公開日:2015年9月19日
更新日:2023年11月29日

体験型ショップの出店場所選びでおさえておきたい2つのポイント

ここ数年でリアル店舗の価値が変化し、販売ではなく商品を「体験してもらう」ことをメインにした店舗も増えてきました。そこでこの記事では、体験型ショップを開く際におさえておきたい、出店場所選びのポイントをご紹介します。

ポップアップストアと聞くと、「販売」をイメージされる方も多いですが、必ずしもその場で販売しなければならないわけではありません。

期間限定でショールームのように商品を展示し、購買はオンラインショップで行う「体験型」のポップアップストアが、オンラインショップ事業者を中心に、近年日本でもトレンドになりつつあります。
参考:EC連動で在庫を持たないショールーム型店舗「ポップアップストア」、「LUXA」や「tmix」が相次ぎ出店/日経デジタルマーケティング(2015年5月14日)

今回は、そうした「体験型」のポップアップストアについて、魅力からどう展開するかまでご紹介します。

体験型ショップの魅力とポイント

体験型ショップの魅力

体験型ポップアップストアでは、販売をメインとせず、「見てもらう」「聞いてもらう」ことに主軸をおくため入店へのハードルが下がり、より多くの人にブランドや商品を知ってもらうことができます。特に興味を持ってくれたお客さまにはショップカードを渡したり、DM送付用の連絡先を聞くなど次につながるアクションも必要です。

また、ブランド品や高額商品、実際にお客さまが試されてからお買い求めいただく商品に関しては、予約制にしてお客様にゆったり商品を体験していただくケースもあります。

その場で販売しないため、商品管理コストがかからず、必ずしも店頭に常駐しなくてもいい点で比較的低コストで行うことができるという魅力もあります。

体験型ショップのポイント

体験型ショップのポイントは下記の二つです。

  • 商品を魅力的に見せるための内装や、気軽に見たり触ったりできる陳列方法にこだわる必要あり
  • 興味をもってくれた来店者へ渡すショップカードや、今後出店予定のあるイベントのちらしなどの準備が必要

体験型ショップのスペース選びの3つのポイント

体験型ショップを展開していくにあたり、どういったスペースが向いているか、3つほどスペースの特徴と例をあげながらご紹介します。

1.お客さまが余裕を持てる雰囲気か

体験型ポップアップストアの場合、お客さま側に商品を見てもらったり、体験してもらう「余裕」が必要。
余裕を持って商品を見ていただける空間での展示を心がけましょう。

イベントスペースやギャラリーだけでなく、カフェスペースの棚などもお客様がくつろぎながらゆったり時間を過ごしている時に、ふと目に入るスペースと言えます。

▼スペース例:ラジオブース併設のカフェの棚/原宿

利用料金:1,600円/日〜
広さ:10㎡以上〜20㎡未満

アパレルショップ・カフェ・ラジオブースが隣接していることから平日・休日問わず、人の目に触れる空間の棚を借りることができます。
カフェスペース全体や並びにあるレンタルスペースも併せて利用相談可能(料金別)なので、初日にカフェ全体を借りてパーティーをしたり、レンタルスペースでのポップアップストアへの誘導として棚を借りて商品展示、という使い方も可能です。

詳しくはこちら

2.商品を体験しやすいスペースか

ショールームとして利用する場合、お客さまに商品を体験してもらえるよう気軽に手に取りやすい場所に設置したり、何かのついでに体験してもらうきっかけを作ることが大事です。

棚や机の位置はもちろん、商品の特性によってスペースを確保したり電源があるかの確認も忘れずに。

特に商品を試す際はその場にお客様が多く滞留する可能性があるため、動きやすいつくりになっているか、十分な広さがあるかを確認しましょう。

体験スペースは隅につくってしまいがちですが、壁から少し離すだけでL字型ではなくU型でスペースを使うことができ、お客様が三方から商品を取り囲めるのでおすすめです。

▼スペース例:グリーンに囲まれたcafé&gallery/西日暮里

利用料金:4,000円/日〜
広さ:10㎡以上〜20㎡未満

西日暮里のオーガニックカフェ入り口すぐにある棚は通りすがりのお客様の目にもとまりやすく、カフェ利用のお客様と棚の距離も適度にとられているので、ふらりと立ち寄ったお客様も気軽に商品を見たり接客を受けることができます。

もっと広くスペースを確保したい場合は席の一部レンタルも相談可能(料金別途)。
企画に合わせたスペースの確保ができます。

詳しくはこちら

▼スペース例:自由が丘のシック&ナチュラル/自由が丘

利用料金:43,200円/日〜
広さ:40㎡以上〜50㎡未満

予約制のショールームの場合は、商品をお客さまに体験してもらうことを重きに置くため、雰囲気もアクセスもいい空中階を路面店よりもリーズナブルにレンタルして、ショールームを開くのもおすすめです。

ピクチャーレールやハンガーラックなどの什器も揃っているのも魅力。

※このスペースは現在貸し出しをこなっておりません

まとめ

これまで、体験型ショップの魅力やポイント、スペースの選び方をご紹介してきました。

  • 1.お客さまが余裕を持てる雰囲気か
  • 2.商品を体験しやすいスペースか

この2点を意識して体験型のポップアップストアにあうスペースを見つけましょう!

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