公開日:2015年10月18日
更新日:2023年11月29日

【展示会のキホン】内装で気をつけるべき3つのポイント

展示会を通してブランドの世界観や商品のよさを伝える上で、内装を含めた商品の見せ方は展示会の成否を決める重要な要素です。そこでこの記事では、展示会の内装で気をつけるべき3つのポイントをご紹介します。

展示会で来場者の目を引いたり、会場やブースの雰囲気作りに一役買うのが内装。

展示会での装飾・内装は、来場者から見て商品やブランドの雰囲気を感じる重要な要素であり、会場に訪れるかを判断する材料の一つとも言えます。

展示会場への集客量は、リード獲得や販促を目的とする展示会の成功を決める重要な要素と言えます。

今回は、展示会の中でも重要な要素である 展示会の内装で気をつけるべきポイントを3つご紹介します。

1.来場者にしてほしい回遊行動を整理する

会場の装飾・内装を考えるにあたって、まずは来場者にしてほしい回遊行動から改めて整理しましょう。

企画作りの際に、「展示会の目的」「対象」「対象にしてほしい行動」を最初に決め、どういう回遊行動をしてほしいかを設計して企画を絞ることをお勧めしました。最終的に展示会を成功させる目的で装飾・内装を手法として利用するため、企画作りの際に考えた来場者の行動から装飾・内装を考えていきます。

たとえば、下記のような形で「展示会場・ブースを視認する」ところから「展示会場・ブースから出る」ところまで来場者にしてほしい行動を整理しましょう。

ex.)
・展示会場・ブースを外から視認する
・展示会場に入り、商品を触る/体験する
・イベントアンケートに答えて、会員登録をする
・展示会場・ブースから出る

2.回遊行動ごとに何を伝えるか、整理する

次に、何を伝えてこの行動をつなげていくかを考えていきます。

先ほど整理したのは、あくまで出展者の希望として、ブースをこのように見てほしいという「理想状態」。すべての来場者が期待している行動を起こすことはなかなかないですし、合同展示会の場合はブースがたくさんあるため、興味を引いて、そこから入ってもらうには「何を伝えて」興味を引き、入ってもらうかが重要です。

そういった「伝えたいこと」を表現する手法として装飾・内装が出てきます。実際に下記の例を使って、フェーズごとに考えていきましょう。

ex.)

  • 展示会場・ブースを外から視認する←メッセージ1
  • 展示会場に入り、商品を触る/体験する←メッセージ2
  • 話しかけて名刺交換をする

メッセージ1:来場動機を作る

展示会の企画によっても動機となる部分は変わりますが、まずは来場の動機を伝えましょう。商材にもよりますが「競合他社とは異なる商材メリット」「商品のユニークさ・面白さ」「インパクト」など、訴求要素は様々にあります。多くの場合はこの段階で、どんなことをしているのかが判断されるので、ターゲットとなりうる来場者に響きそうな一番伝えたいメッセージを可能な限り分かりやすくアピールしましょう。

装飾では、「一番伝えたいメッセージを外観からどのように伝えるか」を意識しましょう。
メッセージ自体の強調はもちろん、他の要素を引き算したりして、できるだけ分かりやすく伝わりやすいデザイン設計を志向すると良いかもしれません。もちろん、分かりやすいだけではなくブランドや商材によってはインパクトも大事ですので、いくつか外観パターンをデザインしたり、過去のブースを参考にしてみると良いでしょう。

メッセージ2:特定のアクションを起こしてもらう

そして、来場いただいた後には、特定のアクションを起こしてもらうことが重要です。メルマガ登録、会員登録、名刺交換など、展示会の目標値を達成するためのアクションを起こしてもらう流れを作る必要が有ります。

名刺交換などビジネス寄りなものに関しては、来場者からアクションを起こしてもらうよりは、商品を体験しているところに接客として商品説明をする中でコミュニケーションが生まれやすいので、装飾・内装では、体験しながら談笑できるスペースを設けるなど、コミュニケーションが取りやすい環境を作ることがあがるでしょう。

また、消費者向けの展示会であれば、Webと連動したコンテンツは作り方次第で来場者側から特定のアクションを起こしてもらうことができます。「イベントの様子をInstagramで特定のハッシュタグをつけて投稿したら、ノベルティをプレゼント」など、目標値設定と工夫の仕方次第でアクションを自動化できます。

3.会場内での回遊を考える

最後に、展示会場・ブースに奥行きがある場合、会場内での回遊を考える必要があります。来場者が多いことは嬉しいのですが、多ければ多いほどこれまで作った回遊行動はごちゃごちゃになりがちです。

IoTなどハードウェア系の展示は特に商品体験する人が多く、ブース内で待ち時間などができます。そういうスキマの時間にも商品の良さが伝えられるように、映像などのディスプレイを設置したり、壁面にブランドポスターをつけるなど、装飾・内装面でも工夫が必要です。

ただし、すべての要素を装飾・内装に詰めると、展示会場・ブースがまとまりのない感じになりますので、必要に合わせてポスター・映像は冊子やWebサイトへの案内など、外出ししながら全体でのまとまりと様々なメッセージを伝えることのバランスをとりましょう。


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