2026年1月28日

2026年オープン/リニューアルの商業施設をピックアップ【東京編】

2026年に東京で新しくオープン・リニューアル予定の商業施設をピックアップ。ショッピングモールや駅ビル、百貨店など、再開発エリアや駅直結の新施設を中心に、立地や来館者層、相性のよい業態まで出店者目線で役立つ情報も紹介します。

2026年に向けて、東京では新たな商業施設のオープンや、大型リニューアルが相次いで予定されています。再開発エリアを中心に、駅直結の複合施設や次世代型ショッピングモール、百貨店の刷新など、街の表情を変えるプロジェクトが動き始めており、「次に注目すべき商業施設はどこか」を探している方も多いのではないでしょうか。

本記事では、2026年に東京でオープン・リニューアル予定の商業施設をピックアップして、それぞれの特徴や規模感、立地特性、想定される来館者層を整理しました。さらに、商業トレンドや出店のヒントも解説していますので、ぜひご覧ください。

2026年にオープン/リニューアル予定の商業施設

まずは、2026年に東京でオープン、またはリニューアルを予定している商業施設を紹介します。いずれも、駅前立地の複合開発や体験価値を高めるシーンづくりなど、都市の回遊性・暮らし方の変化を反映した新しい施設です。

TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)|高輪ゲートウェイ駅

PR TIMESより引用

「TAKANAWA GATEWAY CITY」は、JR東日本が品川車両基地跡地で進めている都心最大級の開発プロジェクトです。高輪ゲートウェイ駅直結の未来型都市として、商業施設、オフィス、ホテル、文化施設、住宅を含む総合街区が形成されます。総延床面積は約84万5000㎡と都心屈指の規模。2026年春にグランドオープン(全街区開業)予定で、2025年には一部の複合施設が先行して開業しています。「TAKANAWA GATEWAY CITY」の中核となるのは、ルミネ史上最大規模で、約200の多彩なショップを有する「NEWoMan TAKANAWA(ニュウマン高輪)」が3つのエリアにわたって展開予定です。

住所東京都港区港南2-1
開業予定2026年3月28日
アクセス高輪ゲートウェイ駅隣接/直結・泉岳寺駅隣接
種別新規オープン
公式サイトhttps://www.takanawagateway-city.com/

立地と想定される来館者層
山手線・京浜東北線の高輪ゲートウェイ駅直結の立地で、ターミナル駅である品川駅や羽田空港へアクセスしやすい泉岳寺駅も近く、都心広域からの集客が見込めます。そのため、ビジネスマンや観光客、都心居住者、周辺地域のファミリー層まで多様な来館者が想定され、海外からの観光客やビジネス客の利用も想定されます

相性のよい商材・業態
国際交流拠点を目指す未来型都市という特性から、高付加価値型の飲食業態やライフスタイル提案型ショップとの相性がよいでしょう。具体的には、ランチ・会食需要の双方を取り込めるモダン和食やビストロ、カフェバー業態のほか、感度の高いビジネス層を意識した書店併設カフェ、ガジェット・雑貨、ウェルネス関連ショップなども適しています。


OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)|大井町駅

PR TIMESより引用

「OIMACHI TRACKS」は、JR大井町駅直結の大規模複合施設で、2026年3月28日に開業予定です。商業・オフィス・ホテル・住宅・映画館・広場などが一体となっており、広大な敷地と豊かな自然を生かしたアウトモール型ショッピングセンターであることが特徴です。日々の生活を豊かにする体験を演出するためのテナントとして、ドルビーシネマなど作品の魅力を引き出す「TOHOシネマズ大井町」や心身を癒す「サウナメッツァ」、アートな外観が特徴の「スターバックス」、コーヒーとともにゆったり過ごせる「TSUTAYA BOOKSTORE」などが注目されます。

住所東京都品川区広町2-1
アクセスJR大井町駅隣接/直結
開業予定2026年3月28日
種別新規オープン
公式サイトhttps://www.oimachi-tracks.com/

立地と想定される来館者層
大井町駅はJR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線の3路線が乗り入れており、東京・品川・羽田方面へのアクセスが良好です。「OIMACHI TRACKS」は、駅前の新たなにぎわい拠点として周辺エリアを巻き込みながら商業・生活・滞在機能を一体化していくことが期待されています。その利便性の高さと施設の特徴から、通勤・通学者、周辺居住者に加え、映画館やサウナなどの体験型コンテンツに関心のある層の来館が想定されます。

相性のよい商材・業態
「OIMACHI TRACKS」は、滞在価値の高い商業施設を目指しているため、体験型コンテンツや地域密着型の飲食・専門店、ワークスペース利用者向けのカジュアル・テイクアウト対応の飲食店などとの親和性が高いでしょう。


