公開日:2024年3月10日
更新日:2024年10月22日

【保存版】台東区のポップアップストア出店ガイド

台東区は上野や浅草など世界的にも名高い観光スポットがあるだけでなく、昔ながらの商店街や新しい商業施設が入り交じるエリア、落ち着いた雰囲気のある街などがあります。国内外から多くの方が訪れている台東区について、成り立ちやアクセス情報とともにエリアを6つに区分し、ポップアップストア出店に向けた特徴を紹介していきます。


記事のポイント

1.ショッピングスポットや名所が満載!上野エリア(上野、秋葉原)
2.「谷根千」の名で親しまれる下町雰囲気満載の谷中エリア(谷中) 
3.東京の定番観光スポット浅草エリア(浅草)
4.落ち着いた雰囲気が魅力の根岸・入谷エリア
5.浅草の穴場・浅草北部エリア(千束)
6.個性豊かな南部エリア(蔵前、浅草橋)


目次

台東区エリアとは?
台東区エリアの成り立ち
台東区エリアのアクセス
台東区エリアの特徴
台東区のおすすめスペース
台東区エリアのまとめ
この記事を読んでくれた方におすすめ

台東区エリアとは?

台東区の基本データ
総面積10.11平方キロメートル
人口数213,009人(2024年3月1日地点)
世帯数133,960世帯(2024年3月1日地点)
台東区の各地域上野エリア(上野、秋葉原)、谷中エリア(谷中)、浅草エリア(浅草)、根岸・入谷エリア、浅草北部エリア(千束)、南部エリア(蔵前、浅草橋)

東京都23区において中心からやや東側にあるのが、台東区。北は荒川区、東は墨田区、西は文京区、南は千代田区・中央区と接しているエリアです。台東区は東に墨田川が、南に神田川が流れています。

台東区は面積が10.08平方キロメートルと23区内の中では一番小さな区ではありますが、上野と浅草という東京都の中でも屈指の繁華街・観光地を抱えたエリア。その他にも卸の街として栄えた地域や、工場や工房が集まった地域、博物館や美術館もあるため、台東区はさまざまな側面を持ち合わせています。

台東区はアメ横商店街をはじめショッピングを楽しめるスポットが多く、買い物ために訪れる方も大勢います。新しいお店ができつつ江戸時代から続く歴史のある街並みが今もなお見られるため、台東区は日本の情緒が楽しめるエリアとして外国人観光客からも人気です。特に三社祭や隅田川花火大会になると国内外から多くの方が訪れ、祭りやイベントを満喫されています。

台東区は上野や浅草により観光地のイメージが強いかもしれませんが、実は閑静な住宅地も広がっているため、幼稚園や学校があるだけでなく子育て支援制度も多数設けられており、子育て世帯も多く居住するエリアです。

台東区エリアの成り立ち

台東区の由来

台東区の名前の由来は、上野の高台という意味と、上野の東に浅草があるという地勢の意味合いから名づけられました。その他にも気品の高さを表す「台(たい)」という文字と、日の出の若さや力強さを表す「東」を合わせ、めでたさ・気品・若さ・活気を表す意味として「台東」という名称が付けられたという一面も、持ち合わせています。

現在の台東区となるまでの変遷

台東区で有名な浅草寺は628年に誕生し、以降参拝客で賑わってきました。江戸時代の初期には港湾都市として整備されつつ、野菜をメインにした農業が盛んな地域だったのです。台東区は幕府のお達しにより、芝居小屋や遊里ができ、江戸庶民にとって繁華街として繁栄してきました。当時から上野は寛永寺の門前町として、浅草寺の周辺は日本でも屈指の繁華街として賑わいを見せていたのです。

明暦3年(1657年)に起きた明暦の大火後は、火災によって江戸城下の寺社が移転してきたことで、台東区は寺社を数多く有する地域となりました。

明治維新の際は幕府側と新政府軍が争い、台東区のシンボルともいえる寛永寺の堂塔のほとんどが焼失。その後は動物園や博物館、美術館が続々と建設されていきました。

関東大震災後は被災者のために住宅地を開拓することで農地がほぼなくなったため、現在の台東区では農業や漁業といった第一次産業がほぼ見られなくなったのです。

戦後の昭和22年(1947年)になると、浅草区と下谷区が合併することで台東区が誕生。同年の5月3日に台東区は、東京都の特別区となりました。以降は復興や経済成長が進み、台東区は街の姿は変わりつつも、歴史や伝統が生かされた街づくりが行われ、今日に至ったのです。台東区内の各エリアには新たなお店も続々と出店しており、今後も目が離せません。

