公開日:2024年3月21日
更新日:2024年3月22日

品川区のポップアップストア出店ガイド【保存版】

東京23区内に位置する品川区は大企業の本社や新幹線を含め多くの交通機関が集まるターミナル駅・オフィス街エリアと都内有数の商店街や団地が存在する住宅エリアが同居するエリアです。本記事では品川区を5つのエリアに分けて、成り立ちやアクセス情報、特徴を解説します。


記事のポイント

1.ビジネス、観光、居住の複合拠点「品川エリア」
2.大手企業のオフィスが集積するビジネス街「大崎エリア」
3.工場・倉庫街の下町情緒が残る区内行政の中心地「大井エリア」
4.有名商店街が位置する「荏原(えばら)エリア」
5.都心の閑静な住宅団地「八潮(やしお)エリア」


目次

品川区とは?
品川区の成り立ち
品川区のアクセス
品川区の特徴
品川区のまとめ
この記事を読んでくれた方におすすめ

品川区とは?

品川区の基本データ
総面積22.85平方キロメートル
人口数408,477人(2024年3月1日地点)
世帯数233,858世帯(2024年3月1日地点)
品川区の各地域品川エリア、大崎エリア、大井エリア、荏原エリア、八潮エリア

東京都23区の南側にあり、東京湾に臨んでいるのが品川区。北に港区、西に目黒区、南が大田区に接しています。

JRの在来線や新幹線をはじめ、さまざまな路線が乗り入れている品川区は交通アクセスに優れたエリア。品川区は国内外のアクセスが良好なことから、日本や海外の企業本社が集まるだけでなく、エリア内にはIT企業も多く進出しています。そのため、日本のビジネスシーンにおいて品川区は、重要な位置を占め注目を集めていると言えるでしょう。

品川区には、オフィスや高層ビルが並ぶビジネスエリアの他、東京湾を臨むウォーターフロントのエリアもあります。またエリア内には100を超える商店街や大規模商業施設も多数集まっており、買い物も散策もできる街となっているのです。

品川区は昔から続く住宅地や神社も存在し、都会的な中にも落ち着いた雰囲気もあるため、住み心地の良さも感じられるエリアもあります。品川区は働くだけでなく、買い物をしたり住んだりと、多様な魅力を持つエリアだと言えます。

品川区の人口は408,477人(2024年3月1日時点)で、23歳から59歳までの各年齢で5,000人を超えています。(一部除く)

令和4年(2022年)4月に、品川区は待機児童の0人を達成。区内にはおよそ160の保育施設があり、子育ての支援制度や独自の取り組みも充実していることから、品川区は子育て世帯にとって住みやすく魅力的なエリアです。

品川区の成り立ち

品川区の由来

目黒川の以前の呼称である「品川」が由来とする説や、エリア一体の開発を担っていた「品河氏」からの由来した説、神奈川の語源である上無川に対して「下無川(しもなしがわ)」が略されたことで品川になった説などがあります。

品川区の成り立ち

品川区は、6,000〜7,000年前から人々が生活を営んできた地域。江戸時代の初期には、五街道の中でも特に交通量の多かった東海道における最初の宿場に指定され、宿場町として繁栄しました。当時の品川宿は名所と魚介類、海に面した景色が人気で、江戸中から多くの人が訪れていたのです。

明治時代に入ると、全国に先駆けて官営鉄道が敷設され、現在のJR東海道本線となりました。同時期に、大規模な工場の建設が相次ぎ、品川区は日本における近代工業の先駆けとして発展していったのです。

関東大震災後、宅地や田畑は工場絵と変わり、私鉄の開業も相まって人口が増加。これにより、品川区全体が都市化していきました。

昭和22年(1947年)に品川区と荏原区が合併することで、現在における品川区が生まれました。第二次世界大戦後は多くのエリアが焼け野原となった品川区ですが、戦後は素早く復興。近年では工場の跡地などを利用して再開発が進み、新しい街が誕生しました。

品川エリアでは現在、品川駅と高輪ゲートウェイ駅の間における品川開発プロジェクトが進行。近隣の泉岳寺や品川駅周辺の再開発も行われており、さらに発展していく様子にも注目が集まっています。

