公開日:2015年10月2日
更新日:2019年7月12日

海外先進事例に学ぶ!出店エリア選定のポイント

ポップアップストアを開催する際は、まず出店エリアを決める必要があります。そこでこの記事では、ポップアップストア先進国であるアメリカとイギリスのスペースオーナーへのインタビュー記事をもとに、出店エリア選定のポイントを考察します。

ポップアップストア先進国の2大巨頭 アメリカとイギリス。
実際に出店戦略の一環として利用している小売・メーカーはもちろん、リーマンショック以降、両国では多くの業種が多くの人にリーチできる広告手法としても利用されています。

そんなポップアップストアを出店する際に重要なのが、出店エリア。
「どんなターゲットが、どのくらい来るか」「どんな空間か」今回は、すでに多くの成功事例を輩出しているポップアップストア先進国の2つの国から、「出店場所選びに最も重要なこととはなにか?」をご紹介します。

自分自身のブランドや体験にあったエリアを選ぶ

まずは人通りが多いところを選ぶことが重要だね。
特に買い物目的の人が多くくる場所なら尚よし。

さらに言うなら、自分自身のブランドや体験にあったエリアを選ぶこと。
正しいエリアを選び、近隣ショップに恵まれると、自分たちのビジネスの効果をより高めることができる。

-Tristan Pollock(Storefront CEO)

アメリカのポップアップストアのスペースマッチングサービス・Storefront。
様々なポップアップストアの出店をサポートしてきた彼らがまず挙げるのは、「エリア自体の集客力」。

近年様々な集客手法によってお客さまとなる人たちに情報を届けやすくなりましたが、前提としてエリアの集客ポテンシャルが重要という点は当然うなずけます。

しかしコアとなる部分は、「自分自身のブランドや体験にあったエリアを選ぶ」ことではないでしょうか。

多くの人に認知してもらうために、できるだけ人通りが多いところを選択するのはもちろんですが、

  • 誰にブランド/商品を届けたいのか
  • どういう体験が作りたいのか

というところを考えて、出店するエリアを考える必要がありそうです。

人通りが少なくてもその人たちがお客さまになりうる方々であれば効果は高いですし、お店の中でゆったり見ていただきたいという形であれば、大通り沿いから一本入ったエリアの方がよいかもしれません。

せっかく来ていただくお客さまのためにも、よりよいお店つくりのコアとなる部分に目を向けて、出店エリアを検討するとよいでしょう。

出店場所を決める前に何度も足を運ぶ

ポップアップストアの場所を決める前のリサーチを怠らないこと。
特に実際にスペースへ足を運んだり、地元の人たちに話しを聞くことはとても重要。

-Emma Mapp (Abitoffthemapp owner)

London Photo Galleryという写真ギャラリー兼ブランドの期間限定ショールームを運営しているAbitoffthemapp。
そんなスペースの運営者側から語られたのは、「出店エリアのリサーチ」。

前述した通り、「誰にブランドを届けたいのか」「どういう体験を作りたいのか」を考えるにあたって、そのエリア・スペースのことを詳しく知っておく必要があります。

実際に足を運びながら、「どんな人がいるのか」「どんなお店が並んでいるのか」など、そのエリアの特性が自分のブランドや出店をイメージしているポップアップストアの形と合っているか、確認するとよいでしょう。

また、お店のことはそこでお店を運営している人が一番よくわかっているもの。

お店の並びを見ながら、ブランドに合いそうなお店があればお客さんとして入りつつ、お話を聞いてみてもいいかもしれません。
ブランドの客層に合う近隣のお店なら、仲良くなっておくと相互集客ができたりしてお得です。

エリアごとに集客プランを考える

すでに自分のブランドや商品は認知度があって、ファンがついているのか?
それともこれからはじめて世の中にお披露目しようとしているのか?
もしも後者ならばポップアップストア出店はとてもいい手法とはいえ、
ただ出店するだけではなく自分たち以外の力を借りて集客する工夫が必要。

そのエリアでこれまでにポップアップストアの出店があったのか?
もしあったのならばそれは成功したのか?

SNSをリサーチしたり、地元の人たちにヒアリングしたり、
そのエリアにくる人たちの目的が何かや交通の便はいいかについて考えることが出店の成否を分けるのです。

-Alice Vaughan(3Space worker)

社会起業家たちにポップアップストアの機会を提供している3Space。
幅広いフェーズの企業・組織が様々な目的でポップアップストアを出店するのを支援したきた彼らが伝えるメッセージは、「エリアにあった集客プランを考えること」。

エリアによってどういう集客戦略が効くのか、もし過去にポップアップストアやイベントが展開されていたら、それを参考に集客プランを練ってみましょう。最近では、Instagramのハッシュタグで各都市やエリアをつけて投稿されていることも多く、そこからそのエリアにいる人たちの行動の一部を推察できたりします。


ポップアップストアの出店を考え始めたら、まずは気になるエリアやスペースの近くまで実際に足を運んで雰囲気を感じ取ることが出店への第一歩。
また、集客の際に必要に応じてエリアやスペースの力を借りるためにもSNSや雑誌のチェック、そのエリアに訪れる人たちを観察するなど、ターゲットとなる人々にとって出店候補のエリアがどのようなイメージをもっているかの調査も怠らないこともポイントのようです。