公開日:2015年10月9日
更新日:2023年11月29日

PP(ポイントオブプレゼンテーション)とは?

この記事では、店内で商品を見つけやすくするための考え方「PP(ポイントオブプレゼンテーション)」について解説します。売場作りの基本となる「PP」の考え方を理解し、魅力的な空間作りに生かしましょう。

この記事では、店内で商品を見つけやすくするための考え方「PP(ポイントオブプレゼンテーション)」について解説します。売場作りの基本となる「PP」の考え方を理解し、魅力的な空間作りに生かしましょう。

ポップアップの出店ではじめて接客を経験する人へ、VMDの基本をお伝えする第三弾。今回は、第二弾でご紹介した「VP(ビジュアルプレゼンテーション)」の基本に続き、「PP(ポイントオブプレゼンテーション)」の基本をご紹介します。

» vol.1 VMDとは

» vol.2 VP(ビジュアルプレゼンテーション)とは?

PPの役割

ポイントオブプレゼンテーションの役割は、お客様が「なんのお店なのか」「なにがあるのか」をすぐに理解できるようにすること。気になる商品をスムーズに見つけられる陳列をしたり、お店全体のまとまりをつかめるようにすると、お客さんがスムーズに買い物ができます。戦略的にポイントオブプレゼンテーションを使ってひとつひとつの商品をじっくり見てもらえるように誘導しましょう!

PPの2つのポイント

「どこ」に「なに」があるかをわかりやすくする

店内に入ってきたお客様はまず「どのエリアになにがあるのか」を無意識に判断しています。何がどのエリアにあるのかわからない場合、お客さまの焦点が定まらないままになってしまいがち。そこで、それぞれのエリアごとになにがあるのかを文字やビジュアル、陳列方法で示すことが重要です。

短期間での出店が多いポップアップストアの場合は、スーパーや量販店のようなつり下げ型のポイントオブプレゼンテーションは難しいため、特定のアイテムやテーマごとにアイテムを分けて、ビジュアルで「ここはこの商品のエリアだな」とわかるようにしましょう。

そのためには似たアイテムを繰り返し陳列する「リピート構成」や、同じテーマのグッズを三角形のようなバランスで重ねて陳列する「三角構成」などの手法が有効です。

あえてバランスをくずす

アイテム別の陳列など基本となるポイントオブプレゼンテーションが完成したら、あえて一部のポイントでバランスをくずしてみましょう。

コンビニやスーパーのように完璧にアイテムごとにわけられた陳列にしてしまうと、店内滞在時間が短くなり1点1点のアイテムをじっくり見てもらうことが難しくなります。そこで、ポイントオブプレゼンテーションにメリハリをつけるためにも特にイチオシのポイントで「使っているイメージを見せる」工夫をしてみましょう。

アパレルであればマネキンを使ったコーディネート提案、ライフスタイル雑貨であれば「リビングを再現してみる」といったやり方です。あえて特定の場所のバランスを崩すことで、思わず近づいて見たくなる、手にとってみたくなる売り場づくりを目指しましょう。

まとめ

ポイントオブプレゼンテーションの基本は
「興味のあるアイテムにすぐに到達できるようにすること」
「様々な商品を見てもらえるよう店内の滞在時間を長くすること」

そのためには、ベースとなるアイテムの分け方を守りつつ、
ポイントでバランスを崩すといったメリハリが必要です。

自分のお店のアイテム構成を思い返しながら 、今回のポイント2つを意識して、ポイントオブプレゼンテーションを考えてみましょう!



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