公開日:2023年12月10日
更新日:2023年12月11日

【保存版】鎌倉駅エリアのポップアップストア出店ガイド

 鎌倉駅エリアは、歴史ある神社仏閣や史跡が多く、山と海の景色も楽しめることから、多くの観光客が訪れるエリアです。本記事では、年間約1,196万人が訪れる鎌倉駅エリアのアクセスや特徴などとともに、鎌倉駅エリアのおすすめイベントスペースを紹介していきます。

3つのエリアで解説!鎌倉駅エリアの特徴
1.東口エリア(鶴岡八幡宮をはじめとした観光名所が点在)
2.西口エリア(市役所、学校など地域住民の往来が中心)
3.ビーチエリア(夏の名所、由比ヶ浜~材木座海岸)

目次

鎌倉駅エリアとは?
鎌倉駅エリアの成り立ち
鎌倉駅エリアのアクセス
鎌倉駅エリアの特徴
鎌倉駅エリアの通行者属性
鎌倉駅のおすすめスペース
鎌倉駅エリアのまとめ
この記事を読んでくれた方におすすめ

鎌倉駅エリアとは? 

 鎌倉駅エリアとは、神奈川県鎌倉市の南部にある「鎌倉駅」を中心としたエリアです。江戸時代の頃から観光地として人気のエリアで、西側・北側・東側の三方は山に囲まれており、南側は相模湾に面する海岸地域となっています。
 鎌倉駅エリアがある鎌倉市は、藤沢市・横浜市・逗子市と隣接しており、市全体の30%が山林と自然が多い環境で、農業と漁業が産業の中心です。市内の30%は住宅用地となっていますが、人口数は神奈川県の中でも中位程度と多くありません。年齢層的には高齢者がやや多い傾向となっています。

鎌倉市の人口データ(2023年1月1日時点)
人口数男女比世帯数0-19歳20-59歳60歳以上
172,107人5:576,864世帯15%47%38%

 鎌倉駅エリアは主に住宅街で、戸建てが多くマンションなどの共同住宅が少ないほか、景観地区に指定されているため、高層のビルやマンションなどはありません。

鎌倉駅エリアの概要

 鎌倉駅エリアは鎌倉市の中でも特に来街者が多いエリアで、住宅地のなかに観光スポットが点在するのが特徴です。エリアを大きく分けると、駅の「東口エリア」「西口エリア」、駅南側にある由比ヶ浜海岸・材木座海岸に面した「ビーチエリア」があります。どのエリアも主要道路以外の路地は細く入り組んでおり、大型のショッピングモールなどはありません。
 鎌倉駅エリアのメインストリートである「若宮大路(県道21号)」周辺や「ビーチエリア」は平地が多いですが、「東口エリア」「西口エリア」は山に囲まれているため坂道や行き止まりが多くなっています。

エリアの中心となる鎌倉駅

 鎌倉駅は鎌倉市の中央南部にあり、JR東日本(東日本旅客鉄道)と江ノ電(江ノ島電鉄)の駅舎が並ぶように建っています。JRは鎌倉駅から南東の逗子・横須賀方面へ向かい、江ノ電は南西の江ノ島方面を経由して北西の藤沢駅まで続く路線です。
 駅の東口は、直結の駅ビル「CIAL鎌倉」とバスロータリーがあり、鎌倉駅エリアの主要道路である「若宮大路(県道21号)」へと出られます。西口はJRと江ノ電の乗り換え口となっており、観光客も多いですが東口と比べると落ち着いた雰囲気です。東口と西口は、駅の北側にある地下道で行き来できるようになっています。

