公開日:2024年5月14日
更新日:2024年5月24日

原宿・表参道・青山のファッションストリートの由来や特徴を解説

原宿や表参道、青山は多くの人が訪れる商業施設やお店があるだけでなく、各通りも特徴的です。本記事では原宿・表参道・青山の各エリアにある通りについて、名前の由来や特徴を解説します。ポップアップストアの出店に向けたリサーチの際にお役立てください。

表参道・青山のファッションストリート

表参道と青山には、さまざまな特徴を持つ通りが数々あります。表参道や青山にある通りについて、名称の由来や特徴をご紹介します。

青山通り

青山通り

三宅坂の交差点から渋谷駅の東口・渋谷署前交差点までに至る通りが、青山通り。千代田区と渋谷区を結ぶ通りは、港区にも接しています。

名前の由来は、かつての通り沿いに並んでいた青山家の宗家と分家から名付けられました。青山の中心部を通る青山通りが今の形となったのは、1964年開催の東京五輪が開催される前年。東京五輪に向けて、道幅が現在の40メートルへと拡張されたのです。

青山通りは東宮御所や明治神宮外苑など通り沿いにあることから、緑があふれているのが特徴。その他にも、青山学院や国際連合大学、こどもの城なども面しています。

青山通りは数多くの会社が集まるオフィス街として有名ですが、通り沿いにはファッションの店舗も多く、ファッション街としても名高い通りです。

明治通り

明治通り

明治通りは渋谷と原宿を結ぶだけでなく、南麻布にある古川橋交差点から新木場の夢の島交差点までを結ぶ大きな通り。渋谷区だけでなく豊島区や北区、荒川区に台東区、墨田区を通る明治通りは、全長およそ33.3kmに及んでいます。ちなみに池袋から恵比寿までは、JR山手線と並行している通りです。

明治通りの名称は、諸説あり。明治神宮の近隣を通っていることから、「明治通り」という名前が付けられたという説もあります。明治という名称が付いているものの、明治通りは実は明治時代に造られた通りではありません。大正12年(1923年)に生じた関東大震災後の復興のために計画された環状5号が、今日の明治通りとなりました。

渋谷から原宿にかけての明治通りには、おしゃれな店が立ち並びます。表参道と交差するエリアには、ラフォーレ原宿や東急プラザ表参道「オモカド」、東急プラザ原宿「ハラカド」といった商業施設も集まっているのが特徴です。

外苑西通り

外苑西通り(プラチナ通り)

新宿区富久町から港区白金台まで通っているのが、外苑西通り。明治神宮外苑の西側を通ることから命名されました。外苑西通り沿いには、国立競技場や新宿御苑などがあります。

外苑西通りはエリアによってさまざまな通称が存在し、青山近辺では後述するキラー通り、白金台の辺りでは「白金=プラチナ」からプラチナ通りなど、さまざまな名称で呼ばれている通りです。

外苑西通りはハイセンスな飲食店をはじめとした感度の高いお店や、現代アートが楽しめるワタリウム美術館などがあります。

骨董通り(南町通り)

骨董通り

南青山五丁目の交差点を左折した場所から、東京都道412号線にある高樹町交差点までの通りが、骨董通り。正式名称は南街通りといいます。

通称である骨董通りの名前は諸説あり。古美術鑑定家が名付けた説や、小原流会館などがあることで通りに骨董店が集まったことから名付けられた説があります。

現在の骨董通りには骨董店が減少した代わりに、高級なブティックやカフェ、レストランなどが増加。海外を彷彿とさせる施設やレストラン、お店などがあるため、外国の都市を歩いているような気分が味わえます。

また、通りにはところどころで昭和を彷彿させる個人宅や骨董品店があり、タイムスリップしたかのような雰囲気も満喫できるでしょう。

青山キラー通り

青山キラー通り

青山三丁目の交差点と霞ヶ丘団地交差点までを繋ぐ区間が、「キラー通り」。厳密には外苑西通りの一部ではあるものの、こちらの区間はキラー通りという名称で親しまれています。

キラー通りの名前の由来は諸説あるものの、デザイナーのコシノジュンコ氏が命名されたという説が定着。近隣には青山霊園があり、埋葬から殺人を意味するキラーを彷彿とさせ、さらに当時流行していた「ピンキーとキラーズ」にちなんで『キラー通り』の名前が考案されたそうです。

