はじめてのベビーグッズ選びはわからないことばかりで不安な気持ちになってしまいがち。ベビー子ども用品を扱うファミリアでは、そんな不安な気持ちをワクワクに変えるための体験を散りばめたショップを代官山にオープン。今回はそんなファミリア代官山店のポイントをご紹介します!
はじめてのベビーグッズ選びはわからないことばかりで不安なもの。
何がどれだけ必要なのか、それぞれのアイテムをどのように使うかといったことを相談したくても、通常の店舗に行くのはハードルが高いというお客様も多いものです。
ベビー子ども用品を扱うファミリアでは、体験コーナーやセミナー、イベントを通して実際に商品に触れてもらうことで不安な気持ちをワクワクに変える新しい店舗づくりに取り組んでいます。
今回はそんなファミリア代官山店の特徴や見せ方のポイントについて、代官山店店長の鈴木さんにお話を伺いました。
▲ファミリア代官山店内。開放感のあるナチュラルな内観は男性も入りやすく、ご夫婦での来店も多いとのこと。
– 代官山店は “ファミリア初の体感型ショップ”ということですが、販売ではなく体験に焦点を当てた店舗づくりの理由を教えてください。
鈴木さん:代官山店は『TOUCH for the first 1000days』をコンセプトに、ママのお腹にいるときから2歳になるまでを対象にした商品を中心に展開しています。
2歳までの期間というのは人がもっとも成長する時期なので、そうした大事な時期に使うものはじっくり見て触った上で納得してご購入いただきたいという想いがあり『TOUCH=触れる』を重視して店舗づくりをしました。
また代官山エリアは出生率が上がっているものの出店前の調査でファミリアの認知度があまり高くないことがわかりました。
そこでまずはファミリアのことを知っていただくという意味もあり、商品を気軽に体験していただける場としてオープンしました。
▲人気の沐浴体験ができるスペース。おむつの当て方や肌着の着せ方なども学ぶことができる。
– 他店舗との違いについて教えてください。
鈴木さん:代官山店では、店内に9つのTOUCHポイントを作っています。
ただ商品を並べるだけではなく、新生児から生後半年までの3段階の赤ちゃんの人形を用意して成長スピードを感じていただいたり、出産前に準備しておきたいグッズがひとめでわかるコーナーをつくることで必要なものをイメージしていただくなど赤ちゃんとの暮らし自体を体感していただく場所になっています。
会計や手続きを行うカウンターにもレジ端末はお客様から見えないよう配慮し、”ショップ”の雰囲気を消すことで来店ハードルが下がるようにしました。
販売よりも見て・触っていただくことがメインなので、洋服はできるだけハンガーにかかった状態で展開し、回転式の什器を活用して上下のコーディネートを楽しんでいただきやすくしているのもポイントです。
店舗で利用イメージを膨らませていただきつつ、iPadを活用して店舗にない商品をお取り寄せしたりECでの購入につなげたりといったことも進めています。
最近では「SNSやブログを見てきました」と店舗での体験を目的として来店されるお客様も増えてきました。
▲TOUCHポイントの中でも人気が高いエッグカメラ。オリジナルテンプレートや生後◯日といった加工ができるのも人気のポイント。
– TOUCHポイントでもっとも人気があるのはどんな体験なのでしょうか?
鈴木さん:赤ちゃんの沐浴体験ができるTOUCHポイントは他で体験できる場所が少ないので人気があります。
ご夫婦で参加される方も多く、男性が育児に積極的に参加されるようになってきた流れを感じます。
また写真を意識して作ったポイントはやはり人気ですね。
寝転んだ赤ちゃんを上から撮影してオリジナルフレームや生まれてからの日数などを入力して加工できるエッグカメラは外観もインパクトがあり、Instagramにアップされるママも多いようです。
シューズコーナーに鏡をたくさん用意しているのも、同じようにママの写真を撮りたいという気持ちを意識しています。
はじめて靴を履く赤ちゃんはほとんどが嫌がって泣いてしまうのですが、鏡は大好きな子が多いので、バーにつかまり立ちしながら鏡を見て喜んでいる姿を撮影することができるんです。
やはりパパ・ママにとってもファーストシューズは思い入れが強いものなので、かわいい姿を撮ることができると好評です。
▲出産前に揃えたいグッズを一覧で見ることができるTOUCHポイント・LIST。クローゼット風のVMDでよりイメージしてもらいやすいよう工夫している。
– 店舗内でセミナーやイベントも開催されているとのことですが、人気イベントの傾向はありますか?
