文京区エリアのポップアップストア出店ガイド【保存版】

記事のポイント

1．文豪が住んだ昔ながらの街並みが残る東エリア（千駄木、根津、湯島）　
2．高級住宅街や格式高いスポットのある西エリア（目白台・音羽・関口）
3．大型の商業施設や東京大学のある南エリア（春日・後楽・本郷）
4．自然や文化を全身で感じられる北エリア（千石、本駒込、白山）

目次

文京区とは？
文京区の成り立ち
文京区のアクセス
文京区の特徴
文京区のまとめ
この記事を読んでくれた方におすすめ

文京区とは？

文京区は東京23区の中心地に近く、都心3区（千代田区・中央区・港区）の北西部に位置しています。
東は荒川区、台東区、西は豊島区、新宿区、南は千代田区、北は北区の6区に接しています。

文京区の面積は11.29平方キロメートルで、東京23区においては20番目の広さです。東京23区内で見ると港区に次いで2番目に坂の数が多い地形で、川によって形成された低地と台地、いくつかの谷から成り立っています。

文京区は日本有数の文教地区として知られており、学校教育発祥の地とされている湯島聖堂や東京大学をはじめとする多くの教育機関があります。また、東京大学周辺には、多くの文化人・文人が暮らしていたことから、近代文化の発信地としての一面を持ち、いまではその旧跡が人気の観光スポットになっています。

さらに、都心にありながらも根津神社や護国寺など、由緒ある神社・仏閣や歴史ある建造物が多いこと、小石川植物園、六義園などの旧大名庭園をはじめ、緑を感じられることも特徴です。

文京区の成り立ち

文教の由来

文京区は、1947年に旧小石川区と旧本郷区が合併して誕生しましたが、名称は東京新聞社が一般募集を行い、両区で審議されましたが、決定に至りませんでした。
そして、旧小石川区役所の職員から募集した案に「文京」の名称があり、両区の審議のもと、区の特徴を表した「学問（文教）の府」のイメージにマッチしていることから決定しました。

23区の名称は位置関係や地名・駅名、旧区の名称からつけられることが多く、文京区は特徴的な名付け方となりました。

現在の文京区となるまでの変遷　

文京区は、28カ所で縄文遺跡が見つかっていることから、旧石器時代から人々の生活が営まれていたと考えられています。江戸時代には、大名屋敷や武家屋敷が置かれ、伝通院、護国寺、根津神社などの寺社が創建・転入することで、街が形成されていきました。

明治時代になると、文京区内の大半を占めていた武家屋敷の跡地が教育機関などに転用され、文教地区の側面が色濃くなっていきます。教育機関が増えたことから、坪内逍遥、夏目漱石、樋口一葉、森鷗外などの文豪たちが移り住み、数々の名作を残しました。また、旧屋敷内の庭園が現在の小石川植物園や六義園となっており、貴重な自然が今に受け継がれています。

文京区のアクセス

文京区内には、都営地下鉄大江戸線・三田線、東京メトロ丸ノ内線・南北線・有楽町線・千代田線の合計6つの路線が通っています。文京区は池袋・新宿方面へアクセスしやすい路線が集まっていることが特徴です。また、オフィス街である大手町や東京、永田町へのアクセスも整っています。

東京メトロ丸ノ内線・有楽町線は、乗り換えせずに池袋駅、新宿駅までアクセスできます。特に江戸川橋駅からの所要時間は池袋駅約6分、新宿駅約22分です。また、春日駅から都営大江戸線を利用すると新宿西口駅へ約13分でアクセスできます。

さらに東京メトロ丸ノ内線は、大手町駅・東京駅へも乗り換えなしでアクセスできる利便性の高い路線です。

（※1：東京メトロ「各駅の乗降人員ランキング」2022年度より）
（※2：都営地下鉄「各駅乗降人員一覧」2022年度より）

文京区の特徴

文京区といえば、東京大学をはじめとする教育機関や六義園・小石川植物園などの自然が感じられるスポットが多く、静かで落ち着いた印象があります。

その反面、東京ドームやラクーアなどの娯楽を楽しめるエリアもあるなど、地区により街の雰囲気は異なります。文京区の特徴を4つのエリアに分けて紹介します。

1．文豪が住んだ昔ながらの街並みが残る東エリア（千駄木、根津、湯島）　

文京区の東側は、学校や美術館、神社、昔ながらの商店街などがあり、学生や年配の方に人気のエリアです。谷根千（谷中・根津・千駄木）の愛称で親しまれている根津、千駄木があります。

