公開日:2020年1月20日
更新日:2024年11月18日

マルシェとは?おすすめのスペースとともに失敗しないポイントを解説

「マルシェ」という言葉。なにやらしゃれた響きで最近よく聞くけれども、具体的にどんなものなのかはあまり知らない、という人は少なくないのではないでしょうか。マルシェの定義やメリット・デメリット、都内の魅力的なマルシェ、マルシェの開催にぴったりなおすすめレンタルスペースなどをご紹介します。

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目次

そもそも「マルシェ」って何?
おすすめのマルシェスペース
マルシェ出店のメリット・デメリット
マルシェ出店に必要な準備
出店費用はどのくらい?

そもそも「マルシェ」って何?

マルシェとはフランス語で「市場」を意味する言葉です。個人単位(またはそれに近い規模の業者)が人通りの多い場所に集まって出店した集合体を指し、「朝市」も含まれています。

発祥の地といわれるフランスでは、日常的に食材などを買い求める場所として、市民の生活から切っても切り離せないほど、大切な存在となっているそうです。近年、日本でも都内を中心に定期・不定期を問わず、さまざまなマルシェが開かれています。

マルシェのイメージとして、野菜やフルーツなど、色とりどりの生鮮食品がずらりと並ぶ様子を想像する人もいるかも知れません。実際、確かに生鮮食品が扱われることが多くなっていますが、基本的に取り扱う商品に決まりはありません。加工食品が並ぶこともありますし、衣料品や生活雑貨、花、ハンドメイド作品などもあり、扱われている商品は実にバリエーション豊富です。

ちなみに、似た場所としてフリーマーケットがあります。日本ではマルシェが開催されるようになるより前から実施されてきたので、こちらの方が馴染み深いという人は多いでしょう。数多くの店舗が並ぶ様子など、イメージとしてはマルシェに近いですが、フリーマーケットは古着などの古道具や不用品を売る市場「蚤の市」のことを指している点がマルシェとは異なっています。

マルシェ開催風景

おすすめのマルシェスペース5選

マルシェを実施したい!と思った時には、レンタルスペースの利用がおすすめです。下記のような条件がそろった場所なら、特にマルシェの開催に適しているといえるでしょう。

広々とした空間がある

数多くの店舗や商品が並ぶマルシェでは、当然ながら広々としたスペースが必要です。多くの店舗や商品を展開できるよう、できるだけ空間にゆとりのあるスペースを選ぶと良いでしょう。

アクセス良好&交通量が多い

出品者や消費者など多くの人々が集まるマルシェは、駅に近いなど、アクセスの良さもポイントになってきます。駅周辺の会場ならトラフィックの多さが期待できるので、マルシェ目当てで訪れた人だけでなく、偶然通りかかった人にアプローチするチャンスも生まれるでしょう。

屋内スペースがあるとなお良し!

多くのマルシェイベントは屋外で開催されていますが、屋内で開かれているものもあります。屋内スペースなら雨天・荒天時なども天気に左右されず出店できるため、屋内空間を活用できるスペースだとさらに使い勝手が良いでしょう。

SHOPCOUNTERおすすめのマルシェスペース

◇【大手町の森マルシェ】平日のオフィスワーカーへアプローチ可能な駅直結OOTEMORIで開催されるマルシェ

【住所】千代田区大手町1-5-5 大手町タワー B2F
【アクセス】大手町駅 徒歩1分、東京駅 徒歩5分、二重橋前駅 徒歩7分
【広さ】4㎡(1ブース)
【価格】11,550円/日~
【設備】空調、駐車場、展示棚、テーブル、トイレ

開催場所であるOOTEMORIは、地下鉄「大手町駅」直結の複合ビル内に位置する商業ゾーンです。近隣のオフィスワーカーや駅利用のお客様が多く、特に平日は圧倒的なトラフィックを誇ります。
そんなOOTEMORI内で開催されるマルシェに出店してみませんか?
テーブル1台、木箱6個、傾斜台2台、ライト1個が料金に含まれますが、使用希望の場合は必ず希望数量をお知らせください。