鎌倉駅エリアの成り立ち 

 鎌倉駅エリアは、旧石器時代から人が住んでいたと推定されています。源平合戦で勝利し征夷大将軍となった源頼朝が、1192年に鎌倉幕府を開き、日本の中心地となった鎌倉は中国との交易でもたらされた中国文化を取り入れ、大仏造立や禅寺の建立を盛んに行っていきました。
 しかし、鎌倉幕府は1230年ごろに全盛期をむかえたものの、恩賞が不十分であったなどの理由から御家人の不満が高まり、1333年に滅亡させられてしまいます。以降は鎌倉府となりにぎわいは保たれたものの、1455年に室町幕府と対立して敗戦、活気をなくして半農半漁の村となりました。
 江戸時代に入ると神社仏閣が復興されて参拝客が増えたことや、江ノ島の景色や史跡巡りに訪れる人が増え、江戸時代中期から観光地となっていきます。その後は、1889年にJR横須賀線が開通し鎌倉駅が開業したことによって東京からの往来が便利になり、居住地や別荘地としての人気が高まりました。
 自然の多い温暖な環境や歴史ある街並みが好まれ、鎌倉に移り住む作家などの著名人が増えたのもこの頃からです。1939年に鎌倉市となった後、1949年には江ノ島電鉄が鎌倉駅西口に乗り入れを開始して地域住民や観光客の利便性が高まりました。
 1981年に江ノ電、1984年にJRの駅が改築されて現在の駅舎になっています。
 旧駅舎のシンボルであった時計塔は西口広場に移設され、2020年の再整備によって広々とした待ち合わせスポットになりました。

鎌倉駅エリアのアクセス

 鎌倉駅は、JR東日本(東日本旅客鉄道)と江ノ電(江ノ島電鉄)の駅があり、駅の西口で乗り換えが可能です。

1日あたりの平均乗車人員
鎌倉駅(JR)38,232人102位(2022年度
鎌倉駅(江ノ電)8,128人10位(2021年度

 JR東日本(東日本旅客鉄道)が乗り入れているのは、「横須賀線」と「湘南新宿ライン」です。上りは大船や横浜、東京都の新宿や池袋、埼玉県の大宮、大宮からは群馬県の前橋や栃木県の宇都宮まで直通しています。
 下りは逗子まで、横須賀線はさらに横須賀を経由して久里浜までを結ぶ路線です。

鎌倉駅(JR)からのアクセス時間
逗子駅約5分
大船駅約7分
横須賀駅約20分
茅ヶ崎駅約25分
横浜駅約25分

 鎌倉駅は、藤沢駅から走る江ノ電(江ノ島電鉄)の終着駅でもあります。江ノ電はグリーンやネイビーを基調としたレトロな車両が人気です。
 住宅街をを通り抜ける区間やオーシャンビューが楽しめる区間など、車窓からの眺めも楽しめるため、多くの観光客が利用します。

鎌倉駅(江ノ電)からのアクセス時間
長谷駅約5分
七里ケ浜駅約15分
江ノ島駅約30分

 なお、鎌倉駅エリアは狭い道や一歩通行の道路が多いこともあり、慢性的に渋滞が起こっているため、車両での移動はあまりおすすめできません。路線バスを利用する際も、渋滞や混雑によって遅れる場合があるため、時間に余裕を持った行動が必要なため、ポップアップストア出店時には留意しておくとよいでしょう。

鎌倉駅エリアの特徴

 鎌倉駅エリアは、住宅地内に観光スポットが点在しています。

1.東口エリア

 東口エリアにある「鶴岡八幡宮」は、鎌倉駅エリアの主要観光スポットです。神前での挙式やフォトウェディングにも利用されるほか、境内にはミュージアムやカフェ、茶寮、幼稚園などもあります。大みそかから正月三が日には、初詣に約250万人の参拝客が訪れるほどの人気です。
 鶴岡八幡宮から海岸までつながる参道の「若宮大路」や、歩行者専用道路となっている「小町通り」なども観光スポットとなっています。
 レストランやカフェなどの飲食店や土産物店、小売店などが並び、街歩きを楽しむ多くの観光客が行き交うエリアです。
 鶴岡八幡宮の北側にある大平山(天園)や、滑川を挟んで東側にある祇園山にはハイキングコースがあり、山歩きを目的として訪れる人々もいます。
 鶴岡八幡宮の周辺は神社仏閣が多くあり観光客が訪れるほか、市立や私立の小学校、国立大学附属の小中学校もあり、子どもの姿も多く見られるエリアです。

2.西口エリア

 西口エリアには「鎌倉市役所」や市立小学校・中学校、図書館など市民向けの施設があり、地域住民や子どもたちの往来が多いエリアです。駅近くに神社仏閣や史跡は多くありませんが、少し足を延ばせば「鎌倉歴史文化交流館」「銭洗弁財天 宇賀福神社」「佐助稲荷神社」などの観光スポットがあります。
 休日は電車やバスの混雑を避けて、国宝に指定されている鎌倉大仏の「高徳院」や、アジサイなどの花が楽しめる「長谷寺」などの主要観光地へ徒歩で向かう観光客も多くいます。
 また、「源氏山公園」から北鎌倉や高徳院(鎌倉大仏)まではハイキングコースにもなっているため、ハイキングを目的とする人も訪れるエリアです。