根津には、東京十社の一つである根津神社があり、1900年の歴史をもつ由緒ある神社です。3,000株以上のつつじの花が咲く名所で、毎年4月に開催される「つつじまつり」は多くの人で賑わいます。

千駄木は、川端康成、夏目漱石、森鴎外など、多くの文豪が住んだまちです。夏目漱石の『吾輩は猫である』や『坊ちゃん』、『草枕』も千駄木で執筆され、旧居跡には石碑が建てられています。さらに森鴎外が亡くなるまでの30年間を過ごした場所には「文京区立森鴎外記念館」があります。

湯島には、日本の学校教育発祥の地として知られる湯島聖堂や学問の神様、菅原道真を祀る湯島天神があります。受験シーズンには、合格祈願をする人々の姿がみられます。

2．高級住宅街や格式高いスポットのある西エリア（目白台・音羽・関口）

文京区の西側は、目白台・音羽・関口地区があるエリアで、落ち着いた住宅街が広がっています。大きな邸宅があるなど高級住宅街としての様相も感じられます。お茶の水女子大学や筑波大学附属高校をはじめとする有名な教育機関が集まるエリアです。

5代将軍徳川綱吉の生母の願いにより創建された護国寺や130年の歴史をもつ「ホテル椿山荘東京」、元総理大臣の鳩山一郎が建てた鳩山会館など、格式高くも、自然を感じながら散策できるスポットがあります。特に椿山荘庭園は2万坪もあり、都会のオアシスのような空間が広がっています。

また、日本女子大学や文京第三中学校をはじめとする旧三井財閥の土地や、侯爵として有名な細川家の敷地が残っています。由緒ある地域で、国立代々木競技場を設計した丹下健三の東京カテドラル聖マリア大聖堂もあります。

3．大型の商業施設や東京大学のある南エリア（春日・後楽・本郷）

文京区の南側にあたる春日・後楽・本郷エリアは、商業的な面が強いことが特徴です。野球やコンサートが行われる東京ドーム、スパ施設やアトラクションなどの複合施設であるラクーアがあるため、多くの人が集まります。さらに、このエリアには文京区役所を有する「文京シビックセンター」があり、23区の区役所の中で最も高いことで知られています。コンサートや講演会が行われるホールや子育て世帯・高齢者向けのエリア、展望ラウンジなどがある区民施設です。

また、本郷には、東京大学本郷キャンパスがあり、東京大学医学部附属病院や東京大学総合研究博物館などの付属機関も集まっています。東京大学のシンボルともいえる「赤門」も本郷キャンパスにあることから、門前で写真を撮る人の姿を見ることもあります。

そして、このエリアのメイン駅である春日・後楽園・本郷三丁目駅は、都営地下鉄大江戸線・三田線、東京メトロ丸ノ内線・南北線の4路線が利用でき、都内の主要駅へアクセスしやすくなっています。

4．自然や文化を全身で感じられる北エリア（千石、本駒込、白山）

文京区の北側は、千石・本駒込・白山エリアで住宅街が多くみられるのが特徴です。落ち着いた雰囲気で、静かに自然や文化を感じられるスポットがあります。

本駒込には、東京9庭園に指定されている六義園があり、一年を通して季節の変化を楽しむことができます。また、六義園の近くには世界5大東洋学研究図書館の一つである東洋文庫が開設した「東洋文庫ミュージアム」があります。なかでも約24,000冊が所蔵されるモリソン書庫は圧巻で、ドラマの撮影でも使われるほどです。

白山は、東京十社に数えられるあじさいの名所である白山神社が有名です。また、日本で最も古い植物園で、東京大学附属施設の「小石川植物園」もあります。由緒ある植物や遺構が残されており、名勝・史跡に指定されています。桜や梅、紅葉など四季折々の自然も感じられる人気スポットです。

文京区のまとめ

文京区は、教育機関や由緒ある寺社仏閣・庭園などの文化・自然を感じられるスポットが集まっています。加えて、高級住宅街や商業施設が目立つエリアもあり、暮らしにゆとりや豊かさのある方が多い印象を持ちます。

文京区の各エリアで雰囲気や魅力が異なるため、お気に入りのスペースをSHOPCOUNTERで探してみてください。

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