※スペースは予告なく掲載停止になることがあります。

◇【新宿駅7分】毎週木曜日開催、新宿野村ビル1Fにあるマルシェスペース

新宿野村ビル内マルシェ
【住所】東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル 1階
【アクセス】西新宿駅 徒歩4分、新宿西口駅 徒歩5分、都庁前駅 徒歩7分
【広さ】6㎡
【価格】4,950円/日~
【設備】駐車場、空調、電源、水道、テーブル、椅子

新宿のオフィスビル1階ロビーで第二2木曜日・第4木曜日に開催されているマルシェです。屋内のため雨天・荒天時にも出店できる点や、ビルに勤める多くのオフィスワーカーの目に留まりやすく集客しやすい環境である点がポイントです。過去には食品をはじめ、食器や文房具、革製品など、豊富な出店事例があります。

※スペースは予告なく掲載停止になることがあります。ご了承ください。

◇【渋谷区立北谷公園】ポップアップショップに適した公園内のマーケット出店スペース

【住所】東京都渋谷区神南1-7-3
【アクセス】JR渋谷駅から徒歩7分
【広さ】5㎡
【価格】11,000円/日~
【設備】電源、テーブル、展示棚、駐車場

渋谷区初のPark-PFI公園である北谷公園は、『安らげる場所』『寛げるカフェ』『賑わいのある催し』 など、交流と発信のある新しいかたちの公園です。公園内にはブルーボトルコーヒーもあり、土日祝や平日を問わず多くの若者が行き交います。アパレル、ハンドメイド雑貨、フリマなど、出店内容は自由。そんな北谷公園でポップアップショップを出店しませんか?

新宿サザンテラスマルシェ

住所東京都渋谷区代々木2-2-1 新宿サザンテラス
アクセス新宿駅南口から徒歩2分/新南口から徒歩1分
広さ2㎡
【価格】13,200円/日~
【設備】テント、テーブル、木箱、傾斜台、ライト、展示棚

新宿駅南口から徒歩2分/新南口から徒歩1分の好アクセスに立地し、新宿エリアで他にはない開放的な空間。南口エリアを通行する人から、代々木方面を行き来する人に対しても訴求できるイベントスペースで開催されるマルシェの出店者募集です。

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マルシェのメリット・デメリット

多くの人々で賑わうマルシェ。大勢の人が集まるからには、それ相応のメリットがあるはずです。マルシェのメリットをまとめてみました。

メリット

マルシェのメリットとしてまず挙げられるのが、一般的な店舗や商業施設などでは購入することが難しい商品を入手できる点です。産地直送素材やオーガニックな生鮮食品、一点もののアイテム、思わぬ掘り出し物など、ほかの商業施設ではなかなか出合えない商品を発見できる可能性があり、消費者にとっては足を運ぶ度に新鮮で珍しい体験が期待できる場なのです。

出品者側も、多くの人々が集まる場所に手頃な額のテナント料で気軽に出品できるというメリットがあります。しかも、そこでは消費者とのダイレクトな交流が生まれ、商品の魅力をたっぷりと伝えられたり、消費者のニーズをヒアリングできたり、新規顧客を開拓できたりと、事業に活かせる点がたくさんあります。さらに、ほかの出品者との交流が生まれ、情報交換やコラボレーションにつながることもあるそうです。

なお、こうした交流は消費者にとっても嬉しいポイントとなっています。生産者の顔を見られる上、どのように商品が作られたのかも聞けるので安心して購入できたり、食材であれば調理のコツを聞けたりと、安心感やプラスアルファの情報を得られる機会にもなるのです。

こうしたメリットがある一方で、マルシェには気を付けておきたいデメリットもあります。

デメリット

マルシェのデメリットとして挙げられるのは、商品のクオリティに関することです。商品の管理方法が店舗によって異なっているため、食材の鮮度や保存状況などに不安が残るケースもあるのです。また、例えば出品者から「珍しくて貴重な物」だと言って売り込まれたとしても、その情報の真偽は確認しづらく、思わぬガラクタを掴まされてしまう可能性も無きにしもあらず。

