エンターテインメントやプロモーションなど、多彩な場面で利用され話題を集めているのが「イマーシブ空間」。体験型のコンテンツとしてさまざまな活用が可能なイマーシブ空間について、本記事ではイマーシブ空間の概要や流行の背景、イマーシブをテーマにしたポップアップイベントを3つご紹介します。
1.イマーシブとは?
2.イマーシブが流行している背景
3.イマーシブをテーマにしたポップアップイベント
4.まとめ
イマーシブは英語で「immersive」と表し、「没入感」を指す言葉です。AIやXR(クロスリアリティ)といったデジタル技術により、その世界にいるかのような疑似体験や没入感、リアリティを感じることができます。
イマーシブ空間はVRゴーグルを利用したメタバースをはじめ、デジタル技術を活用した演出だけでなく、顧客参加型の演劇などでも体験が可能。オンラインだけでなく、リアルでも広がりを見せている技術です。
イマーシブ空間を活用したエンターテインメントの例としては、チームラボが展開するデジタルミュージアムや、2024年3月に東京のお台場にオープンした完全没入体験が楽しめるテーマパーク「イマーシブ・フォート東京」が挙げられます。
イマーシブの技術は、エンターテインメントだけでなくビジネスにも応用可能です。商品やサービスの仮想体験を通じて、マーケティングの強化や顧客体験の向上にも役立ちます。
その他にも接客や研修、教育などの利用やバーチャルオフィスなど、ビジネスにおけるさまざまな場での活用も期待されている技術がイマーシブです。
イマーシブが流行している背景には、消費の傾向が「モノ消費」から「コト消費」へと移り変わり、体験に価値を見出す人々が増えていったことが挙げられます。
モノ消費 | 商品などの消費・所有を目的とした消費行動を指す |
コト消費 | 商品やサービスを選ぶ際に得られる体験を重要視する消費行動を指す |
コト消費の例としてはイベントの体験や旅行自体、または旅行先で楽しむ体験(スキューバダイビングやモノ作り体験など)などが挙げられます。
モノ消費からコト消費へと移り変わった理由は、多くのモノがあふれる現代社会において、モノ自体よりも得られる体験や経験に価値を見出す人々が増えていったからです。その上、体験するだけでなく、唯一無二の経験を求める消費者心理と相まって、その場所にいないと味わえない没入体験が楽しめるイマーシブが流行しています。
イマーシブ空間での体験は、思わず誰かに話したくなるようなつくりとなっているのも特徴です。そのため、口コミで話題となっている点も、流行している背景として挙げられます。
イマーシブをテーマにしたポップアップイベントについて、3つご紹介します。
2024年9月6日(金)から9月16日(月・祝)まで、SHIBUYA TSUTAYAの1Fにて期間限定で行われていたイベントがHELLO KITTY IMMERSIVE POP-UP!。2024年で50周年を迎える、ハローキティの完全没入体験イベントです。
HELLO KITTY IMMERSIVE POP-UP!では会場内に、ハローキティのイマーシブ空間を作成。ステップを踏むと足元にリボンが出現する「ステップリボンスポット」や、ポップな音楽とともに流れるリズミカルな映像によりハローキティ史上最も没入体験が味わえる「イマーシブスポット」などが楽しめました。
その他にも会場内では、歴代のハローキティが並ぶオープニング映像や、会場に訪れた方々にウインクをするキティ、歴代のサンリオキャラクターが登場してハローキティの50周年を祝う映像が流れ、没入感のある巨大なスクリーンで楽しむことができました。
イマーシブ空間だけでなく、ハローキティのリボンがたくさん積み重なったミラーフォトスポットもあり、訪れる人々が写真や動画を撮影してシェアしたくなるような仕掛けも満載です。
ハローキティの世界をとことん楽しめるポップアップイベントは、多くのファンの心を掴みました。
2024年4月27日(土)から5月6日(月)まで、渋谷にあるOPENBASE SHIBYAのB1Fにて行われたのが「秒で沖縄に行けるバー by Orion」。ゴールデンウィークの期間に行われた秒で沖縄に行けるバー by Orionは、渋谷で沖縄小旅行体験を満喫できるポップアップイベントです。
会場内には、東洋一美しいといわれている沖縄の宮古島の与那覇前浜ビーチの模様を、プロジェクションマッピングにて10mに渡って投影。没入感を高めるべく床には白砂を敷き詰め、周辺にはガジュマルやデイコといった沖縄ならではの樹木を配置することで、宮古島のビーチを再現しました。
入口で島ぞうりに履き替えることで、砂の感触も含めてリアルな沖縄を五感で体験できたのです。
プロジェクションマッピングで投影される与那覇前浜ビーチは、30分の中で気持ちも晴れるような日中の映像からノスタルジーな気持ちにもなれるサンセットへの移り変わりも楽しめます。打ち寄せる波の音や三線の音色を楽しみながら味わえる、無料で提供されるオリオンビール(お一人様3缶まで)により、まるで沖縄にいるかのような贅沢なひと時を演出。
その他にも、沖縄出身のキャストも出演することで渋谷にいながら沖縄を没入体験でき、ゴールデンウィークの思い出となるイベントが開催されました。
「渋谷」駅から徒歩7分。渋谷PARCOとハンズの間に位置するビルの地下1階、広さ105㎡、高さ3280mmの余裕あるイベントスペースです。
イス、テーブルや、映像、音響、照明機材、ネット回線も充実。
アイドルイベントや、アパレル展示会、ラジオの公開収録、アートギャラリー、配信イベントなど、様々な用途でご利用頂くことが可能です。
ご利用日数が多いお客様には、特別料金でご提供させていただきますので、是非お気軽にご相談ください。
2024年9月3日(火)から9月8日(日)まで、東京都渋谷区にある東急プラザ原宿 ハラカドの6階屋上テラスにて行われたのが、Les Essences de Diptyque(レ ゼサンス ドゥ ディプティック)POPUP EVENT。フレグランスのブランドであるディプティックが新しいフレグランスのコレクションの発売を記念し、東急プラザ原宿 ハラカドの屋上テラスにて開催したポップアップイベントです。Les Essences de Diptyqueの世界観を特別な空間にて、五感で楽しめました。
会場で最初に出迎えてくれるのが、ディプティックのロゴとともに新しいフレグランスであるLes Essences de Diptyqueのコンセプトを描いたモニュメント。コレクションの世界に足を踏み入れた後に現れる6階から7階へと上がる階段には、アーティストのナイジェル·ピークにより新たに販売するコレクションの種類と同じ5つのカラーに彩られ、Les Essences de Diptyqueの世界へと導かれます。
7階には五感でそれぞれのフレグランスの香りを楽しめる、ストローリングエリアを配置。
会場内には、調香師が創作したストーリーとともに、5種類の香りのインスピレーションとなった素材や香り、イラストレーションを展示しており、訪れた方は香りの世界に没入することができます。
会場内では展示物以外にも、新しいフレグランスのコレクションから着想を得た5種のオリジナルジェラートやオリジナルドリンクを楽しめるカフェもオープン。ポップアップイベントでは五感を通じて、ブランドやフレグランスの世界を体験できました。
消費の傾向がモノからコトへと移り変わった昨今、ポップアップイベントもイマーシブな空間をつくることで、コト消費を重要視するZ世代の心を掴んだり、サービスや商品の認知に有効活用したりできます。
口コミの効果も期待できる没入体験のイマーシブ空間を、ポップアップストア出店の際の企画としてご検討ください。
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