2015年に日本でもサービス提供が開始されたAmazonログイン&ペイメント。 Amazon以外のECサイト上でもAmazonのアカウントでログインし決済できる仕組みはユーザーにとっての利便性が高く、徐々に導入するECサイトも増えてきました。
2015年に日本でもサービス提供が開始されたAmazonログイン&ペイメント。
Amazon以外のECサイト上でもAmazonのアカウントでログインし決済できる仕組みはユーザーにとっての利便性が高く、徐々に導入するECサイトも増えてきました。
そんなAmazonログイン&ペイメントを先行してサービス提供してきたアメリカではすでにリアル店舗での決済にも利用されはじめており、リアル店舗での購買行動にも変化の兆しが見えてきています。
そこで今回はAmazonログイン&ペイメントが与えるリアル店舗への影響についてご紹介します。
画像出典:Amazonログイン&ペイメント
そもそもAmazonログイン&ペイメントとはどのようなサービスなのでしょうか。
Amazonログイン&ペイメントはAmazon以外のサイトでユーザーが商品を購入する際に、Amazonアカウントで支払いができるサービスです。
通常のECサイトではECサイトごとに会員登録が必要となるため途中で離脱してしまうユーザーが多数でてしまいますが、Amazonアカウントを持つユーザーであればAmazonアカウントを利用してログインし支払いまで完了させることができます。
またAmazonからはユーザーが許可をすればECサイトに会員登録され、事業者側はメールアドレスなどを含む情報を知ることもできます。
日本でもすでにadidasやReebokなどの大手メーカーもECサイトで導入しており、今後の広がりが期待されています。
アメリカではAmazonログイン&ペイメントの利用がリアル店舗にも広がってきています。
アメリカでは特にポップアップストア出店の際にレジを置かずにタブレット端末を用意してECサイト上で決済してもらうかたちが主流になりつつあります。
リアル店舗での買い物とECサイトでの買い物の履歴を結びつけ、ECサイト上やメールなどで最適な情報を送るための情報を取得したいというのが主な理由です。
その際に自社ECサイトへの登録が必須となるため、会員登録を面倒に感じるお客様が離脱してしまうというデメリットもあります。
CNETの記事によれば、高級ファッションブティック「Moda Operandi」の一部でAmazonログイン&ペイメントを取り入れ、クレジットカードの提示やサインなしで決済できるようにしました。
Amazonログイン&ペイメントを取り入れることで、来店したお客様は簡単に買い物ができるだけではなくビーコンデバイスが来店客のスマートフォンを正しく識別し、本人のAmazonアカウント情報に自動でログインしてくれるためログインの手間も省けます。
またオンラインカートに入っている商品を販売員が閲覧することで、好みにあった商品やコーディネート提案のきっかけにもなります。
このようにAmazonログイン&ペイメントを取り入れることで、ただ購買へのハードルを下げるだけではなくリアル店舗とECでの買い物を横断的に促進することが可能になります。
今後EC発ブランドのポップアップストア出店が増えていくと予想される中で、Amazonログイン&ペイメントのようにECとリアル店舗の垣根をなくすO2Oサービスに注目が集まっていきそうです。
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