公開日:2023年12月25日
更新日:2023年12月25日

【保存版】中野区のポップアップストア出店ガイド

 中野区は都心部へのアクセスに優れながらも、庶民的な雰囲気が漂い住みやすいエリアです。人口密度は東京都23区の中でも2位を誇り、多くの人が住んでいます。近年では中野駅の再開発にて注目を集める中野区についてエリアを3つ分け、中野区の成り立ちとともにポップアップストア出店に向けた特徴をご紹介していきます

3つのエリアで解説!中野区エリアの特徴
1.サブカルチャーの聖地「中野駅前エリア」
2.閑静な住宅が続く「若宮エリア」
3.個人商店が立ち並び、下町感が漂う「野方エリア」

目次

中野区エリアとは?
中野区エリアの成り立ち
中野区エリアのアクセス
中野区エリアの特徴
中野区のおすすめスペース
中野区エリアのまとめ
この記事を読んでくれた方におすすめ

中野区エリアとは? 

中野区の基本データ
総面積15.59平方キロメートル
人口数337,505人(2023年12月1日地点)
世帯数213,441世帯(2023年12月1日地点)
中野区の各地域中野(駅前)エリア、若宮エリア、野方エリア

 東京都において西部に位置する中野区は、東西南北を下記の区が隣接しているエリア。

 東:新宿区
 西:杉並区
 南:渋谷区
 北:練馬区

近隣エリアのエリア解説

 面積は15.59平方キロメートルで、東京都23区中14位です。区内には善福寺川や江古田川、妙正寺川が流れています。人口はおおよそ38.2万人で、人口密度の面では豊島区に次いで中野区が2位です。東西を走る電車により、新宿をはじめ都市部へのアクセスに優れています。
 中野区は都市部でありながらも商店街や住宅地が多く、どこか庶民的で親しみやすい雰囲気が漂うのが特徴。比較的リーズナブルな賃貸住宅や物価も相まって、中野区は都心のベットタウンとして人気を集めています。また中野区内には大学のキャンパスも数多くあるため、学生の街としても親しまれているエリアです。
 多くの人々で賑わう中野区は昭和7年(1932年)の10月1日、旧中野町と旧野方町が合併することで生まれました。合併当時は近郊農業地帯だったのですが、人口の流入や宅地化、戦後の復興と高度経済を経て、現在のような活気のある街へと発展していったのです。

中野区は主に次のエリアに分かれています。

・中野(駅前)エリア
・若宮エリア
・野方エリア

 区内の中心的存在のエリアや閑静な住宅街に幅広い年代が住むエリア、下町のような雰囲気を持つエリアもあります。地域ごとに異なる雰囲気を持つ中野区は、人口構成を年代別に見てみると、特に20代から40代の方が多く住んでいるエリアです。

中野区エリアの成り立ち

地名の由来

 中野の地名が歴史においてはじめて登場したのは、1362年。和歌山県熊野那智大社に伝わる「武蔵国願文」と呼ばれる古文書において、僧が熊野那智大社を訪れた際に地名として「中野郷」と書かれたことが最古です。
 中野の地名における由来は、下記のような諸説があります。

・武蔵野台地の真ん中にあるから呼ばれた説
・善福寺川・妙正寺川の間にあり「中の郷」から中野と付けられた説
・東京市への編入時に中野町と野方街から1文字ずつ取って付けられた説

中野区の変遷

 中野区には旧石器時代から人が住んでおり、江古田川や妙正寺川、神田川などの川沿いに定住していました。縄文時代には、中野区内で見つかった遺物や遺跡から狩猟生活が営まれていたことが判明しています。現在の区における礎となったのは1603年、江戸幕府が開府された時期です。江戸城建築のために青梅から石炭を運ぶべく青梅街道が生まれ、あわせて中野宿ができました。江戸の中期になると物資が集まる場所として、また農業の地として発展。末期には製粉業や醸造業が盛んとなり、江戸の食料を支えていたのです。

▼中野区の豆知識:中野区はあの「生類憐みの令」の地だった!?現在の中野駅がある場所は、5代将軍徳川綱吉の時代に出された「生類憐みの令」により、およそ30万坪を誇る敷地内に8万頭の犬が収容されていた地域でした。

 明治22年(1889年)の4月になると市制・町村制が施行され、中野村と野方村が誕生。同じ年には現在のJR中央線に当たる甲武鉄道の開通により中野駅が生まれ人口が増えていき、中野区は近郊住宅地として発展していったのです。明治30年(1897年)には中野村から中野町に変わりました。
 大正12年(1923年)には関東大震災により都心部の人々が現在の中野区へ移住し、宅地化が進展することで人口が急増。また大正13年(1924年)には野方村が野方町になったのです。
 昭和7年(1932年)には東京市における市域拡張に合わせて中野町と野方町が合併し、中野区が生まれました。戦後の中野区は復興と経済成長を経て時代に合わせて成長し、現在の都心部へのアクセスに優れたベッドタウンとなったのです。
 近年は「100年に1度の再開発」と呼ばれる中野駅前の再開発を、官民が一体となって実施。今後は中野区の新庁舎や高層ビルをはじめ新たな建物が次々と生まれ、ますます発展していくでしょう。

