公開日:2016年6月3日
更新日:2023年11月30日

売場作りに役立つ “カラー”の上手な使い方

売場の印象を決める要素のひとつが売場の色使い。 同じだけの商品量を取り扱っていても、ごちゃごちゃとした見にくい印象を与えるかすっきりと見やすく思わず入りたいと思わせるお店になるかは色使いが大きなポイントと言っても過言ではありません。

売場の印象を決める要素のひとつが売場の色使い。
同じだけの商品量を取り扱っていても、ごちゃごちゃとした見にくい印象を与えるかすっきりと見やすく思わず入りたいと思わせるお店になるかは色使いが大きなポイントと言っても過言ではありません。

そこで今回は売り上げにつながる “カラー”の上手な使い方をお届けします!

「売れる色」で揃えると全体の売り上げが下がる!?

たくさんあるカラーバリエーションの中でも、常に売れる色だけ揃えておきたいもの。

しかし、売れるカラーは白や黒、ベージュなどのベーシックなカラーが多いという難点もあります。
こうしたベーシックカラーをメインに展開すると売場全体が地味で沈んだ雰囲気になってしまい、お店に入った瞬間の「ワクワクする気持ち」を削いでしまうことにもつながりかねません。
これではせっかく「売れる色」で揃えたにも関わらず、お客様の足が遠のいてしまいます。

対して赤や黄色、ピンクなどの鮮やかで主張のあるカラーは購入頻度は低いものの、売場でお客様の目をひく存在です。
店内に彩りがあることで興味をもち、また他のカラーと比較する楽しさも生まれます。

MDの基本vol.1 メリハリのある商品構成とは?でもご紹介した通り、商品には大きく分けて「売り筋」と「見せ筋」の2つがあります。

主張のあるカラーは見せ筋としてお客様の興味を引いて入店してもらうきっかけにし、実際には売れ筋のベーシックカラーをご提案するというかたちが最も効果の高い売場構成といえます。

また最近ではノームコアの流行などシンプルでモノトーンなアイテムの人気が高まっていますが、その場合は植物のグリーンを取り入れるなどブランドの世界観を壊さない程度に色味を取り入れてみましょう。

テーマカラーを変えることで「いつ行っても新しいお店」に!

定番商品が多かったり、あまり商品の入れ替えがないブランドでも、店舗のテーマカラーを変えるだけでまるで新しい商品が入ってきたかのように見せることができます。

それぞれの時期にあわせてテーマカラーを決め、メインビジュアルにテーマカラーのアイテムを打ち出すだけでなくPOPや什器にもさりげなくテーマカラーを使うことで自然とその色を印象付けることができます。

一定期間経過した後にテーマカラーを別の色に変えるだけで、『商品のラインナップが変わっていなくても「新しさ」を感じていただく』ことができます。

このテクニックは常設店舗だけでなく、ポップアップストアの場合もよく同じ場所に出店するブランドに効果的です。

全体の印象を左右する「カラー」をうまく利用して、お客様にいつも新鮮な気持ちで来店していただける工夫をしましょう!

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