3.ビーチエリア

 鎌倉駅東口から若宮大路(県道21号線)を南下すると、右手に由比ヶ浜海岸、滑川を挟んだ左手に材木座海岸が広がるビーチエリアとなります。
 近隣はレストランやカフェ、小規模なホテルやゲストハウス、オーシャンビューの結婚式場などがあり、多くの人でにぎわうエリアです。
 海岸沿いは年間を通して、散歩を楽しむ家族連れや、ジョギングやサイクリング、マリンスポーツを楽しむ人々が多く見られます。
 7月~8月の海水浴シーズンには海岸に海の家もオープンして、若者や家族連れを中心に混雑が増します。海岸線を走る国道134号沿いにある「鎌倉海浜公園(由比ガ浜地区)」は、近隣の子どもたちの遊び場所や、街歩きを楽しむ観光客の休憩スポットです。
 スポーツ広場や芝生広場、遊具があり、旧型の江ノ電車両も屋外展示されています。
 鎌倉駅寄りの範囲には警察署や消防署、簡易裁判所などの公的機関、市のスポーツ施設などがあり、私立中学・高等学校もあることから、通学する学生の姿も見られます。

鎌倉駅エリアの通行者属性

 鎌倉駅エリアの通行者は以下のような属性です。

・地域住民
・観光客(神社仏閣巡り、映画・大河ドラマ・漫画などの聖地巡礼、食べ歩きなど)
・レジャー客(ハイキング、海水浴、マリンスポーツなど)
・周辺の学生
・修学旅行や遠足などで遠方から訪れる学生

 多くの神社仏閣は拝観時間が夕方までとなっているほか、夜遅くまで営業している小売店や飲食店が多くないため、夕方以降は人通りが少なくなります。
 また、鎌倉駅エリアは、混雑しない時期がほとんどありません。
 初詣期間(12月31日~1月3日)は、鎌倉駅から鶴岡八幡宮までの周辺道路で車両の通行を制限して歩行者用道路にするほどの混雑です。

鎌倉駅エリアが特に混雑する時期
1月初詣
3月~4月桜が見頃・「鎌倉まつり」
5月ゴールデンウィーク・修学旅行シーズン
6月アジサイが見頃
7月~8月海水浴シーズン・お盆・「鎌倉花火大会」
9月シルバーウィーク
10月~11月紅葉が見頃・修学旅行シーズン

 地域住民は、特に混雑する休日や連休中は外出を控えたり、早朝や夕方以降に外出するなど、混雑に巻き込まれないよう対策をするほど外来客が多いエリアです。

鎌倉駅エリアのおすすめイベントスペース

 鎌倉駅エリアのSHOPCOUNTER編集部おすすめの出店スペースをご紹介します。

造船ドック跡地のイベントスペース(キッチン設備付き)

「鶴岡八幡宮 二の鳥居前」
飲食店舗ビル内居抜きスペース

 鎌倉市を代表する観光地「鶴岡八幡宮の二の鳥居前」に位置する飲食ビル2Fの居抜きスペースを2024年3月末までの期間限定でご利用いただけます。内装・空調・調光付きダウンライト・給湯機・排気ファン・排気フードなどは残置されており、2021年開業の店舗であるため、経年劣化も少なくそのままご利用いただけます。
 お正月の三が日は初詣客で大変賑わい、近所のカフェなど休憩する場所も行列で入れないほどの通行客数を誇る本イベントスペースにて、期間限定のカフェやポップアップストアの出店はいかがでしょうか。

鎌倉駅エリアのまとめ

 鎌倉駅エリアは、モダンな建築物や大型商業施設に囲まれた都内の都市と一線を画し、歴史的建造物と景観条例によって調和した住宅地が形成する唯一無二の空間が広がるエリアです。古都「鎌倉」で商材や目的に合ったイベントスペースを探してみてはいかがでしょうか。お気に入りのスペースをSHOPCOUNTERで探してみてください。

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