公開日:2024年6月22日
更新日:2024年6月22日

Tiktokとは?特徴と注目を集める背景を解説

TikTokは、短編動画の共有を中心としたSNSプラットフォームで、世界中で多くのユーザーに利用されています。特に若年層に大きな影響力を持っており、企業にとっても新たなマーケティングチャネルとして注目されています。
本記事では、TikTokの概要や特徴、企業がTikTokを運用するメリット・デメリットを紹介します。

目次

TikTokとは?
TikTokの特徴

TikTokが注目される理由
TikTokを運用する際の注意点

TikTokとは?

TikTokは、中国のByteDance社が運営するモバイル向けのショート動画投稿プラットフォームです。
2016年に中国国内で「抖音(Douyin)」としてリリースされ、翌年に国際版「TikTok」のサービスが開始されました。

当初、投稿できる動画の長さは60秒まででしたが、2022年3月から最長10分まで投稿できるようになりました。歌に合わせて踊る動画のプラットフォームとして活用されており、若年層の間で人気のアプリとして急成長していきます。

2018年には、新語・流行語大賞にノミネートされるほどの話題ぶりで、ほかのSNSと比較しても早いペースで利用者数が増えています。

現在では、ダンスだけでなく、美容、教育、DIYなど多岐にわたるコンテンツが投稿されており、多くのクリエイターが個性豊かな動画を投稿しています。

世界の利用者数は2024年2月時点で15億6,000万人、国内の月間アクティブユーザー数は、2023年9月時点で2,700万人に達しており、Z世代をターゲットにした企業のマーケティング活動にも利用されています。

TikTokの特徴

動画を投稿するハードルが低い

TikTokの最大の特徴は、ショート動画に特化していることです。

「動画」というと編集技術がないと投稿できない、とハードルが高いように思われるかもしれません。しかし、15〜60秒程度の短編動画であれば、プロのようなスキルやセンスがなくても、手軽に撮影・投稿できるのではないでしょうか。

また、TikTokは、動画の撮影から編集までをアプリ内でおこなえるため、誰でも手軽にプロが作ったような仕上がりの動画を作成することもできます。
フィルターやエフェクトが豊富にあり、音楽ライブラリから流行りの曲を活用できるため、ブームに乗った最新のコンテンツになります。

アルゴリズムをもとにした動画レコメンド

ユーザーの視聴履歴や興味をもとに、パーソナライズされたコンテンツを「おすすめ」に表示しています。このため、ユーザーは常に自分が関心をもっている動画を閲覧でき、投稿者側は自分の動画が関心の高い、幅広いユーザーに見てもらえるシステムになっています。フォロワーだけでなく、新規ユーザーにも投稿が届きやすいため、いいねやコメント、フォロワー数が伸びやすいのもTikTokの特徴です。

広告がスキップできるため、ストレスを感じにくい

TikTokは自分で動画をスワイプすることで次の動画が表示される仕様になっています。
動画の閲覧中に強制的に広告を見なくてはいけない訳ではなく、スワイプした先の広告が挿入され、興味がなければすぐにスワイプしてスキップできます。

TikTokが2020年に公表した広告に関する調査によると、TikTokの広告を「つい最後まで見てしまう」と回答した人が、他のプラットフォーム平均と比較して143.8%と高くなっているとのことです。

スキップできるからこそ、本当に関心のあるものであれば、広告であっても最後まで見てもらえる可能性が高いことはTikTokならではの特徴といえます。

TikTokが注目される理由

TikTokがなぜここまで急成長を遂げ、若者をはじめとする幅広いユーザーに利用されるプラットフォームとなったのか、その理由をTikTokならではの特徴をもとに説明します。

インフルエンサーが生まれやすい

TikTokは、前述した「おすすめ」フィードがあることから、フォローされていない方にも自分のコンテンツを見てもらえるチャンスがあります。

そのため、フォロワー数が少ない状態でも興味・関心を持つユーザーが多く、面白い動画をつくることができれば、バズが生まれやすく、多くのフォロワーを獲得しやすい環境が整っています。

個人が短い期間で大きな影響力を持つことができるため、TikTokをメインとするインフルエンサーが生まれやすくなっており、マーケティングの新たな手法としても注目されています。

