している」「多様性を尊重する」など、Z世代の考え方に寄り添ったイベント企画、タイミング、場所の選定が必要です。

今回取り上げた事例をもとに、Z世代に注目されるポップアップストアとは何か、考えてみましょう。

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