公開日:2020年10月28日
更新日:2020年12月21日

導入が加速するセルフレジについて知ろう。導入方法やそのメリットとは?

人手不足などが原因で普及が進み、さまざまな店舗で目にするようになった「セルフレジ」。今回は店舗を運営する側の目線で、セルフレジの概要やメリット・デメリットを、詳しくご紹介します。

◆セルフレジとは

セルフレジとは、その名前のとおり、利用者が自身で精算を行うタイプのレジを指した言葉です。一口にセルフレジと言っても、機能によって大きく2つの種類に分けることができます。

■商品のスキャンから精算まで、すべて利用者が行うタイプ(フルセルフレジ)

利用者が購入した商品のバーコードをスキャンし、自身で精算するレジです。「フルセルフレジ」と呼ばれることもあります。店員が一切関わることなく会計が完結するのが、このフルセルフレジの特徴です。

■精算のみ利用者自身で行うタイプ(セミセルフレジ)

フルセルフレジと異なり、精算以外の作業、商品のスキャンなどを店員が担当するタイプです。「セミセルフレジ」とも呼ばれます。利用者は確定した会計金額を、備え付けの精算機で支払います。

どちらのタイプにも共通しているのは、「導入することによって、従来のレジが抱えていた問題の解決が期待できる」という点です。これだけでは少し説明不足かもしれませんので、以下では、セルフレジの特徴についてさらに詳しく解説します。いったいどのような点でセルフレジが優れているのか、また他方でどのような問題を抱えているのか、セルフレジのメリット・デメリットを確認していきましょう。

◆セルフレジを導入するメリット

■メリット① 人件費の削減が期待できる

セルフレジを導入するメリットとして一番に挙がるのは、人件費を削減できるという点でしょう。

セルフレジの本質は、本来であれば店員が担当する作業を、利用者に代わりに行ってもらう・・・という点にあります。セルフレジを導入すれば、店員の数を減らしたり、レジに立っていた店員を他の業務に割り当てたりすることが可能になるのです。その結果として、トータルの人件費を削減できます。

■メリット② 会計時間の短縮が実現できる(利用者がレジに並ぶ時間を短くできる)

「店舗が混雑する時間帯などに、レジの前に長蛇の列ができてしまう。しかし、店員の数を増やすのは現実的ではない」・・・。セルフレジは、そんなお悩みをお持ちの方にもぴったりです。メリット①でご説明したとおり、セルフレジを導入すれば、人件費をかけずにレジの数を増やすことができます。

■メリット③ お金の手渡しがないので衛生的

セルフレジは利用者が自身で精算を行うため、お釣りも含めて、店員にお金を手渡しする必要がありません。新型コロナウィルスが猛威を振るっている現状では、店舗・利用者どちらによっても大きなメリットだと言えそうです。特に食品や、野菜などの直接触る生鮮食品を扱う店舗では、かなり魅力的な点ではないでしょうか。

■メリット④ 利用者が会計しやすい環境を作れる

待ち時間・衛生面の他にも、利用者が自分のペースで会計できる、新型のセルフレジなら多種多様な支払い方法に対応できる・・・など、利用者にとってもたくさんのメリットがあります。

◆セルフレジを導入するデメリット

ここまでセルフレジを導入するメリットをご紹介してきました。しかし一方で、セルフレジには、いくつかのデメリットもある点には注意が必要です。

■フルセルフレジの場合には万引きが起こるリスクも

はじめにご紹介するデメリットは、万引きのリスクです。フルセルフレジの導入によって店員の数、ひいては人の目が減れば、それだけ万引きが起こりやすくなってしまいます。

また購入する商品の一部のみバーコードをスキャンして、その他の料金を支払わずに持ち去る・・・という万引きが考えられるのも、フルセルフレジ特有のデメリットです。

■セルフレジに慣れていない利用者が混乱してしまう

セルフレジで会計を行う際に複雑な操作は必要ありませんが、慣れていない利用者にとっては、「どうやって使うのかわからない」と混乱してしまう可能性も考えられます。

手順を説明するためのPOPを用意したり、必要に応じて店員が対応できる体制を整えたりするなど、導入にあたって工夫が必要なケースもあるでしょう。

◆セルフレジは消費者に受け入れられているのか

この記事をご覧になっている皆さんの中に、「セルフレジの存在をまったく知らなかった」という方はいらっしゃるでしょうか? 実際に使ったことがあるかどうかは別としても、セルフレジ自体をご存知なかったという方は少ないはずです。

それもそのはず。あるリサーチ会社が2020年に行ったアンケート によると、セルフレジの認知度は90%を超えているのです。また「セルフレジを使うことが多い」と回答した人は、フルセルフレジで38.9%、セミセルフレジで34.2%。比較的新しい機器であるにも関わらず、セルフレジは多くの人に受け入れられていることがわかります。

ちなみに、利用する理由として多く挙げられているのは「空いているから」「精算が早く終わるから」。利用しない理由では、「めんどくさいから」「操作方法がわからないから」となっています。先ほどご紹介したメリット・デメリットともちょうど合致していますね。

このように幅広く認知されていることや、利用者がセルフレジに対して抱く印象が予想しやすいことから、店舗がセルフレジを導入するリスクは少ないと言えるでしょう。初期コストが掛かる点がネックではありますが、セルフレジを導入したことでトラブルが多発する・・・といった事態を心配する必要はなさそうです。

◆どんな店舗がセルフレジを導入しているのか

さまざまなメリット(と、若干のデメリット)があり、高い認知度を誇るセルフレジ。実際に導入しているのはどのような店舗なのでしょうか?

業種で見た場合、まっさきにセルフレジが普及したのは、スーパーマーケットであると言われています。スーパーマーケットは一度に購入する商品の量が多くなりがちなため、店員の負担を大幅に減らすことができるためです。また近い業種では、コンビニエンスストアでも徐々に普及が進んでいます。特に来店者数の少ない深夜など、店員がレジに立たなくてもいい点は大きなメリットであると言えるでしょう。

その他、ユニクロをはじめとした大手アパレルもセルフレジの導入に乗り出しています。セルフレジの性能は日々進化を続けており、今後も多種多様な業種に普及していくことが予想されます。

◆セルフレジメーカーをご紹介

導入を考えている方に向けて、セルフレジを提供している大手3社と、それぞれの主力商品の特徴をご紹介します。

■寺岡精工

寺岡精工のセルフレジは、「柔軟性」を重視して開発されています。商品を選びながらスマートフォンでバーコードをスキャンできるシステムや、セミセルフとフルセルフを自由に切り替えられる端末など、業種を問わず導入できるのが特徴です。

■東芝テック

東芝テックの“ウリ”はスキャンの精度です。商品に貼られた値引きシールを識別できるほか、今後は青果をはじめとした生鮮食品をカメラで見分けられる機能が搭載される予定とのこと。

■富士通フロンテック

富士通フロンテックはセミセルフレジの開発に注力しており、「利用者の利便性」を追求しているのが特徴です。調整可能なディスプレイや、人間工学に基づいて設置された釣り銭の出金口など、使いやすさを重視した端末を提供しています。

◆セルフレジを導入して店舗の運営を効率化しよう

人手不足や衛生問題など、従来のレジが抱えていた問題を解決してくれるかもしれないセルフレジ。安くない初期コストがかかりますが、メリットの数々を考えれば、回収するまでにかかる時間はそう長くはないでしょう。皆さんもこの機会に、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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