国内だけでなく、世界とつながれる

TikTokは世界中で利用されているプラットフォームのため、国境を越えたコミュニケーションができることが魅力です。

特にダンスチャレンジやハッシュタグチャレンジは、グローバルに広がるトレンドとなっており、ユーザー同士がつながりやすい仕組みになっています。

短尺動画は視覚にうったえるものであるため、言語の壁を超えて、共通の話題を楽しむことができる点も、TikTokが注目され、多くの利用者を魅了する理由の一つです。

TikTokを運用するメリット

TikTokは、個人だけではなく企業のマーケティング活動の場としても注目されています。企業がTikTokを運用するメリットを3つ紹介します。

10〜20代のターゲット層にリーチできる

TikTokは10〜20代のユーザーが多く、若年層に強い影響力を持っています。自社商品・サービスがTikTokの利用者層にマッチしている企業にとっては、ターゲット層にアプローチできる理想的なプラットフォームです。
さらに、TikTokのユーザーは、他のプラットフォームと比べてもエンゲージメント率が高い特徴があります。動画へのコメントやシェアが気軽に行われるため、投稿したコンテンツが多くの人に拡散されやすい環境が整っています。そのため、TikTokを活用して、ブランドや商品・サービスの認知度を効率よく向上させることができます。

トレンドを活用することで自然にプロモーションできる

TikTokでは日々新しいトレンドが生まれており、それが瞬時に拡散される特徴をもっています。このトレンドを素早くキャッチして、迅速にアカウント運用に取り入れることで、ユーザーに注目される可能性が高まります。特に、ハッシュタグチャレンジやバズっている動画を参考にすることで、効果的に販促活動をおこなうことができます。

UGCを生み出すキャンペーン企画を活用できる

TikTokは、他のSNSと比較して広告への好感度が高いため、広告を運用することで高い効果を期待できます。中でも、広告プランの一つである「ハッシュタグチャレンジ」を活用して、ユーザー参加型のキャンペーンを実施することができます。

ハッシュタグチャレンジは、企業アカウントが指定したハッシュタグの見本となる動画を投稿して、それを真似たコンテンツの投稿をユーザーに促す広告プランです。ハッシュタグチャレンジの動画を投稿したユーザーがブランドの認知や共感をもってもらえる効果があることはもちろん、自然にUGC(ユーザー生成コンテンツ)を生み出すことができます。企業の発信として商品・サービスをアピールするよりも、一般消費者の投稿のほうが共感を得やすく、話題になりやすい傾向があります。

UGGに関する記事はこちら

TikTokを運用する際の注意点

TikTokは、企業にとって魅力的な媒体である反面、アカウントの運用には一定のリスクが伴います。運用にあたって注意すべきポイントを紹介します。

著作権を遵守する

TikTokでは音楽や映像が頻繁に使用されているため、著作権侵害の有無を忘れてしまいがちです。使用した曲や映像が著作権侵害にあたるコンテンツを投稿してしまうと、アカウントが停止される可能性があるだけでなく、企業の存在も脅かされかねません。

TikTokはJASRACと包括提携を結んでいるため、JASRACが管理している楽曲なら投稿に使用できます。そのため、TikTokで投稿する動画を作成する際は、TikTok内で提供されている曲から選んで使用すると間違いがなく、安心です。

炎上リスクがある

TikTokはフォロワー以外のユーザーにもコンテンツが閲覧されやすく、拡散性が高いことが特徴です。多くのユーザーに企業の発信を届けられるメリットがある一方で、不快に感じられる投稿もすぐにシェアされ、瞬く間に炎上してしまう可能性があります。

企業のブランドイメージ損失にも発展しかねないため、アカウント運用にあたって、メディアリテラシーに基づいたルールを定めておくことをおすすめします。

まとめ

TikTokは、短時間でクリエイティブな動画を楽しめるプラットフォームとして、世界中で人気を集めています。企業が効果的に活用することで、多くのリーチ獲得やブランド認知度の向上を見込めます。しかし、運用する際には著作権侵害や炎上などのリスクに注意を払う必要があります。TikTokを上手に活用して、企業のプロモーション活動を成功させましょう。

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