この記事では、商品の種類や魅力をわかりやすく伝えるための考え方「IP (アイテムプレゼンテーション)」について解説します。売場作りの基本となる「IP」の考え方を理解し、魅力的な空間作りに生かしましょう。
ポップアップの出店ではじめて接客を経験する人へ、VMDのキホンをお伝えするシリーズ。
今回は、これまでにご紹介した「VP」「PP」のキホンに続き、「 IP (アイテムプレゼンテーション)」のキホンをご紹介します。
IPは商品陳列やPOPによってひとつひとつの商品の種類やカラーバリエーション、サイズなどをわかりやすく伝えることを指します。
特に商品のよさを自然に伝えてくれるPOPを正しく設計すれば、接客無しでも売れるようになります。
そんなIPをうまく活用し、商品の良さを効果的に伝えていくためのポイントをご紹介いたします。
商品はそれぞれ実際に売りをたてたい商品と、先行して見せたりブランドの世界観を表現するための商品があります。
特に季節によって売り上げが左右されるアパレル商品は、同じアイテムでもその時期によってカテゴリ分けが変わります。
その時期に実際に売りたいもの、使い方がわかりやすいベーシックなものはすでにお客様も商品を使うイメージができているので、カラーやサイズ展開を見せて「この中ならどれが一番好みですか?」と語りかける陳列をします。
逆にまだ季節が早かったり使い方をイメージするのが難しいトレンドアイテムやオリジナル商品は、使っているシーンが想像できるように他の商品と組み合わせたり、マネキンなどの備品を使ってお客様の興味をひくと良いでしょう。
ポップアップストアの場合ははじめてそのブランドと接するお客様も多く来店されるので、使っているシーンやブランドイメージが伝わりやすいように後者の陳列方法を多めにするのもおすすめです。
このように、ただ陳列するだけではなくその商品の特性や季節感、ブランドの認知度などをふまえて、陳列にメリハリをつけてみましょう。
接客同様、思い入れのある商品のPOPをつくる際にたくさんの情報を載せたくなってしまいがちですが、POPが商品よりも主張してしまうと本末転倒ですので気をつけましょう。
POPに載せる言葉は文章でなく単語にするように意識すると、おすすめポイントが簡潔に伝わるPOPになります。
「新商品」「手作り」「天然素材」などのわかりやすいセールスポイントを記載するのがスタンダードなPOPですが、ブランドとして産地にこだわっているのであれば、すべての商品に大きく産地を明記してもよいでしょう。
接客時に「すべて素材は国内産なんですよ」といった声かけができると、お客様にとってもそのブランドのこだわりがわかりやすく、相乗効果を生み出すことができます。
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