品川区のアクセス

品川区はJR東日本をはじめ数々の路線が乗り入れており、その数はなんと14路線。東西南北に路線が通っており、品川区内だけでなく東京都内や羽田空港へのアクセスに優れています。

なお現在、リニア中央新幹線が品川駅を始発駅として2027年の開業に向けて、工事が進行中です。

品川区内主要駅の利用者数
駅名北品川駅大崎駅大井町駅武蔵小山駅
利用者数7,996人(※1)合計164,349人人{JR東日本118,489人(※2)+りんかい線45,860人(※3)}合計212,186人{JR東日本77,463人(※2)+りんかい線29,566人(※3)+大井町線105,157人(※4)}48,334人(※4)

品川区は大崎駅から渋谷駅前で6分、新宿駅まで11分、東京駅まで16分とそれぞれ乗り換えなしで訪れられます。

品川区の鉄道路線
鉄道会社名路線名北品川駅大崎駅大井町駅武蔵小山駅
京急電鉄本線
JR東日本山手線
埼京線
湘南新宿ライン
りんかい線
京浜東北線
東急電鉄大井町線
目黒線

(※1:京急電鉄「駅別1日平均乗降人員」2022年度より)
(※2:JR東日本「各駅の乗車人員 2022年度」乗車人数より)
(※3:りんかい線「よくある質問」より)
(※4:東急電鉄「2022年度乗降人員」より)


バスは東急バスや京急バス、都営バスに加えて品川区のコミュニティバスである「しなバス」が走っており、区内の移動もスムーズです。

品川区の特徴

1.ビジネス、観光、居住の複合拠点「品川エリア」 

品川区の東にあるのが、品川エリア。ちなみに巨大ターミナル駅である品川駅は、厳密には港区にある駅です。

品川エリアにある北品川駅の近隣は、昔ながらの街並みが広がり、レトロな雰囲気が漂う地域。品川神社や荏原(えばら)神社といった歴史を感じさせる神社仏閣があります。

駅の周辺には屋形船や釣り船などが停泊しており、水辺の風景も楽しめるでしょう。

同じく品川エリアにある天王洲アイルはおよそ20万平方メートルの島で、都市開発によってできた綺麗な街並みや運河が特徴的です。オフィスやタワーマンション以外にも、さまざまなお店やレストラン、イベントスペースなどがあり、東京における最先端のスポットとして注目を集めています。

天王洲アイルは住宅が少ないものの、水遊びも可能でお子さんが遊べる天王洲公園や、スポーツを楽しめる品川南ふ頭公園野球場に加え、テレビ東京天王洲スタジオをはじめとしたスタジオなどがあるのが特徴。

また天王洲アイルはアートミュージアムに加えて街の中にアーティストの作品が溢れており、芸術に浸りながら散策も楽しめる街となっています。

2.大手企業のオフィスが集積するビジネス街「大崎エリア」

品川区において中心よりやや北の位置にあるのが、大崎エリア。1980年代の後半から行われた再開発により、大崎ニューシティやゲートシティ大崎といった複合施設が生まれ、東京の副都心となりました。エリア内に高層マンションやオフィスビルも立ち並びます。

大崎エリアは目黒川を挟んで東側に高級住宅街が広がっており、綺麗な街並みも評判です。西側には庶民的なムードが漂っています。多様な魅力を持つ大崎は、一人暮らしやファミリー層から支持を集めているエリアです。

名所としては大崎ニューシティ内にあるO美術館にて、アートを身近に感じられるでしょう。

大崎エリア内にある五反田は、2010年代にIT系のベンチャー企業が集うことで『五反田バレー』とも呼ばれている地域。五反田はオフィス街だけでなく繁華街や歓楽街、タワーマンションや高級住宅地の一面も持ち合わせています。周辺には大学のキャンパスもあるため、学生も行き交うエリアです。

五反田では2024年4月にオフィスやホテル、フードホールなどが入った大型商業施設の五反田JPビルディングがグランドオープン予定。さまざまなお店が入るため地元住民やオフィスワーカーなどが集い、賑わいを見せることでしょう。

