【保存版】阿佐ヶ谷駅エリアのポップアップストア出店ガイド

阿佐ヶ谷駅エリアは駅を境に南北に区分けされており、阿佐谷パールセンター商店街や杉並区役所、杉並警察署といった大型の公共施設が立ち並びます。新宿をはじめとした都市エリアともアクセスが良く、ベッドタウンとして居住者も多い「阿佐ヶ谷駅」エリアのおすすめスペースを紹介します。

記事のポイント

1.駅周辺は商業施設が充実
2.芸術・文化を愛する人の安らぎのエリア
3.お酒好きには堪らないディープな飲み屋街

阿佐ヶ谷駅エリアとは？
阿佐ヶ谷駅エリアの成り立ち
 阿佐ヶ谷駅エリアのアクセス
 阿佐ヶ谷駅エリアの特徴
 阿佐ヶ谷駅エリアの通行者属性
 阿佐ヶ谷駅エリアのおすすめスペース
 阿佐ヶ谷駅エリアのまとめ
 この記事を読んでくれた方におすすめ

阿佐ヶ谷駅エリアのスペースを見てみる

阿佐ヶ谷駅エリアとは？

　阿佐ヶ谷駅エリアは、23区の最西部に位置する杉並区に位置します。阿佐ヶ谷駅にはJR中央線快速・総武線が乗り入れているため、都心へのアクセスがよく、ベッドタウンとして人気の街です。また、阿佐ヶ谷駅南口から10分ほど歩くと、東京メトロ丸の内線「南阿佐ヶ谷駅」があります。
　阿佐ヶ谷駅エリアは駅を境に南北に区分けされており、南側の代表的なものとして、阿佐谷パールセンター商店街や杉並区役所、杉並警察署といった大型の公共施設が挙げられます。阿佐谷パールセンターで行われる「阿佐谷七夕まつり」は東京を代表するお祭りとして知られ、杉並区外からも人が集まります。一方、北側は大きな施設はありませんが、飲み屋街として有名なスターロード商店街やミニシアター、古書店など、ディープな楽しみ方ができるスポットが集まっています。

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阿佐ヶ谷駅エリアの成り立ち

　現在の「阿佐ヶ谷」という名称は、地域一帯を流れる桃園川の浅い谷地であったことから「浅ヶ谷」と呼ばれていたことに由来する説と、川沿いの湿地に葦が生えていて「葦の茂る谷」から「葦ヶ谷」と呼ばれたことに由来する説があります。中世には、「あさかや」氏と呼ばれる一族が支配していた地域であることが明らかになっているそうで、その当時からこのエリアが「阿佐ヶ谷」と呼ばれていたことが伺えます。
　1922年7月に阿佐ヶ谷駅が開業、その翌年に関東大震災が起こりました。杉並区は地震による被害が少なかったことと畑や空き地が多かったことから、都心に住んでいた人々が移住したことで人口が増加し、繁栄していきました。移住した人の中には、井伏鱒二（荻窪）や太宰治（阿佐ヶ谷）などの文人が含まれており、「阿佐ヶ谷会」と呼ばれる文人たちの会合が開かれるようになりました。
　ちなみに駅名は「阿佐ヶ谷」と表記されますが、1965年の住居表示統一のタイミングで「阿佐谷」に統一されています。統一前からあった駅は「阿佐ヶ谷駅」のまま、固有名詞ではまだ「阿佐ヶ谷」の名残が残っていることもあります。

阿佐ヶ谷駅エリアのアクセス

　阿佐ヶ谷駅は、中央線快速・総武線が乗り入れる駅です。特徴としては新宿駅まで約8分でアクセスできる中央線快速が平日のみ利用できること。土日祝日は中央線快速は停車せず、総武線の各駅停車がアクセス手段となります。また、阿佐ヶ谷駅から総武線に乗車して、中野駅で東京メトロ東西線に路線が切り替わる場合もあります。
　阿佐ヶ谷駅からは、中央線快速を利用すれば上りで新宿駅・東京駅まで、下りで吉祥寺駅まで乗り換えなしで行くことができます。新宿駅から1回乗り換えれば、池袋駅・上野駅・品川駅まで30分前後でアクセスすることもできるため、通勤・通学に便利です。