TOFROM YAESU(トフロム ヤエス)|東京駅

PR TIMESより引用

「TOFROM YAESU(トフロム ヤエス)」は、東京駅八重洲口前で進む大規模再開発の中心となる大型複合施設です。地上51階、地下4階建ての「TOFROM YAESU TOWER」と、地上10階、地下2階建ての「TOFROM YAESU THE FRONT」と合わせた2棟の街区が、2026年に順次整備されます。店舗や劇場、シネマ、医療施設、バスターミナル、オフィス、住宅等、さまざまな機能が集約。訪日・国内双方のニーズを取り込みやすい多彩な飲食ラインナップに加え、約800名の収容可能な段床型劇場や、大型のホール・カンファレンス施設が設置されるため、文化の発信拠点としてのポテンシャルも高いのが特徴です。

住所東京都中央区八重洲1-4-16
アクセスJR東京駅隣接/直結(八重洲側の地下街で直結)
開業予定2026年7月
種別新規オープン
公式サイトhttps://office.tatemono.com/yaesupj/district-b/buildingplan/commercial-area/

立地と想定される来館者層
東京駅八重洲口前という世界でも有数の交通ハブに位置し、JR線、東京メトロ、都営地下鉄、周辺地下通路を通じて各方面からのアクセスは抜群です。また、八重洲エリアでは近年「東京ミッドタウン八重洲」などの新たな商業・オフィス拠点が先行して開業しており、街ににぎわいのある再開発エリアです。そのため、ビジネスマンや観光客、周辺居住者、新設される劇場・ホールでの公園・催事を目的とした層の来館が見込まれます。

相性のよい商材・業態
立地に圧倒的な強みをもつため、ビジネス・観光の両需要を取り込める高単価・高回転型業態が適しています。短時間利用を前提とした飲食店や、手土産・ギフト需要を意識したスイーツ・フードブランド、期間限定やポップアップ展開が可能なD2C・話題性のあるブランド、日本発ブランドの出店もおすすめです。


YURAKUCHO PARK|有楽町駅

PR TIMESより引用

「YURAKUCHO PARK」は、東京・有楽町駅前の「有楽町ビル」「新有楽町ビル」跡地約10,000㎡を活用して、2026年度後半に開業予定の複合施設です。日本カルチャーを世界へ発信する拠点として、商業機能だけでなく、カルチャー、アート、イベントスペースなど体験型コンテンツを主体に計画されているのが特徴。さらに、世界的クリエイターがプロデュースする複合空間「JAPA VALLEY TOKYO」が2027年にオープン予定で、アート・食・ファッションのポップアップストアなどが開設されます。

住所東京都千代田区有楽町1-10-1
開業予定2026年後半
種別新規オープン
公式サイトhttps://www.mec.co.jp/news/detail/2025/07/28_mec250728_yurakucho_park

立地と想定される来館者層
有楽町駅は、JR・東京メトロをはじめ多路線の利用者を抱える一等地で、都内でも特に利便性の高いエリアです。周辺には老舗商業施設「有楽町マルイ」や「銀座エリア」など成熟したショッピングゾーンが広がり、周辺の商業集積と合わせた回遊動線が形成されています。国内外の観光客や周辺オフィスワーカーをはじめ、クリエイティブやデザインに関心のある層の来館が想定されます。

相性のよい商材・業態
滞在・回遊を促す都市型パーク機能を備えているため、屋外・半屋外空間と親和性の高いカフェ、クラフトビールやワインバー、イベント連動型の飲食業態のほか、カルチャー・アート・エンタメ性を打ち出したショップや、期間限定イベント・マーケット形式の出店が施設の特性とマッチします。


アーバンドック ららぽーと豊洲|豊洲駅

三井不動産 公式サイトより引用

「アーバンドック ららぽーと豊洲」は、東京湾に面した歴史ある造船工場跡地を活用した大型ショッピングセンターで、約220の物販・飲食・サービス・エンタメショップが集まる複合商業施設です。海沿いのロケーションであることから、爽やかな開放感があり、館内でも海を感じられる空間として幅広い層のニーズに応えています。2026年初頭より大規模リニューアルを進めていく予定で、共用部の大規模改修やテナントラインナップの強化に加え、スポーツ・エンターテインメントを掛け合わせた体験価値を提供する施設を目指します。

住所東京都江東区豊洲2-4-9
開業予定2026年初頭以降
種別リニューアルオープン
公式サイトhttps://mitsui-shopping-park.com/lalaport/toyosu/