キラー通りはブティックやギャラリー、評判の良いレストランが並ぶだけでなく、路地を一本入ると原宿教会や大使館もあります。

都会の真ん中にあり、近隣には表参道がありながらも、キラー通りはどこかのどかな雰囲気。夜になるとジャズライブが開かれたり、スタンドバーが賑わったりと、昼とは異なる表情を魅せるところも魅力となっている通りです。

原宿のファッションストリート

原宿には日本のみならず世界的に有名な竹下通りをはじめ、数々の通りがあります。原宿の通りをチェックする際、押さえておきたい通りをまとめました。

竹下通り

竹下通り

JR原宿駅の竹下口から明治通りまで、およそ350m伸びている通りが竹下通り。カワイイ文化の発信地である竹下通りは日本国内のみならず海外の方からも人気で、レディガガをはじめ海外のスターも訪れたことがある通りです。

世界的にも有名な竹下通りの名称は、以前あった町名の「竹下」から名付けられました。竹下自体が高いところの下という意味を持ち、そこから町名に付けられた背景もあります。

ちなみに竹下通りは、JR原宿駅の竹下口から見ると実際に下り坂になっています。

竹下通りは10代から支持を得ているファッションのお店や古着のお店、クレープをはじめとしたグルメのお店や雑貨店、プリクラショップなどが目白押し。特にティーンの間では、人気かつ定番の修学旅行スポットとして親しまれています。

キャットストリート

キャットストリート

渋谷区にある神宮前3丁目から5丁目まで、渋谷と原宿を繋ぐおよそ1kmの長さの通りがキャットストリート。明治通りから一本入ったところにある通りです。

キャットストリートは「裏原宿」とも評され、渋谷においてはディープな場所として知られています。有名なハイブランドのお店や古着のお店に加えて、近年ではおしゃれなカフェも並んでいることから、ファッションやグルメを求める方が大勢訪れている通りです。

最先端の流行発信地ともなっているキャットストリートには、古い民家をリノベーションしたお店もあるのが特徴的。新旧の文化が混ざり合っている点も魅力の一つです。

キャットストリートの正式な名称は、旧渋谷川遊歩道。渋谷川を地下に埋めるべく、1964年に行われた暗渠化工事を経て舗装されました。渋谷川は現在も地下に流れています。

最初の頃は道幅が狭かったキャットストリートですが、防火・防災の観点から車両が通れるほどの幅へと広がりました。

キャットストリートの由来

諸説あり、下記の3説が有力です。

1.猫が多く集まっていた説
2.ブラックキャッツという日本のバンドが誕生した地から来た説
3.猫のように小さくて細い道があることから付いた説

とんちゃん通り

原宿通り(とんちゃん通り)

正式名は原宿通りながらも、一部の方から呼ばれている名称がとんちゃん通り。竹下口交差点から入ったところにある、明治通りから別れた裏通りを指します。

「とんちゃん通り」の名前は、昭和38年(1963年)から営業していた、居酒屋のとんちゃんが由来。お店は平成5年(1993年)に閉店しましたが、当時を知る方からは今もなおとんちゃん通りという名称で親しまれています。

とんちゃん通りはティーンが集まる竹下通りの近くにありながらも、昭和の空気が流れるお店がまだ残っているのが特徴的。通りには居酒屋をはじめとした飲食店や、古着の名店などファッションのお店も並んでいます。

まとめ

原宿や表参道、青山エリアにある各通りをご紹介しました。原宿や表参道、青山の各通りは通りごとに個性や独自の雰囲気があるため、ポップアップストア出店の際はターゲットに合わせた場所を選ぶことがカギです。

出店場所をお探しの方へ

SHOPCOUNTER」は、ポップアップストア・催事・展示会などの出店/出展場所の予約がオンライン上でできるプラットフォームです。ショッピングモール、スーパーマーケット、百貨店、商店街、駅ナカ、オフィスビル、撮影スタジオ、展示会場など様々な商業スペースの検索・予約が可能です。

今すぐお探しでない方もアカウント作成 することで、新着やおすすめスペース等のお役立ち情報を受け取ることができますので、ぜひご登録ください。

RELATED

POPULAR