＜JR中央線の主要駅までの所要時間（目安）＞

駅名	所要時間
新宿駅	約6分
吉祥寺駅	約10分
渋谷駅	約20分
東京駅	約25分

中央線快速利用時の所要時間

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阿佐ヶ谷駅エリアの特徴

1.駅周辺は商業施設が充実

　阿佐ヶ谷駅南口には、都内でも最大級の商店街である「阿佐ヶ谷パールセンター商店街」があります。700mほどの商店街に200を超える店舗が立ち並んでおり、アーケード街であるため、雨の日でも買い物がしやすいのも嬉しいポイントです。スーパーやドラッグストア、飲食店はもちろん、昔ながらの個人経営のお店など、新旧のお店が入り交じった、活気あふれる商店街です。北口には24時間営業の「西友阿佐ヶ谷店」があり、暮らしに必要なものは駅前で手に入る環境です。

　また、高架下の商業施設「アルーク阿佐ヶ谷」には素材にこだわった飲食店や学童・プリスクールなど、子育て世帯に嬉しいお店が並んでいたり、駅直結のショッピングモール「ビーンズ阿佐ヶ谷」には、ちょっと休憩できるカフェやパン屋、食料品店があったりと、駅周辺は商業施設が充実しています。そのため、休日にはご夫婦や家族連れで買い物をする風景を目にすることが多いです。

2.芸術・文化を愛する人の安らぎのエリア

　阿佐ヶ谷駅周辺には、古書店やミニシアターがあり、文化や芸術を深く楽しむ人たちの憩いの場となっています。古書店で有名なのは、阿佐ヶ谷駅の北口の松山通りにある、可愛らしい店看板が印象的な「コンコ堂」です。文学や音楽、アート関係の本がラインナップされており、明るくオシャレな店内はどんな人でも入りやすい雰囲気。掘り出し物を探しにふらっと立ち寄ることができます

　阿佐ヶ谷駅の北口には、ミニシアター「ラピュタ阿佐ヶ谷」「Morc（モーク）阿佐ヶ谷」もあります。ラピュタ阿佐ヶ谷は1998年に開館した映画館で、ガリバー旅行記に出てくる空飛ぶ島「ラピュータ」をイメージして設計されたとされる特徴的な外観が目を引きます。人と自然に優しい建物をテーマに建てられており、木と土の温もりが感じられます。48席のみの贅沢な空間では、日本映画やアニメを中心に上映されています。
　Morc阿佐ヶ谷は2021年7月にオープンした映画館で、「映画と文学、アニメーションの想像力」をテーマに文学を軸にした作品を上映しています。ロビーには映画館スタッフが選んだ本が並ぶ書店になっていて、ラピュタ阿佐ヶ谷と同じく木の温もりが感じられる落ち着いた空間です。
　ミニシアターで、今は映画館で見ることができない名作を観たあとで、古書店に行き、今の気分に合った本に出逢いに行く。芸術好きにはたまらない時間を過ごせます。

3.お酒好きには堪らないディープな飲み屋街

　阿佐ヶ谷駅北口の「スターロード」や南口にある「一番街」「いちょう小路」など、ディープな飲み屋街が広がっています。
　特に有名なのが「スターロード」で北口から出て左側に進むとすぐに飲み屋街の雰囲気が感じられます。小さなお店がひしめき合っていて、THE 居酒屋というお店もあれば、バーや立ち飲み屋、焼き鳥屋など、個性的なお店が並んでいて、どこに入ろうか悩んでしまいます。路地に一歩足を踏み入れるとまた新しいお店との出会いがある、ついついハシゴ酒をしてしまいたくなるお酒好きに愛される街並みです。
　南口の「いちょう小路」は、昭和を感じさせる看板から始まる酒場横丁です。スナックや小料理屋が並んでいて、初めての方は少し入りづらく感じるかもしれませんが、勇気を出して店に入ると温かく迎えてくれる居心地のいい空間です。

　また、そんな阿佐谷だからこそ、新たなお店を発見できる、飲み仲間とつながることができるはしご酒イベント「阿佐ヶ谷飲み屋さん祭り」が開催されています。イベントは数日間行われ、ひとりでお店に入ることがルールの「1人飲み屋さん祭り」という日も設けられているため、ひとりでは入りづらかった気になるお店に入ることができます。