台東区エリアのアクセス

台東区には明治16年(1883年)に上野から熊谷間の鉄道路線が生まれ、昭和2年(1927年)には日本だけでなく東洋でも初となる地下鉄が上野と浅草間で開通。各方面に繋がる交通網が次々と整備されていき、交通アクセスに優れたエリアとなりました。

内主要駅の乗車人数
駅名上野駅日暮里駅浅草駅入谷駅浅草橋駅
乗車人数合計320,198人{JR東日本147,777人(※1)+東北新幹線9,560人(※2)+東京メトロ162,861人(※3)合計224,866人{JR東日本92,784人(※1)+京成電鉄83,830人(※4)+日暮里舎人ライナー48,252人(※5)合計164,908人{銀座線84,355人(※3)+浅草線45,976人+伊勢崎線34,577人(※6)}31,731人(※3)44,804人(※1)

中でも上野駅は「北の玄関口」とも称される、新幹線を含む11の路線が乗り入れた巨大なターミナル駅。東京駅まで7分、池袋駅まで17分、新宿駅まで20分、渋谷駅まで28分と、上野駅から東京の主要な駅まで乗り換えなしで移動が可能です。

内主要駅の乗車人数
駅名上野駅日暮里駅浅草駅入谷駅浅草橋駅
乗車人数合計320,198人{JR東日本147,777人(※1)+東北新幹線9,560人(※2)+東京メトロ162,861人(※3)合計224,866人{JR東日本92,784人(※1)+京成電鉄83,830人(※4)+日暮里舎人ライナー48,252人(※5)合計164,908人{銀座線84,355人(※3)+浅草線45,976人+伊勢崎線34,577人(※6)}31,731人(※3)44,804人※1)
台東区の鉄道路線
鉄道会社名路線名上野駅日暮里駅浅草駅入谷駅浅草橋駅
JR東日本山手線
京浜東北線
常磐線
総武線
上野東京ライン
宇都宮線・高崎線
東北新幹線
東京メトロ銀座線
日比谷線
都営地下鉄浅草線
京成電鉄京成本線
東京都交通局日暮里・舎人ライナー
東武鉄道伊勢崎線

(※1:JR東日本『各駅の乗車人員 2022年度』より)
(※2:JR東日本『各駅の乗車人員 2022年度』(新幹線駅別)より)
(※3:東京メトロ『各駅の乗降人員ランキング』(2022年度)より)
(※4:京成電鉄『2022年度 駅別1日平均乗降人員』より)
(※5:東京都交通局(日暮里・舎人ライナー)『各駅乗降人員一覧』より)
(※6:東武鉄道『駅情報(乗降人員)』より)

鉄道以外に台東区内には都営バスや東武バスといった路線バスに加えて、台東区を巡るコミュニティバス「めぐりん」が走っているため、台東区内のアクセスにも優れています。

台東区エリアの特徴

台東区エリアは上野や浅草など有名な観光スポットの印象が強いですが、その他にも落ち着いた雰囲気の街や、下町ならではの情緒が楽しめる地域などがあります。個性豊かな台東区のエリアを6つに分けてご紹介します。

1.ショッピングスポットや名所が満載!上野エリア(上野、秋葉原)

台東区の南側にあるのが、上野や秋葉原のある上野エリアです。上野は浅草と並び、東京だけでなく世界的にも有名なスポット。賑やかさに加えて下町情緒が楽しめる場所として、国内外から人気です。

上野は名所がたくさんあり、数々の飲食店やお店が軒を連ねるアメ横商店街や自然だけでなく動物園や博物館、美術館など文化にもとことん触れられる上野恩賜公園があり、多くの方が訪れています。

魅力的なスポットが満載の上野はアメ横商店街以外にも、アトレ上野やPARCO_ya上野、松坂屋 上野店といったショッピング施設が充実。買い物も存分に楽しめます。

上野から少し足を伸ばしたところにある秋葉原は、電気街とともにポップカルチャーの聖地として国内外の観光客が訪れる街。アニメやゲーム、電子部品などのアイテムが買えるだけでなく文化に触れられる、「オタクの街」として有名です。

商業施設としてはヨドバシカメラ マルチメディアAkibaや万世橋駅をリノベーションして生まれたマーチアキュート神田万世橋もあり、グルメやショッピングを満喫できます。

2.『谷根千』の名で親しまれる下町雰囲気満載の谷中エリア(谷中)

