浅草駅エリアは、下町の風情を求めて国内外から多くの観光客が訪れるエリアです。本記事では、江戸時代からの歴史を感じられる浅草駅エリアのアクセスや特徴などとともに、浅草駅エリアのおすすめイベントスペースを紹介していきます。
浅草駅エリアとは?
浅草駅エリアの成り立ち
浅草駅エリアのアクセス
浅草駅エリアの特徴
浅草駅のおすすめスペース
浅草駅エリアのまとめ
この記事を読んでくれた方におすすめ
浅草駅エリアとは、東京都台東区の中央東部にある浅草駅を中心としたエリアです。
北は荒川区、東は隅田川を挟んで墨田区、南は千代田区、西は文京区と接しています。
浅草駅エリアは、大きく分けると「浅草寺・雷門エリア」「花川戸エリア」「西浅草エリア」があります。浅草寺・雷門エリアは「浅草寺」を中心として観光客の往来が多いエリア、花川戸エリアと西浅草エリアは問屋や商店が多いエリアです。
東京都台東区の人口データ(2023年10月1日時点) | |||||
人口数 | 男女比 | 世帯数 | 0-19歳 | 20-59歳 | 60歳以上 |
211,483人 | 5:5 | 132,692世帯 | 11% | 63% | 26% |
浅草駅エリアがある台東区の人口数は東京23区のなかでも少なく、面積は東京23区で最小ですが、人口密度は第5位となっています。エリア全体としては小規模ビルや集合住宅が多い地域で、地域住民の高齢化により高齢者が増えてきているエリアです。
浅草駅エリアには、東京メトロ銀座線・東武スカイツリーライン・都営浅草線・つくばエクスプレスの駅があります。複数の路線が乗り入れているため、多方面からのアクセスが便利なエリアです。
また、徒歩圏内には東京メトロ銀座線の田原町駅、都営大江戸線の蔵前駅や本所吾妻橋駅、押上(東京スカイツリー)駅などもあります。
浅草駅エリアは1603年に開かれた江戸幕府とともに発展し、江戸随一の遊興地とされていました。
1923年に起こった関東大震災後、浅草駅エリアは震災の復興と同時に区画整理が実施され、現在の主要な道路が造られたのです。
1927年に日本最初の地下鉄が上野~浅草で開通、1931年には東武鉄道の浅草駅が開業するなど、交通網も発達していきます。
1943年に東京都制が施行された後、1945年の東京大空襲では観光地として栄えていた浅草駅エリアも攻撃目標とされ、東京のなかでも特に大きな被害を受けました。その際に浅草寺の本堂も焼失してしまいましたが、終戦後すぐに仮本堂が造られ、人々の心を支えたとされています。
1947年になると東京35区が整理統合され台東区となった後、「浅草花やしき」や「雷門」「五重塔」が再建されるなど、再び観光地としてにぎわいを増しました。
1960年には押上~浅草橋間で都営地下鉄浅草線が開通してさらにアクセスが良くなり、この頃に開始された「浅草サンバカーニバル」や、17年ぶりに開催された「隅田川花火大会」は、今でも多くの観客を楽しませる浅草の一大イベントです。
近年では、新型コロナウイルス感染症の影響によって浅草駅エリアの観光客数が一時的に減少しましたが、2023年から再び増加傾向となっています。
台東区の最東端にある浅草駅は、東京メトロ(東京地下鉄)、東武スカイツリーライン(東武鉄道)、都営地下鉄(東京都交通局)浅草線の3路線が乗り入れています。隅田川と並行して走る国道6号線沿いにあり、吾妻橋の北側が東武スカイツリーライン、南側が東京メトロと都営地下鉄の駅です。
また、徒歩7分ほどの距離があるため乗換駅には該当しませんが、浅草寺・雷門エリアと西浅草エリアを隔てる「国際通り」沿いに、つくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道)の浅草駅もあります。
1日あたりの平均乗車人員 | ||
東京メトロ銀座線 | 84,355人(乗車+降車) | 36位(2022年度) |
東武スカイツリーライン | 34,577人(乗車+降車) | 14位(2022年度) |
都営浅草線 | 21,373人(乗車+降車) | 46位(2022年度) |
つくばエクスプレス | 9,273人(乗車のみ) | 12位(2022年度) |
東京メトロ銀座線は浅草が起点駅となっており、上野・銀座・新橋を経由して渋谷まで向かう路線です。
東武スカイツリーラインは、とうきょうスカイツリー・北千住・草加・春日部など23区東部から埼玉方面へ向かいます。
都営地下鉄浅草線は日本橋・新橋・五反田などへ向かうほか、京急空港線や京成の成田スカイアクセス線と相互直通運転を行っているため、羽田空港や成田空港へのアクセスにも便利な路線です。
浅草駅からのアクセス時間 | |
上野駅 | 5分 |
新橋駅 | 14分 |
東京駅 | 19分 |
新宿駅 | 30分 |
池袋駅 | 30分 |
電車以外の交通手段としては、駅から徒歩3分ほどの隅田公園の南端、吾妻橋のたもとに水上バス「浅草」乗り場があり、観光だけでなくお台場や豊洲方面への移動に便利です。空港へのアクセスは、西浅草エリアにある「浅草ビューホテル」から、羽田空港や成田空港へのリムジンバスも発着しています。 また、観光地ということもあり浅草駅エリアはコインパーキングが多数ありますが、大通りを外れると道が細く一方通行も多いため、自家用車での移動には注意が必要です。
浅草寺・雷門エリアは、特に海外からの観光客に人気があるエリアです。