立地と想定される来館者層
豊洲駅直結でアクセスしやすく、周辺には、豊洲市場やチームラボプラネッツTOKYOなどの観光・体験コンテンツを有しています。湾岸エリアらしい水辺の景観を活かした公園やベイサイド散策ルートなども魅力です。大型マンションが隣接することから、ファミリー層を含む居住者はもちろん、立地特性からカップル・若年層や観光客などさまざまなニーズをもつ層の来館が見込めます。

相性のよい商材・業態
ファミリー層を中心とした広域集客力を背景に、滞在時間を伸ばす大型・体験型業態の相性がよいでしょう。リニューアルの方針をふまえると、レストランゾーンやフードコート向けの飲食ブランド、アクティビティ・エンタメ系店舗、アウトドア・スポーツ関連ショップとの親和性も高くなると予想されます。


西武池袋本店|池袋駅

PR TIMESより引用

西武池袋本店」は、東京を代表する百貨店の旗艦店舗として長年商業の中心に位置してきた大型デパートです。「インクルージョン(INCLUSION)」をテーマに、2025年の夏より順次リニューアルが進められており、ラグジュアリー、コスメ、フードの3カテゴリーにフォーカスしたラインナップに生まれ変わります。2025年9月には地下の食品フロアが、国内外の人気スイーツ・デリショップ約180店舗が並ぶ食の総合ゾーンとして刷新されました。

住所京都市南区東九条東岩本町15-3
開業予定2025年7月~2026年1月
種別リニューアルオープン
公式サイトhttps://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/renewal

立地と想定される来館者層
池袋駅東口直結で、JR・東京メトロ・私鉄など複数路線を利用できる交通ハブとして優位性があります。駅周辺には「東武百貨店」や「池袋PARCO」、「サンシャインシティ」など複数の大型商業施設が集積しており、エリア全体がショッピングゾーンとして強い集客力が特徴。若者・観光客・ファミリー層の中でも、高級ブランドの愛用者やギフト・ファッション購入、話題性の高いデパチカゾーン目的の来館者が想定されます。

相性のよい商材・業態
西武池袋本店のリニューアルは、ラグジュアリー、コスメ、フードのカテゴリーに特化しているため、同形態の専門性の高い店舗であることが求められます。高付加価値なファッション・コスメに加え、上質な飲食・菓子ブランドなどが有力で、「ここでしか買えない」特別感を演出できるとよいでしょう。


(仮称)イオンモール八王子インターチェンジ北|八王子市

PR TIMESより引用

「(仮称)イオンモール八王子インター北」は、東京都八王子市滝山町に開業する大型複合施設です。2026年春オープン予定の商業棟に加えて、顧客フルフィルメントセンター(CFC棟)が同年秋に稼働予定で、Green Beans実店舗と併設される点が特徴。オンラインとオフラインの融合により、地域住民の利便性を高めるイオンモールの新しい試みとして注目されています。また、シネマコンプレックスの設置やバスロータリーの整備により、広域からの集客も期待できます。

住所東京都八王子市滝山町1-885-1
開業予定2026年春
種別新規オープン
公式サイトhttps://www.aeonmall.com/facility/detail/1763/
https://www.aeonmall.com/facility/detail/14266/

立地と想定される来館者層
「イオンモール八王子インター北」は、中央自動車道・八王子インターチェンジ、八王子バイパス(国道16号)に近接した立地です。八王子駅からは約3kmと距離がありますが、バス路線整備の計画もあり交通アクセスが強化される予定のため、地域住民だけでなく、映画やエンタメを目的とする利用者の来館も見込めます。加えて、八王子市は大学・教育機関が集中する学園都市でもあるため、若年層〜ファミリー層の来訪も想定されます。

相性のよい商材・業態
車利用がメインとなる広域型モールのため、ファミリー・まとめ買い需要を捉える業態との相性が高い施設といえます。大型飲食店やファミリーレストラン、生活必需品を扱う物販に加え、アミューズメントやキッズ向けサービス、地域密着型の飲食・物販ブランドや週末集客を意識した体験型コンテンツの出店もおすすめです。


(仮称)原宿駅旧駅舎跡地 商業施設|原宿駅

「(仮称)原宿駅旧駅舎跡地 商業施設」は、2026年冬、原宿駅前の旧駅舎跡地に開業が予定されています。地下1階・地上4階建て、延床面積約1,170㎡とコンパクトな規模ですが、2020年に解体された旧駅舎の外装材やデザインを可能な限り再利用・再現することで、街のシンボルとなる施設を目指します。デザイン監修は、東急プラザ原宿「ハラカド」の外装・屋上デザインを担当した平田晃久建築設計事務所です。