出品者と直接コミュニケーションできるというメリットの裏には、間に誰も入らない分、商品の質を自分の目でしっかりと見極めなければならないというデメリットがあるということを留意しておきましょう。

◆都内の魅力的なマルシェ会場をご紹介

東京都内ではさまざまなマルシェが開催されています。出店にぜひ活用したい、魅力たっぷりのマルシェをご紹介します。

■渋谷地区

・青山ファーマーズマーケット
【開催日】毎週土・日曜日
【場所】青山・国際連合大学前広場
【特徴など】毎週末、全国各地から農家をはじめとした数多くの方々が出店している人気のマルシェです。野菜やフルーツ、お茶、パン、スイーツなど、日本中の美味が集結しています。
http://farmersmarkets.jp/

・YEBISUマルシェ 
【開催日】毎週日曜日
【場所】恵比寿ガーデンプレイス シャトー広場
【特徴など】食材にこだわる消費者が多く集まるマルシェです。出店者は日によって異なり、毎週新たな商品との出合いが楽しめます。恵比寿ガーデンプレイスでの買い物や食事などの途中に気軽に立ち寄れるのも嬉しい。ペット連れの来場者も多数。
https://www.nkbmarche.jp/yebisu-marche/

・代官山朝市
【開催日】毎月第1・第3日曜日
【場所】代官山T-SITE駐車場
【特徴など】旬の有機野菜や、地域の特産品などを生産者自ら販売する朝市です。8時~9時の間にはタイムサービスも実施しています。
https://www.facebook.com/asaichi.daikanyama

■その他のエリア

・太陽のマルシェ
【開催日】毎月第2土・日曜日
【場所】月島第二児童公園
【特徴など】日本最大級の規模を誇る都市型マルシェです。日本各地から農家の方々が集まり、こだわりの新鮮野菜や果物、加工品などを販売しています。さまざまなイベントやワークショップなども実施。
http://timealive.jp/#Toparea

・交通会館マルシェ
【開催日】プチマルシェ…平日のみ、マルシェ…毎週土・日曜日、祝日
【場所】東京交通会館 1階ピロティ
【特徴など】有楽町駅前で全国各地から集まったフレッシュな野菜や果物などが販売されるマルシェです。週末に約20~30店が出店するほか、平日にも約5店のプチマルシェが開かれます。日によって出店者が違うので、訪れる度に新たな発見が楽しめます。
https://www.kotsukaikan.co.jp/news/2023/05/25/31102/

・ヒルズマルシェ
【開催日】毎週土曜日
【場所】アークヒルズ アーク・カラヤン広場
【特徴など】2009年から開催されている老舗マルシェの一つです。旬の野菜や果物、雑貨などの販売のほか、ワークショップが行われることも。
https://www.arkhills.com/hillsmarche/

・TOKYO TORCH Market
【開催日】毎週金曜・日曜
【場所】TOKYO TORCH Park
【特徴など】約7,000㎡の東京駅前広場「TOKYO TORCH Park」で、新たなチイキコミュニティとして重要な役割を果たしているマルシェです。
https://tokyotorch.mec.co.jp/events/

・ワテラスマルシェ
【開催日】毎月第1・第3金曜日
【場所】ワテラス広場
【特徴など】東京の下町、神田淡路町のワーカーさんや老舗店舗さん、住民の方に支えられているマルシェで地域のコミュニティとしても機能しております。
https://www.waterras.com/event/

・浜町マルシェ
【場所】トルナーレ日本橋浜町1F広場
【開催日】年4回開催
【特徴など】日本橋浜町、人形町といった歴史ある街で、開催されているマルシェ。年に4回、春夏秋冬の季節とともに開催しています。
http://hamacho.jp/hamachomarche/

・KITTE前地下広場マルシェ
【開催日】毎月第2第4水曜日
【場所】KITTE地下1F入口前
【特徴など】東京駅前KITTEの地下通路で開催しているマルシェ。東京駅を利用するオフィスワーカーの方が、ランチや帰りがけに立ち寄ることができる日常の生活導線上に位置するマルシェです。
https://www.facebook.com/kittemarche/