台東区の西側に位置するのが、谷中エリア。山手線の内側にありながらも下町の雰囲気を色濃く残しており、隣接する根津と千駄木(両方とも文京区)を合わせて『谷根千』とも呼ばれ親しまれています。

谷中エリアには仏教の寺院が数多く集まっており、静かで落ち着いた雰囲気が特徴的です。

谷中エリアと言えばレトロな下町の雰囲気が漂う商店街、谷中銀座商店街が人気。リーズナブルな価格設定のため、日々の買い物にも利用しやすいです。谷中エリアには古民家を改装してオープンしたカフェもあり、散策も楽しい街となっています。

その他にも東京藝術大学や、朝倉彫塑館をはじめとした美術館などもあるのが、谷中エリア。芸術にも浸れる地域です。エリア内には歴史とともに自然も楽しめる、根津神社もあります。

3.東京の定番観光スポット浅草エリア(浅草)

台東区の東側にある浅草エリアは、東京における下町でありながらも国内外の観光客が訪れる、屈指の人気スポット。歴史のある浅草寺を中心にさまざまなお店が軒を連ね、大変賑わっています。現在では再開発が進み、古くからの建物とともに新しい建物が並び、新旧の街並みも楽しめるエリアです。

江戸の歴史を感じられる浅草エリアは文化的なだけでなく、飲食店や買い物スポットも充実。規模の異なる商店街が多種多彩あるだけでなく、浅草EKIMISEや浅草ROXといった商業施設もあり、ショッピングを存分に楽しめるでしょう。浅倉エリアの東側には隅田川が流れており、川の向こうにあるスカイツリーが望めます。

その他にも演芸が楽しめる浅草演芸ホールや、日本の中でも最古の遊園地であり存分に遊べる浅草花やしきなどに加え、屋形船にも乗ることができるのが浅草エリアの魅力。さまざまな魅力に溢れる浅草エリアに、多くの方が足を運んでいます。

4.落ち着いた雰囲気が魅力の根岸・入谷エリア

台東区の北側にあるのが、根岸・入谷エリア。根岸は入谷の西側に位置しており、JR鶯谷の北側にホテルが集まっていることから歓楽街の印象があるかもしれません。ですが、ホテル以外にも寺社や古くからの建造物もあり、落ち着いた雰囲気があるのが特徴です。

大通りに沿ってマンションが立ち並びつつ、路地には低層ビルと戸建住宅が集まっている入谷は、穏やかな雰囲気のあるエリア。入谷鬼子母神で有名な真源寺があり、江戸末期から続いている入谷朝顔まつり(朝顔市)が毎年夏になると開催され、多くの観光客で賑わっています。

入谷は台東区の中では派手さがないものの、地元民に愛され続けている飲食店や商店が存在し、人々を惹き付けているエリアです。

5.浅草の穴場・浅草北部エリア(千束)

浅草の北部エリアである千束は、「奥浅草」とも呼ばれる地域。日本三大遊郭の一つ、吉原遊郭がありました。現在では御朱印が評判でパワースポットとしても有名な吉原神社や、地元民からも愛されるレトロ喫茶などが人気です。

近隣にはおよそ1,200mにも及ぶ千束通り商店街があり、舌鼓を打つ美味しいお店や下町ならではの情緒とゆったり流れる時間が楽しめることから、浅草の穴場スポットとして注目を集めています。

6.個性豊かな南部エリア(蔵前、浅草橋)

台東区の南、蔵前と浅草橋が含まれるのが南部エリア。蔵前から浅草橋は、明治から昭和の時代まで問屋街として賑わっていました。現在も人形やおもちゃ、文房具、雑貨などの問屋街として親しまれています。

隅田川に面している蔵前は、東京のブルックリンとも評される街。都会と下町が混ざった蔵前では大型の商業施設はないものの、クラフトマンシップが根付いていることから手作りの品物を売るお店や革製品の工房などがあり、他にはないアイテムと出会えるでしょう。

最近では古い建物をリノベーションしたオシャレなカフェや飲食店も増えてきており、若者も訪れています。

浅草橋は江戸の風情を感じられる卸問屋やオフィスが並びつつ、住宅地・マンションが並んでおり、ベッドタウンとしての側面も持ち合わせた街。足を伸ばした先にあるおかず横丁は戦前の雰囲気を色濃く残した商店街で、総菜などが購入できます。

台東区エリアのまとめ

6つのエリアで構成されている台東区は、上野や浅草といった誰もが知る世界的な観光地だけではありません。下町の風情や江戸の情緒が感じられるエリア、新旧入り交じった雰囲気のあるエリアなどさまざまあります。

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