住所東京都渋谷区神宮前1-18-20
開業予定2026年冬
種別新規オープン
公式サイトhttps://www.jreast.co.jp/press/2024/tokyo/20240423_to02.pdf

立地と想定される来館者層
原宿駅の正面玄関口という立地は、若者文化・ファッション文化が集積するトレンドの発信地です。JR山手線だけでなく、東京メトロ千代田線・副都心線の明治神宮前〈原宿〉駅も近く、駅周辺には「表参道ヒルズ」「WITH HARAJUKU」「原宿クエスト」「ラフォーレ原宿」など既存の商業地が密集しているエリアでもあります。そのため、最新トレンドやカルチャーに敏感な若年層やインバウンド観光客、ブランドに関心の高い層の来館が見込まれます。

相性のよい商材・業態
原宿という立地特性を踏まえると、発信力と話題性を重視した業態が最もフィットします。Z世代・観光客を意識したファッション、ビューティー、キャラクター・IPコラボ店舗のほか、旗艦ショップやコンセプトショップ、カルチャー性の高い小規模ブランドとの相性がよいでしょう。


東京の注目施設から見えてくる2026年の商業トレンド

次に、2026年に東京でオープン/リニューアルする施設の計画をもとに、今後の商業施設で重視されるポイントや、施設側が強化しようとしている方向性を整理します。

◇体験型が当たり前に

今年オープン・リニューアルを予定している商業施設を見ると、体験を取り込むことは特別な取り組みではなく、施設づくりの前提条件になりつつあることが分かります。来館目的も、従来の「買い物」中心から、「観る・楽しむ・過ごす」といった時間消費へと広がりを見せています。
TAKANAWA GATEWAY CITYやOIMACHI TRACKSでは温浴施設や映画施設が導入されるほか、アーバンドック ららぽーと豊洲ではスポーツやエンターテイメントと連動した施設づくりがリニューアルの軸として打ち出されています。

◇常設×ポップアップのハイブリッド運営が当たり前に

今年オープン・リニューアルを予定している施設では、常設店舗だけで構成するのではなく、ポップアップストアやイベント活用を前提とした運営が一般化しつつあります。開業後もコンテンツを入れ替えながら、来館のきっかけをつくる使われ方が想定されています。
TAKANAWA GATEWAY CITYやYURAKUCHO PARKでは、期間限定コンテンツやイベントを取り入れやすい施設設計が計画されています。


編集部視点で整理|2026年 出店検討のヒント

ここでは、前述のトレンドをふまえつつ、出店を検討されている事業者・ブランド担当者の方に向けて、出店検討のヒントを整理します。施設の方向性を理解したうえで、自社の強みをどこでどう生かすかを具体に落とし込むことが重要です。

◇来館目的と来館頻度から考える

来館目的が体験やイベントの施設(TAKANAWA GATEWAY CITY・YURAKUCHO PARK)の場合、来館頻度はそれほど高くないものの、休日に広域から多くの来館が期待できます。そのため、SNS拡散を意識した商品設計やイベントと連動した売場づくり、回転率を意識したオペレーションが成果を左右します。
一方で、日常利用が中心の施設((仮称)イオンモール八王子インターチェンジ北・アーバンドック ららぽーと豊洲)では、来館頻度が高くなるため、利便性・価格・安心感といった繰り返し利用される理由を提供できるかが重要になります。

◇施設のフェーズから考える

新規開業施設は、話題性があるため集客しやすく、ブランドの世界観やチャレンジングな取り組みを受け入れられやすい環境です。一方で、来館者の動きや施設の運営が安定するまで時間がかかる場合も多く、売り場づくりやオペレーションの調整が必要になります。
大型リニューアル施設は、既存の来館基盤を活用できるため、安定した集客が見込める点が魅力です。一方で、来館者の多くはリニューアル前との変化を意識して来館するため、変化を体験として分かりやすく伝えることが重要です。

まとめ

今回紹介した東京の商業施設は、新規オープン・リニューアル、地域密着型・都心駅前と多様ですが、並べて見ることで、それぞれの施設が想定している来館者像や役割の違いが見えてきます。話題性や集客力だけで判断するのではなく、自社の業態や目的とマッチしているかを重視することが出店検討を進めるうえで重要です。

ショップカウンターでは、このような商業施設内のイベントスペースを中心に、ポップアップストアや短期出店のニーズに応じたスペースの検索・予約が可能です。物販以外にも、食品販売やキッチンカー、販促イベントなど幅広い利用用途に対応したスペースを掲載しています。まずは、ショップカウンターで気になるスペースを探して問い合わせてみましょう。

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