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◆マルシェ出店に必要な準備

自分たちの作った商品を様々な人たちに売りたい。規格のサイズや形から外れてしまった野菜や果物を販売して収益を増やしたい。そのような方は通常の食物販のスペースをレンタルするよりも簡単に始められるマルシェへの出店を考えてみるといいでしょう。
マルシェへの出店で事前に準備しておきたいことは次のようなものになります。

立地条件やマルシェ主催の運営側が準備してくれるものを確認

出店予定のマルシェ会場の形状や導線はどのような形になっているのか、屋外で開かれるのか屋内で開かれるのか、立地条件はどうなっているか、駅から近いのか、駐車場から近いのか、出店する際の搬入や搬出は車からどの程度の距離が必要になっているのかなど、このように細かな点ではありますが事前にあらゆる事を確認しておくと当日の運営がスムーズにできることになります。

また都市部やその近郊では駐車場代が高くつくことも考慮されるためマルシェ会場近くの駐車場やその料金なども確認しておくといいでしょう。その他にも電源の有無や荷物の配送受け取りが可能かどうか、水道設備は使用できるのかも確認しておくべき事項です。この際に使用できないものがあった際は他の会場と比較して出店先を決めるか自分たちで準備することで解決をしていくかなどの対処方法を考えることができます。

その他に重要な点としては、陳列棚や椅子、机、テントなどの貸出があるのか、費用は発生するのかも忘れずに確認しておくことをお勧めします。

◆商品ディスプレイのための棚や包装用の新聞紙や袋などの準備

野菜や果物などをより美味しく感じてもらえるように、いつも使用しているようなコンテナなどに入れるだけではなく、木箱やおしゃれなカゴなど陳列用の小さな棚やコンテナの準備をしておくと当日の売り場の見栄えが変わります。野菜同士が袋の中でぶつかって傷まないように包装用の新聞紙や袋などは多めに用意しておくことが重要です。また、2~3個購入してくれたお客様とたくさん購入してくれたお客様とで適切な袋のサイズは変わるため、大中小といくつか袋の大きさは用意しておくと便利です。

◆当日ディスプレイ上に並べる商品をイメージしてPOPを作成しておく

マルシェ来場者の方々に注目してもらえるように、商品名と値段、おすすめのポイントや人気の商品などが一目でわかるようにしたPOPを作成しておきます。
POP作成の詳しい方法や考え方はこちらの記事にまとまっております。

◆出店費用はどのくらい?

出店費用はマルシェ会場により異なりますが、おおよその相場では1ブースで5,000円ほどのところが多いでしょう。例えば自治体が主催であればそれよりも安いところもあります。また、都心部であればそれよりも費用がかかるところもあることでしょうがそれ以外で出店料が10,000円を超えるようなことはほとんどありません。
また出店料はブース単位ではなく、売上に対しての歩合で出店料としている会場もあります。その場合は多くが売上の10%~を出店料とすることが多いように見られます。

◆オンラインストアやネット販売なども行っている方は配布物の準備も

マルシェ会場に来る方の中には特定の出店者の方が出している商品を目的に来る方、たまたま近くを通り興味が湧いたから来場した方と様々です。そのため、自分たちが販売している商品を初めて見たり食べたりする方が多いことでしょう。

もし商品を買って帰ってくれたお客様の中でまた買いたい、食べたいと思っても店の名前がわからない、またマルシェに行かないと買えないのかなど不明点が多いとお客様との接点を逃すことになります。

そのため、オンラインストアを自分たちで運営している方などは注文できる商品チラシやサイト紹介、SNSをフォローしてもらうなど自分たちの情報が一括でわかるような情報を渡せるようにておくといいでしょう。

◆マルシェ開催にはレンタルスペースを活用しよう

数多くの人や物があふれ、交差するマルシェ。消費者に商品の魅力を直接伝えたい、より多くの幅広い消費者と出会いたい、といったモチベーションを持つ企画と相性の良い場といえるでしょう。

マルシェの開催やレンタルスペースの活用にご興味のある方は、SHOPCOUNTERにぜひご相談ください。


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