コスメや食品、ファッションなど日本のブランドが大人気の香港。 今回は2013年にオープンした日本規格商品専門店の「アクアプラザ」を中心に、香港のポップアップストア事情をご紹介します。
週末の旅行先としても人気の香港。
人口が多く、都市として発展している香港では日本と同じくポップアップストアも徐々に増えてきています。
そこで今回は日本規格商品専門店のアクアプラザを中心に香港の小売事情やポップアップストアの広がりについてお伝えします!
香港は世界有数の人口過密都市。
人口密度の高さは世界第3位を誇り、有名な摩天楼を形成しています。
そんな香港は他国の都市に比べてECが発達していないことで有名です。
その理由は居住地が入り組んでいて配達経路が煩雑なこと、人口が密集しているため居住地から商業地までの距離が近いこと。
エリアによってはショッピングセンターや百貨店が1駅に1つの割合であるほど乱立しており、商業施設をはしごしてショッピングを楽しむ人も少なくないようです。
こうした特性から香港ではリアル店舗での需要が大きく、また家賃も高いことからポップアップストアが徐々に広がりを見せています。
特に雑貨や化粧品を中心に、路面の空き区画を使った短期間の出店も増えています。
さらに香港の特徴は5人に1人は、日本に10回以上日本へ旅行するという統計もあるほど親日であるということ。
化粧品やサプリメントから食品、サプリメントまでありとあらゆる分野で日本製品が大人気です。
香港の一般のブランドよりも2倍近く高いものもありますが、「安心して買える」というブランドイメージからほとんどの人が日本製品を所有しているほど生活に浸透しているのだそう。
輸入の比率が高い香港では海外製品を受け入れやすく、その中でも品質の高さが日本ブランドが人気を博している理由のようです。
▲アクアプラザ本店が入るD2Placeショッピングセンター。繊維街にあり、多くの人で賑わう。
そんな香港に2014年11月にオープンしたアクアプラザは、日本製品のみを扱う商業施設として親日家の香港人の心をつかみ、現在では香港内にポップアップストアを含め6店舗以上展開しています。
香港の街中は雑多な雰囲気がありますが、アクアプラザは日本の商業施設を思わせるゆったりとしたつくりになっています。
施設内の区画や共有スペース、通路など様々な場所でポップアップストアを実施し、日本ブランドの海外進出の足がかりとなっています。
アクアプラザ内でのポップアップストアで香港での認知を獲得し、そのまま継続して購入してもらえるように常設テナントとして入居するブランドも多いのだそう。
取扱商品はファッションから食品、雑貨まで多岐にわたり、まるで日本の商業施設がまるごと移動してきたような商品ラインナップです。
実際に尖沙咀(チムサーチョイ)の店舗は渋谷109内に出店しており、若い女性を中心に人気を集めています。
対して本店は香港の繊維街に店舗を構えており、幅広い年齢層の香港人から買い付けに来た外国人まで多岐に渡る客層が特徴です。
若者向けから大人向けまで、幅広い層にアプローチすることができます。
▲アクアプラザ店内の様子。取扱ブランドから見せ方まで、まるで日本の商業施設のよう。
そんなアクアプラザでは、日本企業の香港への出店をサポートするQuappというサービスを提供開始。
「輸送」「店舗」「販促」「管理」すべてをアクアプラザが一括して手配することで、将来海外に独立店舗をもちたいと考えているブランドを香港で育て、継続した販売をしていくことで海外での販路を断固としたものに確立していくことができます。
海外進出を考える際に重要なのは、まず現地で成功することに加え、ブランドを育てながら継続して売り続けること。
親日国である香港や台湾は他国に比べて日本ブランドが容易に受け入れられやすく、海外進出する際の足がかりとして出店が増加しています。
今後ますます重要になるインバウンド施策の一環として、香港でのポップアップストアはテストマーケティングの視点からも有効な一手となりそうです。
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