スペース貸しビジネスで起業したい方が押さえるべき5つのポイント
レンタルスペース開業のポイントを解説します。レンタルスペースにも、toB向けの催事スペースと、toC向けの会議室・パーティースペースの違いがあり、それによって掲載すべきプラットフォームも異なります。
この記事では、開業にあたり、提出が必要な書類や、内装・備品の工事、プラットフォームの選び方を解説します。

目次
物件確保と開業準備を進めよう
レンタルスペースの起業に興味はあっても、最初は何をどうしたら良いかわからない人も多いはず。まずは、下記のことから準備していきましょう。
税務署に必要書類を提出する
スペース貸しビジネスを始める際、特別な資格を取る必要はありません。一般的に開業を行う時と同様、開業手続きをすればOKです。
開業手続きには、税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書(いわゆる開業届)」「所得税の青色申告承認申請書」という2種類の書類を提出することが最低限必要となります。
開業届はその名の通り、事業を新たに開始したことを申告する書類です。また所得税の青色申告承認申請書は、確定申告を青色申告で行う際に必要な書類です。確定申告には青色申告・白色申告の2種類があり、青色申告は作業に手間がかかる分、税金面で有利な特典を受けられる方式です。
いずれの書類も、税務署で入手できるほか、フォーマットを国税庁ホームページからダウンロードすることもできます。開業届は事業を始めてから1カ月以内、所得税の青色申告承認申請書は事業開始日から2か月以内が提出期限です。税務署の窓口への提出だけでなく、郵送も受け付けています。
ほかにも細かなルールが色々とあるので、届け出る前に国税庁ホームページなどでしっかりと確認しておきましょう。
貸し出す物件を確保する
貸し出す物件の種類は大きく分けて「賃貸」「自己保有物件」の2種類です。その物件の性質によって、事前に準備しておきたい事項も異なります。
【賃貸で始める場合】
賃貸物件であっても、レンタルスペースの開業は可能です。ただし、借りている物件をさらに第三者に貸すことは又貸し(転貸借)ということになり、通常は禁止されている場合が多いです。転貸借契約を結び、オーナーや管理会社の承諾を得る必要があります。
事前にこのような手続きを踏んでおかなければ、事故などが起きてしまった際、トラブルになることもありますし、最悪の場合、契約を解除されてしまう場合もありますので、必ず事前に準備しておきましょう。
【自己保有物件で始める場合】
自分が所有している物件の場合、賃貸物件のように転貸借契約を交わす必要はありません。
しかし、不特定多数の人がスペースを利用することによって、他の居住者に問題が起こらないよう、事前に対策しておく必要があります。これは周囲がテナントであっても、住居であっても同様です。
必要な家具や備品を揃えよう
スペースを確保できたら、レンタルスペースの用途やシーンに合わせて、必要な備品を揃えていきましょう。
【カフェ型で必要なもの】
カフェ型レンタルスペースは、カフェをはじめ、飲食系のポップアップストアやワークショップ、撮影などの利用を想定しています。主に必要な物は、椅子・テーブルセット、キッチン、調理器具、食器類、冷蔵庫などが挙げられます。
カフェスペースにはおしゃれさを求めるユーザーもいるため、インテリアなどに工夫を凝らし、雰囲気作りにも力を入れてみるとなお良いでしょう。
【住居型で必要なもの】
住居型レンタルスペースは、パーティ、女子会、ママ会などのプライベート利用や、少人数でのワークショップなどが想定されます。また、“住居感”を活かした撮影などに使われる場面もあるでしょう。
主に必要な物は椅子・テーブルセット、ソファ、クッション、ラグ、テレビといった、利用者がくつろいで過ごすためのアイテムが挙げられます。また、パーティなど飲食物を扱うシーンも想定されるため、キッチンや調理器具、食器が充実していると喜ばれるでしょう。
利用者に楽しんでもらうために、トランプやボードゲームなど、誰もが気軽に遊べるゲーム類を準備しておいても◎。楽しい時間を過ごしてもらえれば、リピーターになってもらえるかも知れません。
【会議室型で必要なもの】
会議室型レンタルスペースは、ミーティングや企業説明会、セミナーなど、ビジネスシーンでの利用を想定しています。主に必要な物は椅子・テーブルセット、プロジェクター、スクリーン、ホワイトボード、電源、wifiなどが挙げられます。
コーヒーメーカーや文房具類など、オフィスにあるような備品を揃えておくと喜ばれるでしょう。
レンタルスペースのプラットフォームに登録しよう
スペースの準備が整ったら、いよいよ営業スタートです。用途に合うユーザーとマッチングできるよう、集客を行いましょう。
ただ、自力で集客しようとすると、時間もコストもかかってしまうのが実情。そんな時におすすめなのが、レンタルスペースのプラットフォームです。
◇レンタルスペースのプラットフォームとは?
レンタルスペースのポータルサイトは、全国各地のレンタルスペースの情報が集約されたサイトで、登録しておくと下記のようなメリットがあります。
【コストを抑えられる】
レンタルスペースのポータルサイトは成功(契約)報酬型で、サイトを通じて契約が成立した場合に一定の割合の手数料を支払うシステムです。売上が発生しない場合は費用が発生せず、コストを抑えられます。
【掲載ページを作ってもらえる場合が多い】
レンタルスペースの紹介ページをポータルサイト側が作成してくれる場合があります。集客のためには自分でホームページを開設しておくことも大切ですが、検索した時に上位に出てくるポータルサイトで紹介してもらうことで、より多くの人の目に触れられる可能性がぐんと高まります。
【広告の自己負担が不要な場合が多い】
広告もポータルサイト側が出稿してくれるため、自分で負担する必要がないというケースが多くなっています。広告までカバーしてくれるポータルサイトに登録した場合は、広告費用も抑えることができます。
おすすめのプラットフォームは?
メリット満載のプラットフォーム、レンタルスペース運営者なら登録しない手はありません。中でもおすすめはショップカウンター(https://shopcounter.jp/)です。
ショップカウンターは下記のような特徴があるサイトです。
・登録テナント数80,000以上
ショップカウンターには、路面店や商店街スペース、スタジオ、駅ナカ、オフィスビル、商業施設内スペースなどへの短期出店、ポップアップストアの実施を目的にしたテナントの方たちが80,000以上(2025年6月時点)登録しています。

