ポップアップストア初心者向けに、ポップアップストアや展示会、催事などの短期イベントを開催するために「いつ・何をやらないといけないか」を9つのステップに分けて解説します。各ステップごとに気にすべきポイントやメリット、デメリットをまとめていますので、ポップアップストア開催に向けたガイドブックとしてお読みください。
ポップアップストアを開催するにあたりまずは目的を設定しましょう。初出店では特に売上想定が立てにくいため、目的を複数設定する場合は、自社としての優先順位をつけておきましょう。
<目標の設定事例>
初出店は売上を予測することが難しいため、予算計画から目標を考えます。予算立てをするこ
とで必要な在庫量の算出や、必要スペースの広さ、必要人員の計算などが可能になります。
人件費、什器レンタル代、出店費用等から出店にかかる経費の総額を算出します。(確定しな
い数字が多い場合は出来る限り正確なコストを予測し、算出します。)かかったコストに対し
てこれくらい売上が上げられれば手元に利益が残るという数字で、目標予算を立てます。
出店想定しているスペースで過去出店していたり、現在出店している同業種のテナントの売
上実績がわかれば、その売上を指標として目標予算を立てます。
準備出来る在庫が限られている場合、まずはどれくらい在庫を売り切りたいかを決めます。
例えば10万円分の在庫のみの場合、完売目標であれば売上予算も10万円となります。
売上目標を立てたとしても、予算の面で不安な場合は商業施設にて採用されている歩合賃料形式のスペースの利用を検討することも必要です。
歩合賃料とは
歩合賃料とは、主にショッピングモールや商業施設にて営業されている店舗に導入されている賃料の計算方法です。月々の売上により賃料が変動する場合もあれば、使用面積単位に定めた固定の賃料にプラスして、基準となる売上高を超えた際の売上に比例して計算された賃料を合算する場合もあります。
歩合賃料は借り手側からすると賃料の負担が大きすぎず、オーナーなど貸し手側からするとある程度安定した売り上げを得られるシステムといえます。
結果が・・・
路面スペースの方はこちら
商業施設の方はこちら
マルシェの方はこちら
<メリット>
<デメリット>
<出店許可をもらうには?>
<メリット>
<デメリット>
<出店審査でよくあるNGポイント>
<メリット>
<デメリット>
出店スペースの候補が見つかったら、利用の申し込みをしましょう。
SHOPCOUNTER上で申し込みから契約まで行うことが可能です。
>>詳しくはポップアップ開催までの手順3ステップをチェック🔍
イベントや販売を行うにあたり、スタッフ手配が必要な場合があります。シフトを作成し、スタッフを手配しましょう。
<スタッフ手配の手段>
1.自社スタッフから手配
自社スタッフがいる場合は自社スタッフを手配しましょう。
2.派遣会社や販売代行会社から手配
派遣会社:派遣会社が紹介してきた人材を有期雇用で受け入れ、スタッフとして業務に就いてもらう仕組みです。スタッフ単位での利用が可能であり、急にスタッフが1人必要になった場合など、スピード感のある採用が見込めます。
販売代行会社:販売代行は、スタッフの採用・教育・販売活動を行いますが、店舗や商品はメーカーの所有です。また店舗単位の利用がほとんどであり、ショップの運営を丸ごと代行できるサービスです。
シフトは集客時間、レジ締め・レジ開けの時間や担当者、スタッフの休憩時間を考慮して組みましょう。
基本、ほとんどのスペースで売り場が無人になってしまうことは防犯上NGです。出店期間、営業時間を加味してスタッフ手配をしましょう。
VMDとはVisual Merchandising(ビジュアル・マーチャンダイジング)の略です。商品を見えやすく・
買いやすく・買いたくなるような売り場を設計し、販売を促すことを言います。
>>詳しくは【売り場作りのキホン】「VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)とは?」をチェック
お客様が商品を見やすく・買いやすく・買いたくなるような売り場づくりをするための考え方の手順をご紹介します。
>>詳しくはVMDで売り上げは変わる!VMDのキホンをチェック
