再開発が進む渋谷。工事が続く渋谷駅前エリアに新たなにぎわいを創出するべく、期間限定でオープンした「Shibuya info βox」についてご紹介します!
2020年に向けて大規模な再開発が進む渋谷。
あちこちで解体や建設などの工事が進み、徐々にまちの風景も変化しています。
そんな渋谷に期間限定でオープンしたのがカフェ型情報発信施設「Shibuya info βox」。
象印が独自に続けてきた「マイボトルキャンペーン」とコラボし、2016年11月から約半年間の期間限定でオープンしました。
そこで今回は、再開発区域の遊休スペース活用の新しい試みとしての「Shibuya info βox」をご紹介します。
▲Shibuya info βox店内。清潔感のあるシンプルなつくり。
今回お話を伺ったのは、Shibuya info βoxを企画した一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメントの小幡さん。
オープンに至った経緯や今後の取り組みについて伺いました。
– Shibuya info βoxをオープンされたきっかけについて教えて下さい。
私たち一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメントは「遊び心で、渋谷を動かせ。」をコンセプトに、渋谷駅前でまちづくり活動「SHIBUYA +FUN PROJECT」 に取り組んでいます。
プロジェクトの中でも特に渋谷の未来像の発信に力を入れており、HPでの情報発信、工事中の仮囲いを使ったにぎわい装飾や工事現場の見学会などを行ってきました。
そうした活動に加え、まちを訪れる方や地域のみなさんへ向けた情報を中長期的に発信したいという思いがあり、海外の事例も参考にしながらShibuya info βoxをオープンしました。
▲ビビッドな赤い色がパッと目を引く外観。立ち止まって外のメニューを眺める人も多い。
– カフェを運営する上で象印とコラボされたのはなぜですか?
情報発信施設の設置にあたって、たくさんの方に訪れていただきやすいこと、また施設管理の面からカフェとして運営することを考えていました。
象印さんはマイボトルキャンペーンにおいて、環境対策の一環としてマイボトルで気軽に飲み者をいただける全国の給茶スポットをWEBサイトで紹介されています。
私たちが取り組むまちづくり活動のコンセプトや環境に優しいまちづくりへの取り組みにご賛同いただき、カフェの運営について象印さんにご協力いただくことができました。
カフェではマイボトルを持参した方に特別価格で飲料を提供し、”渋谷のまちをクリーンに”というメッセージを発信し、環境対策に取り組みます。
▲飲み物は象印製品のステンレスタンブラーで提供。提供された温度のまま長く楽しむことができる。
– 来店されるのはどんな方が多いのでしょうか?
周りにオフィスが多い立地なので、近隣にお勤めの方や昔からそこに住まれている地域の方が多いですね。
地域の方に再開発の状況についてご理解いただくこともこうした情報発信の目的なので、地元の方々にご利用いただけるのはとても嬉しく思います。
カフェ内にアンケートを設置しているのですが、想定よりもご回答いただける数が多く、カフェという滞在時間の長いお店ならではのように感じています。
こうしたアンケートから得られた声はまちづくりに活かしたり、発信方法を改善したりといったかたちで活用しています。
▲カフェ内に展示されたパネル渋谷駅中心地区の未来像や基盤整備について紹介している。
– 今後Shibuya info βoxでやってみたいことはありますか?
現在はパネル展示や動画上映のみとなっていますが、ワークショップや渋谷の今を紹介するイベントなどを開催してみたいと思っています。
気軽に利用していただき、渋谷のこれからを知っていただくきっかけになるような場所にできればと考えています。
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