ショップカードは、店舗の情報を顧客に伝えるための小さなカードです。掲載する情報やデザインにこだわることで、顧客との関係を深めるための重要なツールとなります。この記事では、ショップカードの概要や記載すべき情報、活用メリット、おすすめの作成方法について詳しく解説します。
1.ショップカードとは
2.ショップカードに記載すべき情報
3.ショップカードの活用効果、メリット
4.ポップアップストアでショップカードを活用する際のおすすめサービス
5.まとめ
ショップカードとは、店舗やブランドの情報を簡潔にまとめた小さなカードのことで、「お店の名刺」としての役割があります。
レジの横に置いて自由に持ち帰ってもらったり、お会計のタイミングでお渡ししたり、オンラインショップの場合は商品に同梱したりとお渡しする方法はさまざま。
顧客のリピート利用促進や友人や家族に店舗を紹介してもらうなど、宣伝効果を高めるために、多くの方に配布することが大切です。
特にポップアップストアや期間限定ショップの場合は、顧客に覚えてもらうためにショップカードを活用することがおすすめです。
ショップカードは、一般的に名刺サイズ(約91mm×55mm)で作られることが多いため、限られたスペースに過不足なく情報を掲載することが求められます。
ショップカードに記載したい情報は、以下のとおりです。
ショップ名・ロゴ | お店のコンセプトや想いが込められた店舗名やブランドのロゴは、顧客にお店を覚えてもらうために必須の要素です。 |
ショップ連絡先 | 電話番号やメールアドレスを記載して、手軽に問い合わせや予約ができるようにします |
住所(実店舗の場合) | 実店舗がある場合には、店舗の所在地を記載しましょう。スペースに余裕がある場合は、簡易的な地図を入れることも検討します。 |
ウェブサイト・SNS | 運用しているウェブサイトのURLやSNSアカウントのIDを記載します。 サイト訪問やSNSアカウントのフォロー・タグ付け投稿が期待できます。 |
二次元コード(ウェブサイト・SNSアカウントへのリンク) | URLやIDを打ち込んで検索するのは手間なため、可能であれば二次元コードを配置して、ページにアクセスしやすくしましょう。スペースが限られる場合は、特に見てほしいものを優先して掲載します。 |
ショップカードから得たい反応に合わせて情報を取捨選択し、デザインやフォントサイズに強弱をつけることで、期待する行動をとってもらえるように工夫しましょう。例えば、リピート利用してほしい場合には、再来店の方限定のクーポンを入れたり、キャンペーン情報を掲載したりします。
また、ショップのイメージを伝えるためにデザインが重要です。カードの色合いやフォント選びはもちろん、柔らかい雰囲気にするために角丸デザインを採用するなど、小さいながらも様々な工夫ができます。
ショップカードを配布することによるメリットを紹介します。
初めて来店した場合、店名をはじめ、お店の情報が記憶に残りづらいため、ショップカードをお渡しすることで、退店後にお店を再確認してもらえます。
また、ショップカードは持ち歩きやすいサイズのため、手渡ししたあとに財布やカードホルダーに入れてもらえる可能性が高くなります。目にする機会が増えたり、財布やカードホルダーを整理する際に改めてショップのことを思い出してもらえたり、と長い目で見てもプラスの効果を期待できます。
ショップカードをただ渡すだけではなく、手書きのメッセージや署名を入れると温かみのあるショップカードに仕上がります。店舗の顧客への想いが伝えられるだけでなく、顧客にとっても特別なショップカードになります。
店舗を覚えてもらえるだけでなく、好感を持ってもらいやすくなり、リピーターになる可能性が高まります。
ショップカードへのSNSアカウントの掲載や口コミ(レビュー)をお願いする文言を入れることで、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の増加が見込めます。商品やサービスに満足してもらえるとSNSに投稿してくれたり、高評価な口コミをしてくれたりするため、ショップの認知度・好感度が高まります。
また、ショップカードのデザインを「おしゃれ」「面白い」と感じてもらえた場合には、商品と一緒にショップカードを写して投稿してくれるかもしれません。ショップカードのデザインは店舗のセンスを問われるため、こだわって納得のいくものを作りましょう。
ショップカードにキャンペーンやイベント情報を記載することで、顧客のリピートを促進できます。特に、ポップアップストアなどの期間限定イベントでは効果的です。ただし、期限付きの情報を掲載すると、イベントやキャンペーンの終了後、ショップカードを刷り直す必要があることが懸念点です。
ポップアップストアでショップカードを活用する場合に、おすすめのサービスを紹介します。
Canvaは、誰でも簡単にデザインを作成できるオンラインツールです。「Canvaプロ」という全ての素材や機能を利用できる有料のプランもありますが、無料プランでもデザインを十分作成できる機能が備わっています。
豊富なテンプレートやデザイン素材が用意されているため、デザインの知識がなくてもおしゃれなショップカードを作成できます。また、直感的に操作できる編集画面のため、テンプレートからカスタマイズするのも簡単で、自作でもオリジナリティを出したい方におすすめのデザインツールです。
ラクスルは、小ロットでも低価格で印刷が可能なオンライン印刷サービスです。
印刷だけではなく、デザイン編集もできる無料ソフトもあるため、ラクスル上でショップカード製作を完結させることも可能です。デザインツールには無料のテンプレートが用意されており、文字や画像を編集することで簡単にデータを作成できます。
デザインデータを準備できたら、ショップカードの用紙や部数、出荷予定日などを選択し、データのアップロード、支払いを行って注文完了です。低コストかつ短期間でショップカードを用意できるため、初めてのポップアップストアや短期間のイベントにおすすめです。
定期的にポップアップストアを開催している場合には、LINE公式アカウントの「ショップカード」機能が便利です。
直接お渡しできる紙のショップカードと異なり、ショップのLINE公式アカウントを友だち追加してもらうことで、デジタルショップカードとして顧客に配布します。
ショップカードには、来店や購入の際にポイントを付与したり、再来店を促すクーポン特典を設定したりすることができます。
ショップカードの利用には、友だち追加が必須のため、LINEのメッセージ機能を活用した販促も可能です。友だちの属性やショップカードの発行枚数、利用率などの数値を確認できるため、データを活用した集客施策の検討にも役立ちます。
ショップカードは、店舗の情報を顧客に伝えて、つながりをつくるための大切な足がかりの役割を担っています。
ショップカードには、ブランド認知の向上やSNS・口コミによる拡散、イベントやキャンペーンの告知など、多くのメリットがあります。また、Canvaやラクスル、LINE公式アカウントの「ショップカード」などのツールを活用することで、目的に合わせたショップカードを簡単に作成できます。
ショップカードを効果的に活用して、より多くの顧客とつながって、店舗のファンを増やしていきましょう。
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