五反田には近隣に目黒川が流れており、春には桜を・冬にはイルミネーションが見られ、散策とともに記憶に残る景色を楽しむ方が大勢いらっしゃいます。

3.工場・倉庫街の下町情緒が残る区内行政の中心地「大井エリア」

品川区の中心からやや東にある大井エリアには品川区役所があり、行政における中心地でもあります。大井エリアは大都市ならではの街並みが広がりつつ、懐かしさや都会の喧騒から離れたような雰囲気を併せ持ち、生活がしやすい環境もあるのが特徴です。

駅前は賑やかですが、駅から少し離れるとマンションや一戸建てが並んでいます。

エリア内にある大井町駅の周りには、アトレ大井町や阪急大井町ガーデンをはじめ商業施設や9つの商店街が揃っており、ショッピングを心行くまで楽しむことができます。また大井町駅近隣には飲食店も豊富にあり、居酒屋をメインにお店が軒を連ねる飲食店街が人気です。

大井エリアは子ども向けの施設が充実しており、家族連れで賑わっています。遊具が豊富にある大井公園や、水族館も併設するしながわ区民公園など、子どもたちが楽しめるスポットが多数あるのも大井エリアの特徴です。

4.有名商店街が位置する「荏原エリア」

品川区の西にあり、戸越銀座や武蔵小山を抱えるのが荏原エリア。穏やかな雰囲気の住宅街が広がりながらも、活気のある商店街や緑あふれる公園があります。

エリアを代表する武蔵小山は再開発が進みタワーマンションがありながらも、庶民的な雰囲気も漂うのが特徴的。駅の東側が品川区、西側が目黒区となっています。

武蔵小山といえば、全長800メートルを誇り、日本で一番長いアーケードを持つパルム商店街が有名。200を超えるお店が並ぶ商店街は、常に買い物客で賑わっています。

武蔵小山は下町情緒と利便性を兼ね備えており、一人暮らしのみならずファミリー層、シニア層からも人気の街です。

武蔵小山と肩を並べる戸越銀座は、東西におよそ1.3km伸び、約400もの地元に根付いた店舗が軒を連ねる戸越銀座商店街があります。日本において〇〇銀座と名の付く商店街は多いですが、銀座の名前を一番初めに付けたのは戸越銀座だと言われています。学校が近くにあることから、子育て世帯も住んでいるのが戸越銀座です。

戸越銀座商店街はお惣菜をはじめ数々のお店が立ち並び、日常の買い物から散策まで楽しめるスポット。近くにある戸越八幡神社では、例大祭が毎年9月に開催され、賑わいを見せています。

戸越銀座の周辺にある文庫の森は、国文学研究資料館の跡地に開園した公園。自然溢れる風景を楽しめる憩いの場として、近隣の方から親しまれています。

5.都心の閑静な住宅団地「八潮エリア」

品川区の東の端にあるのが、東京湾の埋め立て地でもある八潮エリア。計画的に建てられた大規模な団地や、自然と水辺が感じられるよう整備された街並みが特徴的です。団地内には一人暮らしからお子さんのいるファミリー世帯、高齢者の夫婦などさまざまな年代が住み、生活をしています。近隣には大井ふ頭中央海浜公園があり、スポーツや釣り、ドッグランなどが楽しめるでしょう。

八潮エリアにはパトリア品川店という商業施設があり、スーパーマーケットやホームセンターなどの店舗に加えて、飲食店なども充実。街から出なくても日常生活が行えます。なお八潮エリアには鉄道の駅がないため、品川や大井町などから出ている都営バスを利用して訪れましょう。

週末になると、起伏の少ない土地でサイクリングを満喫するため、自転車乗りも集まるのが八潮エリア。沿道を自転車で走る姿が見られます。

品川区のまとめ

品川区内はオフィス街やビル街だけでなく、住宅街が広がるエリアや東京都内でも有名な商店街を持つエリア、都会的でありながら懐かしい雰囲気が漂うエリア、埋め立て地にできた島のエリアなど、個性豊かなエリアが存在します。

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