商品をレイアウトする場所が決まったらどのように配置するかを決めましょう。
代表的なディスプレイパターンをご紹介します。
>>詳しくはこだわりの店舗レイアウトは什器で仕上げる!VMDを意識したお店作りをチェック
レジはほとんどのスペースで持ち込みとなることが多いです。
支払方法によって必要なレジ周り備品は違うのでそれぞれ確認しておきましょう。
現金のみ
コインカウンターと電卓で実施することも可能です。しかしミスが多く発生する可能性が高まること、商業施設への出店の場合はレシートの提出が求められることもあり、簡易な電子レジスターを利用されることが多いです。
また現金を扱う場合、釣銭準備金が必要になります。お釣りが返せる様に、予め崩した小銭等を準備しておきましょう。
クレジットや電子マネー
商業施設への出店の場合、施設指定のクレジット端末機の利用が必須な場合があります。
特に指定がなく、クレジット払い・電子マネー払いをご希望される場合、決済代行サービスを利用される方が多いです。
最近ではフルキャッシュレスで支払いを実施される出店者様も多いです。レジ金の準備も必要なく現金の管理も発生しないので防犯面やレジ操作も早いというメリットがあります。
何の商品をどれだけ準備しておくべきかを考えましょう。
出店に向けて準備すべき在庫を考える時のポイントを紹介します。
売上予算から逆算する
売上予算から逆算して、必要在庫を準備します。それに加え不確定な要素によって欠品が生じないために、通常必要な在庫に加えて最低限予備として保持しておく在庫を持っておくことをおすすめします。
VMDを考慮する
売りたい商品に加え、店頭で見せるために飾りたい商品等も加味して在庫の準備をしましょう。
試着用・スタッフ着用分も考慮する(アパレルのみ)
試着を多くしてもらいたい場合は試着用の商品を販売したい商品と別に持っておいたり、スタッフが着て宣伝したりすることがあれば予めその分を多く準備しておきましょう。
当日の運営を見越してスタッフの役割決めやルール決めをしておきましょう。
ここでは代表的なものを紹介します。
お客様が来店した時、誰がレジを打つのか
接客をした人がそのままレジも打つのか、もしくはレジ専任スタッフを決めるのか、等お客様をお待たせしない様に予め決めてスタッフ間で共有しましょう。
休憩はどのタイミングで回すのか
スタッフの休憩が集客時間に被ると店舗運営が回らなくなり、売上の為の機会損失になる恐れがあります。
クレームや特殊な質問への対応方法&試着が込み合った時の待ち方
そのまま何もせずに放置してしまうと、お客様満足度の低下を招く恐れがあります。お待ちのお客様リストを作っておく、お待ちのお客様に番号札を渡すなどしてクレームにならないような運営をしましょう。
お客様ご意見の収集方法
お客様ノートを用意しご意見をメモしておく、社内SNSで共有等を行い、商品企画等に活かします。
EC会員登録へ促す方法
自社ECサイトのQRコードを書いたチラシを配り、レジでEC会員登録の促しの徹底、接客の中でECサイトのおすすめ、EC会員登録でノベルティ配布や割引等のサービスを実施等を行い、EC会員も同時に掴んでいきます。
売上情報の集計方法
日販売上金額だけでなく、時間帯別売上金額、商品別売上金額・数量、購入客の年代、性別のカウント等もとっておくと、今後のマーケティングに活かせる為おすすめです。
オーナーに搬入出ルールを確認する
利用スペースのオーナーにまずルールを確認しましょう。例えば以下のようなことを確認しておくと安心でしょう。
搬入前にあらかじめ準備すること
「SHOPCOUNTER」は、ポップアップストア・催事・展示会などの出店/出展場所の予約がオンライン上でできるプラットフォームです。ショッピングモール、スーパーマーケット、百貨店、商店街、駅ナカ、オフィスビル、撮影スタジオ、展示会場など様々な商業スペースの検索・予約が可能です。
今すぐお探しでない方もアカウント作成 することで、新着やおすすめスペース等のお役立ち情報を受け取ることができますので、ぜひご登録ください。
2016年5月12日
2024年7月16日
2024年10月13日
2024年6月23日
2020年2月14日
2024年4月7日
2024年9月7日
2024年10月14日