SHOPCOUNTER MAGAZINE

2016年5月10日

ポップアップストアの新潮流!?話題のファッショントラック・SUPERTHANKS BOX

商品をトラックに積み、移動しながら販売するファッショントラックは、ポップアップストアの新しい手法としてNYを中心に広がりつつあります。この記事では、日本初のファッショントラックの事例である “SUPERTHANKS BOX”をご紹介します。

以前NY発の新しい事例としてご紹介したファッショントラックが、いよいよ日本でも始動!
そこで今回は”SUPERTHANKS BOX”として移動型店舗をオープンしたSUPERTHANKSの竹内秀介氏と沓名忠司氏にお話を伺ってきました!

話題のファッショントラック “SUPERTHANKS BOX”とは?


▲お話を伺った竹内氏(写真左から二番目)と沓名氏(写真中央)。店頭コスチュームはソムリエをイメージしたオリジナルウェア。
2011年秋冬に誕生したSUPERTHANKSは、がんばっている自分へのご褒美に、大切な人への贈り物に「最高のありがとう」を贈るというコンセプトで遊び心のあるアイテムを多数展開しています。

その中でも人気を博しているのがちょうネクタイ型やサングラス型のワッペンが縫い付けられたアイテム。

2016年春夏にデビューしたSUPERTHANKS BOXでは、豊富な種類の中からお客様が選んだワッペンをトラック内のミシンで縫い付けてお渡しするというサービスを開始しました。
機動力の高いトラックという空間で新しい出店のかたちを作り上げています。

お客様に”来てもらう”ではなく自分たちから”会いに行く”新感覚の移動型ショップ


▲グランツリー武蔵小杉での出店の様子。入り口横に突然現れたトラックに多くの人が足をとめていた。

  • なぜトラックでの移動販売というかたちでSUPERTHANKS BOXをオープンしようと思われたのでしょうか?

これまでオンラインショップとセレクトショップへの卸しを中心にしており直営店をもっていなかったのですが、自分たちの手でブランドの世界観を発信できる場所がほしいと思っていました。

とはいえ一般的なひとつの場所に出店してそこでお客様を待つ、というかたちではなく、自分たちからお客様に会いに行くような新しいスタイルのショップを作れないだろうか?と考えていた時にたまたま思いついたのがトラックを使った移動販売でした。

調べていくうちにNYではすでにいくつも事例があることもわかり、自分たちの方向性は間違っていないと確信し実現に向けて動き出しました。

  • 日本ではまだほとんど前例がない取り組みということで、オープンまでに苦労も多かったのではないでしょうか?

やはりまずはトラックを完成させるまでが大変でした。
キッチンカー用のトラックを作っているメーカーにあたっていったのですが、どこもアパレル業界との取引経験がないため特にデザイン面でのすり合わせに難しさを感じましたね。

何度も打ち合わせを重ねて私たちのイメージを伝え、内装を整えるために家具職人さんに直接相談に行ったりもしました。
結果として、4ヶ月ほどでイメージに合うトラックを完成させることができました。

  • SUPERTHANKS BOXを作る上で特にこだわったポイントを教えてください。

もともとSUPERTHANKSでは商品を白い箱にいれて販売していたという経緯もあり、私たちのブランドアイデンティティでもある「白い箱」をコンセプトにしました。
そういったこだわりから、トラックの名前もSUPERTHANKS “BOX”と名付けています。

またSUPERTHANKS BOXを作る際に、ただ商品を販売する場所ではなく“ここにしかない商品”をお届けしたいという思いがありました。
そこでSUPERTHANKSのアイコンでもある人気のワッペンをその場で縫い付けるパフォーマンスを中心に据え、車内にミシン台も用意しました。

お客様に商品を見ていただくだけではなく、SUPERTHANKSとの出会いを楽しい体験にしていただきたいと思っています。

»NEXT:出店5日間でリピーターも!その秘訣とは?

たった5日間でリピーターも!お客様の”体験”をデザインする重要性


▲SUPERTHANKS BOXではワッペンの縫い付けにプラスしてオリジナルのメッセージを刺繍する事も可能。

  • グランツリー武蔵小杉での4/23~5/1の9日間が初めての出店となりましたが、お客様の反応はいかがでしたか?

武蔵小杉というファミリー層の多いエリアで子供連れのお客様から予想以上によい反応をいただけて、開始早々に手応えを感じています。
お客様の反応も幅広く、50~60代のお客様にも手にとってご覧いただいています。

やはりその場でのワッペンの縫い付けへの反応がよく、1着試しにとご購入しただいた後にご夫婦や親子でペアルックをしたいということで再来店してくださった方もいて、短期間にも関わらずリピーターになっていただけたことは想定外でした。

ワッペンの縫い付けだけではなくシンプルなTシャツやキャップをよりお手頃価格で販売していたのですが、圧倒的にワッペン縫い付けの方が人気だったことも驚きでしたね。
単純に金額が高いか・安いかではなく、商品にどれだけ価値を感じていただけるかが重要なのだと改めて感じました。

  • 今後はどういったエリアへ出店予定ですか?

SUPERTHANKS BOXはファミリー層をターゲットにしているので、まずは家族連れが多いエリアを中心に出店していきたいと思っています。
直近だと5/14・15と20・21の土日は柏アリオへ出店予定で、それ以降も土日を中心にショッピングセンターや商業施設への出店を検討しています。

また代官山T-SITEやミッドタウンなどの都心エリアにも興味があります。
郊外エリアと比べてお客様の動きにどんな違いがあるのか試してみたいですね。

SUPERTHANKS BOX自体の取り組みとしても、たとえば後ろに同じ大きさのトラックをつなげて”SUPERTHANKS BOX CAFE”をつくるといったことも考えています。
もっと大きな4tトラックくらいのサイズで中にカフェを併設するのも面白いかもしれません。

現在はアパレルのみの展開ですが、ゆくゆくはカフェやインテリアも絡めながら移動型ライフスタイルショップのようなかたちにしていきたいと思っています。。
またトラックの機動力を生かして、音楽系のフェスやアウトドアといったイベントとコラボしたオリジナルアイテムをイベント会場で販売するといった取り組みも考えているところです。

いかにお客様に「SUPERTHANKS BOXがきたらいつもなにか新しいものがある」と思っていただけるショップにできるかを今後も考えていきたいですね。

まとめ:コストを抑えて”ここにしかない体験”を提供する


▲SUPERTHANKS BOX内は工房のような雰囲気。ファッショントラックとは?の記事でもご紹介した通り、ファッショントラックの魅力はなんといっても初期コストの低さとすぐに移動できる身軽さにあります。

また商業施設内のスペースへの出店と比べても、トラックであれば普段売場として活用していないコンコースや駐車場への出店になるため安価にスペースを利用できるのも嬉しいポイント。
1Fの人通りの多いスペースを好条件で借りることができるのは大きなメリットといえます。

とはいえ、ただ商品をトラックに積んで販売するだけではなかなかお客様を呼び込むことは難しいものです。
今回のSUPERTHANKS BOXのポイントは、その場で自分だけの特別な商品をオーダーできることでお客様の体験全体をデザインしていることではないでしょうか。

ECでなんでも購入できる時代だからこそ、ブランドを体験し楽しめる仕掛けをつくることこそがリアルな店舗の意義と言えそうです。

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