ユニークな利用者属性
ショップカウンターの利用者には、海外やEC発のブランド、クリエイター、アーティストなども数多く登録されており、新規顧客の開拓も期待できます。新たな利用者との出会いによって、自分のスペースの新しい用途やニーズが見つかるかも知れません。

ショップカウンターにおける出店者カテゴリの構成比
ショップカウンター利用者事例
利用単価が高い
ショップカウンターの利用者は、多くの場合、物販やプロモーションを目的としたビジネス利用のため、単価が高くなる傾向にあります。
価格帯や立地によりますが、月に数百万の売上が出ているようなスペースもあるため、気になった方はこちらから詳細をチェックしてみてください!
ショプカウンター利用オーナー事例
運用の詳細を決めよう
集客に成功し、利用者を獲得したらあとはもう大丈夫。そう思いたいところですが、レンタルスペースでは一部の心ない利用者による物件の破損や備品の盗難、近隣居住者への迷惑行為といったトラブルが数多く発生しています。
このような問題を未然に防ぎ、利用者に快適に使用してもらうためには、下記のような準備も必要です。
【常駐のスタッフを配置する】
スタッフを配置しておけば、現場の問題に即時対応することができて心強いです。ただ、当然ながら人件費がかかってしまうため、運営費に余裕がある場合の選択肢といえます。
【監視カメラを設置する】
監視カメラを準備しておけば、スペース内で問題や迷惑行為などが発生した際、録画した映像を証拠として使用することが可能です。スタッフを配置する人件費よりも安く、監視の目を光らせることができます。しかし、固定された場所からしか監視できず、死角が存在するため、100%問題に対処できるものではありません。
【電気錠・スマートロックを実装する】
鍵の受け渡しを行う際、ポストなど鍵の場所を利用者に教える方法がメジャーですが、これは関係者以外の出入りや鍵の紛失などの問題につながる恐れがあります。
そこで実装しておきたいのが、電気錠やスマートロックです。特にスマホアプリで施錠・開錠ができるスマートロックは、スマホ全盛の現在では必須のシステムなので、ぜひ取り入れておきましょう。
【損害の取り決めをする】
しっかり対策をしても、不特定多数の人が利用する以上、どうしても何らかの問題は発生してしまいます。そのような時のため、利用規約やキャンセルポリシーを作成しておきましょう。大事な項目の抜け漏れなどがないよう、弁護士に内容をチェックしてもらうと安心です。
利用者のためにしっかりと準備しておこう
レンタルスペースの運用には、事前に準備しておくべきことがたくさんあります。しかし、どの準備も利用者に気持ち良く使用してもらうために大切なことばかりです。利用者に選ばれ、喜ばれるスペースとして運営していくために、今回ご紹介したポイントをしっかり押さえてみてください。
スペース掲載の際は、ぜひショップカウンターにご相談ください。

ポップアップストア・催事イベントにおすすめなスペースや、ノウハウ・事例を紹介いたします。
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