主要スポットである浅草寺(せんそうじ)は、東京都内で最も古い寺院です。国内外からの観光客のほかに、初詣や七五三などで年間約3,000万人の参拝客が訪れます。日没から午後11時までは本堂や五重塔などがライトアップされているため、昼間ほどではありませんが夜も往来が多い場所です。
隣接している浅草神社(三社様)では神前結婚式が行われるほか、5月に例大祭「三社祭」が開催され、お神輿が浅草寺を経由して浅草の町を練り歩きます。
風神・雷神像と高さ約4mの大提灯がシンボルである雷門から約250m続く参道は、伝統工芸品を扱う土産物店や軽食など約90軒のお店が集まる商店街の「仲見世」となっています。仲見世の周辺は、「浅草新仲見世商店街」や「浅草オレンジ通り」などの商店街や、「ホッピー通り」「食通街」などの飲食店街があり、買い物や食事を楽しむ人たちでにぎわう地域です。
雷門の前を通る「雷門通り」は、3月に開催される東京マラソンのコースや、8月に行われる浅草サンバカーニバルのパレードルートにもなっており、参加者や多くの観覧者でにぎわいます。
ほかにも、初詣期間や「三社祭」「隅田川花火大会」などのイベント開催時は交通規制されるため注意が必要です。
浅草寺の西側は、江戸時代から続く歓楽街となっており、日本最古の遊園地である「浅草花やしき」や、伝統工芸品が多数展示されている「江戸たいとう伝統工芸館」、「浅草ROX」や「東京楽天地浅草ビル」などの複合商業施設が集まっています。
落語をはじめとした演芸が楽しめる「浅草演芸ホール」や、場外勝馬投票券発売所「ウインズ浅草」などもあり、大人から子どもまで多様な人が集まるエリアです。
花川戸エリアは、浅草駅の北東にある三角の形をしたエリアです。靴や履物の問屋が集まっており、展示会や即売会などに利用される「都立産業貿易センター台東館」もあるため、ビジネス用途の来街者が多くなっています。
また、区立小学校や大きな公園があり、子どもや家族連れの姿も見られるほか、観光スポットは少ないものの、12月に開催される「はきだおれ市」などのイベントや、観光バスの乗車場があるため観光客の往来もある地域です。
東側には、隅田川に沿って隅田公園が整備されており、春には「桜まつり」、夏には「隅田川花火大会」などが催され、多くの人が訪れます。
エリアを横断するように通る「東参道・二天門通り」は、隅田公園から浅草寺の東門(二天門)までをつないでおり、地域住民や浅草に慣れた観光客が仲見世の混雑を避けて浅草寺を参拝するのに利用する参道です。
エリアの南端は東武スカイツリーラインの浅草駅と駅ビルの「浅草エキミセ」があり、電車の乗降客や買い物客が行き交うほか、駅前の広場は待ち合わせスポットとしても利用されています。
西浅草エリアは、浅草寺の西側を縦断する「国際通り」のさらに西側にあります。マンションが多い住宅街ですが、国際通り沿いにはつくばエクスプレスの浅草駅や、空港へのバスが発着する「浅草ビューホテル」などがあり、観光客も多い一帯です。また、浅草駅エリアでは唯一のタワーマンションもあり、「三社祭」でお神輿の休憩ポイントにもなっています。
国際通りからさらに西の大通りは「かっぱ橋道具街」です。
調理器具・食器・包装用品・ディスプレイ・食品サンプルなど、食に関わるあらゆる道具を扱うお店が約170店集まっています。ほぼ全店が小売りに対応しているため観光客も多く訪れますが、約7割のお店が休業となる日曜と祝日はあまり混雑しません。
エリアの南側には東京メトロ銀座線「田原町駅」があるほか、東本願寺など寺院も多くあります。
浅草駅エリアを通行する人は、下記のような属性です。
・地域住民
・国内外からの観光客
・浅草寺など神社仏閣への参拝客
・修学旅行や遠足で訪れる学生
・問屋や商店への訪問が目的のビジネスパーソン
・遊園地や公園などを利用する家族連れ
・複合商業施設や商店街などの買い物客
浅草駅エリアは、混雑していない時期がほとんどありません。初詣期間や三社祭などの大型イベントは、雷門通り・並木通り・馬道通りなどの主要道路が交通規制されるほどの混雑です。
なかでも、約100万人が訪れる隅田川花火大会は、浅草寺・雷門エリアと花川戸エリア全体が交通規制されます。
浅草駅エリアが特に混雑する時期 | |
1月 | 初詣 |
3月 | 「東京マラソン」 |
3月~4月 | 「桜まつり」 |
5月 | 「三社祭」・ゴールデンウィーク |
7月 | 「隅田川花火大会」「下町七夕まつり」 |
8月 | 「浅草サンバカーニバル」・お盆休み |
9月 | シルバーウィーク |
10月 | 「かっぱ橋道具まつり」 |
11月 | 「はきだおれ市」・七五三 |
12月 | 大みそか |
浅草駅エリアのSHOPCOUNTER編集部おすすめの出店スペースをご紹介します。
新仲見世商店街の好立地にある店舗型スペースです。商店街内という環境で平日土日祝問わず多くの通行量が見込め、認知獲得に適した路面のスペースです。白いシンプルな内装は、どんな用途にも活用しやすく、ポップアップストアやプロモーションイベントに適しています。
個性豊かな3つのエリアで構成されるのが、浅草駅。吉祥寺駅を中心に商店街や大型商業施設が広がる吉祥寺エリアや市の中心部である三鷹北口エリア、学生をはじめさまざまな方が訪れる武蔵境エリアがあります。本記事を踏まえて、浅草駅内のお気に入りスペースをSHOPCOUNTERで見つけてみてください。
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