中野区エリアのアクセス

 中野区は主にエリアの真ん中にJR中央線・JR総武線が、やや南に丸ノ内線、やや北に西武新宿線が通っています。その他にも東京メトロ東西線や都営大江戸線も乗り入れており、都心部のアクセスに優れているエリアです。特に新宿区までは10分足らずで移動が可能となっています。
 中野区は電車に加えて京王バスや関東バス、西武バスなど多彩なバスも通っており、電車でアクセスできない中野区内の縦の移動が可能です。

中野区内主要駅の乗車人数
駅名中野駅鷺ノ宮駅野方駅中野坂上駅
乗車人数合計245,633人
(中央線・総武線119,846人(※1)+東西線125,787人
28,112人(※2)21,546人(※2)合計100,829人{丸ノ内線:65,946人(※3+大江戸線:34,883人)}

(※1:JR東日本『各駅の乗車人員 2022年度』より)
(※2:西武鉄道『駅別乗降人員(2022年度)』より)
(※3:東京メトロ『各駅の乗降人員ランキング』より)
(※4:東京都交通局『各駅乗降人員一覧』より)

中野区内の鉄道路線
鉄道会社名路線名中野駅鷺ノ宮駅野方駅中野坂上駅
JR東日本中央線(快速)
中央・総武線
東京地下鉄(東京メトロ)東京メトロ東西線
丸ノ内線
西武鉄道西武新宿線
東京都交通局(都営地下鉄)大江戸線

中野区エリアの特徴

1.サブカルチャーの聖地「中野駅前エリア」

 行政の中心である中野区役所もあり、中野区の中心ともいえるのが中野(駅前)エリア。駅の近隣には各種ホールを兼ね備えた、なかのZEROもあります。
 中野の駅前エリアで有名なのが、駅前にある全長200mを超える中野サンモール商店や、中野ブロードウェイ。特に中野ブロードウェイは区のシンボルともいえる複合ビルで、サブカルチャーにおける聖地の一つとしてアニメや漫画ファンをはじめ、多くの方が訪れています。
 駅前エリアは買い物スポットが充実しながらも、自然も豊富にあるエリア。中野セントラルパークに併設された中野四季の森公園は広大な敷地を誇り、20,000平方メートル以上あります。季節の移ろいを感じられる憩いの場として、多くの人で賑わっている公園です。

2.閑静な住宅が続く「若宮エリア」

 北西部にある若宮エリアは閑静な住宅街。若者の単身世帯からファミリー層、高齢者の方が住んでいます。エリア内にある都立家政駅の近隣には、600m続く都立家政商店街があり、買い物がしやすいです。
 同じ若宮エリア内にある鷺ノ宮駅周辺には緑が豊富にあり、穏やかな雰囲気が漂うのが特徴。駅の近くにはスポーツ施設が充実した鷺宮スポーツ・コミュニティプラザや中野区立鷺宮図書館をはじめ、公共施設がさまざまあります。

3.個人商店が立ち並び、下町感が漂う「野方エリア」

 縦長の中野区において、北側にあるのが野方エリア。新宿まで乗り換えいらずの15分圏内にありながらも、下町のような雰囲気が漂うのが特徴的です。野方エリアは駅前に北原通り商店街をはじめ商店街があることで活気がありながらも、少し離れると静かな住宅街が広がっており、落ち着いた雰囲気も併せ持っています。
 野方エリアを縦断する道路・環状7号線の近くには中野区野方区民ホールがあり、コンサートや発表会などさまざまな目的で利用されています。

中野区エリアのおすすめイベントスペース

 中野区エリアのSHOPCOUNTER編集部おすすめの出店スペースをご紹介します。

中野マルイ

中野マルイのイベント実施風景

 中野マルイはJR中野駅南口を出てほぼ正面、中野通りに面した立地で、タワー駐車場と駐輪場を完備。2Fには高台の広い住宅地に面した入口もあり、地元に欠かせない生活動線として、地域に密着した店舗になっています。

中野区エリアのまとめ

 中野区における3つのエリアをご紹介しました。区の中心的であり再開発も進む中野駅前エリアや、買い物環境が充実した閑静な住宅街でもある若宮エリア、下町のような雰囲気もあり住み心地の良い野方エリアが中野区にはあります。中野区におけるお気に入りのスペースを、SHOPCOUNTERで探してみてください。

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サブカルチャー系のエリア解説

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