公開日:2016年3月24日
更新日:2023年11月30日

思わず立ち寄りたくなる!コラボカフェアイデア6選

ポップアップストアをだす目的として、お客様にブランドの世界観を体験していただくことはひとつの大きなテーマでないでしょうか。 しかしあまりに世界観を作り込みすぎると、ブランドをよく知らないお客様にとっての入店ハードルが上がってしまいます。

ポップアップストアをだす目的として、お客様にブランドの世界観を体験していただくことはひとつの大きなテーマでないでしょうか。
しかしあまりに世界観を作り込みすぎると、ブランドをよく知らないお客様にとっての入店ハードルが上がってしまいます。

そこで商品やブランドを知らないお客様へ気軽にアプローチできる方法として人気を集めているのが”コラボカフェ”という手法。
キャラクターを絡めたものばかりを想像しがちですが、メニューのコラボや店内でのサンプリングなど衣・食・住すべての分野で応用することができるPR手法でもあります。

そこで今回は事例とともに新規のお客様を呼び込むための企画アイデアをご紹介します!

1.ライダーの休憩場所というコンセプトのポップアップカフェ:55mph sound cafe


画像:55mph sound cafe HP

バイクメーカーであるヤマハ発動機が実施したのがバイク乗りが集まる箱根ターンパイク マツダスカイラウンジで実施した55mph sound cafe。
“大人のライダーが豊かに時間を過ごすことの出来る場所”をコンセプトに、限定アイテムの販売やオリジナルブレンドコーヒーの提供を実施しました。

さらに音源を持参すれば希望の曲をBGMとして流すことができるプレイサービスを導入するなど、大人ライダー達がくつろぐための一工夫も。

あえて街中ではなくライダーたちの通り道でポップアップカフェを開催することで、バイク好きなユーザーにアプローチできた好例といえそうです。

2.物語にでてくる食べ物・飲み物はやっぱり体験してみたい!:ふしぎな岬の物語応援キャンペーン


画像:ふしぎな岬の物語応援キャンペーン HP

誰でも一度は映画や本にでてきた食べ物・飲み物を再現して口にしてみたい!と思ったことがあるのではないでしょうか?
そんな願いを大規模なプロモーションにしたのがふしぎな岬の物語応援キャンペーン

です。

映画の上映にあわせて、なんと福岡県内のカフェ・喫茶店23店舗で映画に登場する「岬ブレンド」を再現。
「優しい中にも深みのある味」をテーマに23店舗がそれぞれブレンドの配合比率や淹れ方を変えて提供したことで、思わず他のお店でも飲んでみたい!という気持ちにさせるキャンペーンになりました。

コラボメニューを開発する際には、一箇所だけではなく複数店舗で味の異なるメニューを用意してみるのも話題づくりのアイデアのひとつではないでしょうか。

3.ひとつの県でエリアをジャック!:えひめカフェ


画像:マイナビニュース

表参道のカフェやヘアサロンなど計23店舗をジャックしたえひめカフェ
約1ヶ月間にわたって各店舗で愛媛県産の食材を使ったオリジナルメニューやドリンクを提供し話題になりました。

地域やエリアといった切り口はアイテムに関わらず注目を集めやすいので、食べ物だけではなくその地域の伝統工芸品を絡めても。
メニューに地域の特産物を盛り込みながら、カフェやヘアサロンの棚を使って物販をするというコラボカフェとポップアップストアとを絡めた企画は大きな話題になりそうです。

4.食も服も「コンフォート」を追求する:ジェラート ピケ カフェ


画像:ジェラート ピケ カフェ

着心地にこだわったルームウェアを展開し、若い女性に絶大な人気を誇るジェラート ピケ。
家の中で快適に過ごせるルームウェアというコンセプトを厳選された素材の料理と飲み物を提供するカフェへと拡大したのがジェラート ピケ カフェです。

女心をくすぐるパリテイストなかわいい店内はいつも若い女性で大にぎわい。
食器やトートバッグなどここでしか買えないアイテムの取り扱いもあり、カフェで食事を楽しんだ後のちょっとした買い物に最適な品揃えも人気のポイントです。

カフェのお会計時に気軽に手に取れるサイズ・価格帯の商品を用意することでアップセルにもつながるアイデアではないでしょうか。

5.ブランドのコアとなる”ハニー”をテーマに:ベキュアハニーマルシェ


画像:ベキュアハニーマルシェ

「内側からも外側からも綺麗になる」をコンセプトにしたコスメブランドのカフェも増えましたが、一風変わっているのがベキュアハニーマルシェ

です。

もともと蜂蜜を使ったコスメを展開していることから、ドリンクにはすべて蜂蜜を配合。
内からも外からも蜂蜜でアプローチする見せ方は他のコスメブランドにはない手法です。

商品の原料そのものが食品でない場合も、商品にゆかりのある地域の特産品や商品のカラーから連想した食品を使うなど、商品のストーリーをメニューに込めることでより商品を印象付けることができます。

6.インテリアとカフェの相性は抜群!:TOYOTA HARRIER CAFE


画像:TOYOTA HARRIER CAFE

最近はカーブランドのコラボカフェも増えてきましたが、それでも入りにくいと感じている人も多いのではないでしょうか。
TOYOTA HARRIER CAFEではそんな方のために、カフェだけではなくラグジュアリーインテリアブランド「アルフレックス(Arflex)」の代表的モデル「マレンコ(MARENCO)」とコラボレーションした上質なソファを体感できるスペースを用意。

ゆったりリラックスしたい気分のときに足が向かうカフェは、同じくリラックスを提供するインテリアとの相性も抜群です。
TOYOTA HARRIER CAFEではリラックスを体感してもらいながらも高級感を忘れない演出のためにラグジュアリーなインテリアブランドと組んでいますが、なんとなく近寄りづらいイメージがある商品やブランドはカフェだけではなくインテリアをはじめとするリラックスアイテムともあわせて組むとさらに相乗効果が見込めそうです。

コラボカフェで重要なのは商品とメニューのストーリー

6つのコラボカフェアイデアはいかがでしたでしょうか。
それぞれアイテムや企画に特色はありますが、それぞれに共通しているのは商品とメニューに一貫したストーリーがあるということです。

コーヒーやちょっとした軽食をだすことは簡単にできますが、そこにストーリーがなければ飲食をして終わりになってしまい、せっかくのコラボが本末転倒になってしまいます。

コラボカフェの効果を何倍にも増大させるためにも、商品やブランドのアイデンティティをもとにコラボメニューを考え、飲食を楽しんでいただきながら自然にブランドの世界観を知ってもらうことを目指しましょう。

さらにただコラボメニューを提供するだけではなく、その場にあったサイズ・価格帯の手に取りやすい商品の用意も忘れずに。

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