鈴木さん:イベントも写真関連は人気ですね。
「赤ちゃんをかわいく撮るコツ」は毎回人気があります。
他にもベビーサインや食空間作りなど、店内ではほぼ毎日イベントやセミナーを開催しています。
栄養学などの専門知識が必要なプログラムは外部講師の方にお願いしていますが、スタッフが知識をもっと伝えることも必要という考えからスタッフが講師として開催するプログラムも増やしています。
また生後◯日のバースデーイベントも人気があります。
誕生日が数ヶ月違うだけでも成長が異なるので、誕生日が近いママ同士は仲良くなりやすく、LINEを交換したり別のセミナーに一緒にいらっしゃることもあります。
店舗内でそうしたママ同士のコミュニケーションが生まれていることは私たちとしても嬉しく思っています。
▲ご案内カウンターにはレジ端末を置かず、”お店”のイメージを払拭。
– 店舗での体験から購買に津投げるポイントはありますか?
鈴木さん:体感をメインにした店舗なので商品を強く勧めるといったことはありませんが、セミナーやイベント前にファミリアというブランドをご存知かどうかを確認し、ご存知でない場合は店舗やブランドのコンセプトをご説明するようにしています。
そうしたコンセプトをお伝えすることでブランドへの理解が深まり、今回は購入につながらなくてもどこかのタイミングでファミリアを思い出していただければ、と考えています。
またこの代官山店と銀座本店、神戸元町本店の3店舗ではオムニチャネルにも力をいれています。
オムニチャネルを意識したサービスは2種類あり、ひとつはHPで見た商品を店舗に取り寄せ・取り置きして、実際に商品をさわって体験してもらうというものです。
そしてもうひとつは店舗に在庫がなかった場合に店舗内のタブレットを利用して店舗で決済し、商品代金が税込5,400円以上の場合無料でお届けするというサービスです。代官山ではこちらに特に力をいれています。
また土日は郊外から遊びにいらっしゃる方も多いので、お客様の最寄り店舗もあわせてお伝えするようにしています。
代官山で体験していただいたことをきっかけにファミリアに興味をもっていただき、よりお客様にとって便利なお買い物方法をご提案できるよう意識しています。
▲こだわりの詰まったベビーケアルーム。広々とした空間に授乳室やおむつ替えルーム、ベビーカーで一緒に入ることができるお手洗いを完備。
– 商品の見せ方以外で店舗内のこだわりはありますか?
鈴木さん:店舗づくりでこだわったのはベビーケアルームを魅力的にすることですね。
授乳室やお手洗いは殺風景になってしまいがちだからこそ、あえてママたちのテンションがあがるかわいらしい内装と機能性にこだわりました。
ベビーケアルームを見たママたちから「すごい!」「かわいい!」という反応をいただき、私達としても嬉しく思っています。
また、代官山はベビーカーでお買い物される方が多いエリアなので、手荷物を預けるロッカーやベビーカーを預けるためのスペースも確保しました。
パパ・ママはどうしても手荷物が多くなってしまいがちですが、預ける場所があることで安心してゆっくりとセミナーやお買い物を楽しんでいただければと思います。
現在体感型店舗は代官山店のみですが、商品のよさを体感してファンになっていただくきっかけの場所として、今後も体験をメインに据えた店舗を増やしていきたいと考えています。
▲洋服はできるだけかけて展開。回転型の什器はコーディネートのイメージもしやすい。
店舗名:ファミリア 代官山店
HP:http://www.ec.familiar.co.jp/shop/detail.php?shop_id=137
所在地:東京都渋谷区猿楽町24-7 代官山プラザ2F
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