公開日:2016年1月20日
更新日:2019年7月19日

商品ディスプレイのアイデアの集め方

店内の商品の見せ方は、お店づくりの上でもっとも力を入れるべきポイントの一つです。ディスプレイの方法によって商品のイメージは大きく変化し、売上にも深く影響するからです。この記事では、より良い商品の見せ方を考えるためのアイデアの集め方をご紹介します。

お店を開く際に頭を悩ませるのが、商品のディスプレイ(見せ方)です。商品のディスプレイの良し悪しは、お客様に与える商品イメージはもちろんのこと、お店の売上にも大きな影響を与えます。

しかし、はじめてお店を開く方にとって商品のディスプレイは馴染みが薄いものであり、商品に合わせたディスプレイがなかなか思いつかないという声を耳にします。

出店に慣れている方や常設店舗を持っている方にとっても、商品のディスプレイの探求は難しいものです。お客様に飽きられないためにこまめに商品のディスプレイを変更していきたいものの、商品のディスプレイのアイデアがなかなか浮かばないといった方も多いのではないでしょうか。

また、商品ディスプレイを専門とした雑誌やメディアはほとんど存在しないこともあり、商品ディスプレイのアイデアを集めるのは大変なものです。

そこでこの記事では、より良い商品ディスプレイを考えるためのアイデアの集め方をまとめてご紹介します。記事内でご紹介した雑誌やWebサイトを参考に、良い商品ディスプレイを探求していきましょう。

インテリア雑誌を参考にする

一番の王道は、インテリア雑誌を参考にすることです。インテリア雑誌には多数の商品ディスプレイの写真が掲載されており、お店の雰囲気にあった商品ディスプレイを簡単に見つけることができます。

海外の雑誌ではFRAMEARTICHOKEがおすすめです。

どちらもモードでミニマルな空間の紹介が多いので、アパレル分野の商品ディスプレイにとっては特に参考になります。

他にも、HOME AND TEXTILES TODAYも伝統的なインテリア雑誌で、幅広いテイストのインテリア事例を見ることができます。

日本の雑誌であればI’m homeELLE DECORが参考になります。

また、休刊してしまいましたが、MAISHAにも参考になる事例が多く掲載されていました。MAISHAにはいくつかバックナンバーが販売されているようですので、手に取ってみてはいかがでしょうか。

ターゲット層が読む雑誌を参考にする

インテリア関連の雑誌以外にも、自分のブランドがターゲットにしている層がよく読む雑誌の紙面の構成も参考になります。

商品の見せ方において雑誌の構成は優れており、リアルの店舗においても参考になる部分が多数あります。

例えば、高級感を出したい時は紙面に載せるアイテム数を少なくし、親近感をもたせたい時はアイテム数を多くするというテクニックが雑誌では多く使われます。これは雑誌では王道とされる商品ディスプレイのテクニックですが、もちろんリアルの店舗にも応用できます。

他にも、誌面にさりげなく登場するインテリアの配置方法やテーブルコーディネートなどにおいて、雑誌ならではの細かいテクニックが多数使われています。

これらのテクニックを観察し、自分のお店にも応用していきましょう。

ウェディング情報誌を参考にする

Photo credit: Frabuleuse via VisualHunt.com / CC BY-NC-SA

商品のディスプレイにあまりお金をかけられないという方にチェックしてほしいのが、ウェディング情報誌です。

ウェディング情報誌を参考に、小物を手作り

最近は手作りにこだわる結婚式も増えていることもあり、ウェディングパーティーで使われる小物を手作りするためのガイドが掲載されている雑誌も多数存在します。

例えば、結婚式で使われるウェルカムボードづくりのアイデアをは、POPや看板づくりに応用することができます。また、ウェディングパーティーでの飾り付けのアイデアは、ショップ内の商品ディスプレイの参考にすることもできます。

専用のキットが販売されていたり、作り方の手順やポイントを解説している記事も多いので、はじめて出店する方にとって心強い味方といえるのではないでしょうか。

また、オリジナルな小物を手作りする上で必要となる各種グッズを購入するための専用のショップも増えてきており、小物を手作りしていくハードルは下がってきています。

なお、雑誌以外にも、marry幸せのたねなどのWebメディアもチェックしてみてもよいでしょう。

キュレーションメディアを参考にする

特定の分野やテイストに特化したキュレーションメディアが盛り上がりを見せる中で、インテリアや暮らしに特化したキュレーションメディアも人気を博しています。

最近ではキナリノや、日本上陸で認知度を高めつつあるHouzzが代表的なキュレーションメディアです。

キナリノには女性向けのおしゃれな商品が写真とともに掲載されており、商品の見せ方だけでなく、ディスプレイ用の小さな什器や陳列の仕方の面でも参考になります。

Houzzはリノベーションをメインにしたメディアということもあり、お店全体の空間作りの参考にすることができます。また、部屋のタイプだけではなく「モダン」「ミッドセンチュリー」などのスタイル軸でも事例を見ることができるので、自分のブランドにあったスタイルを一度に見ることができるのもポイントです。

海外で人気のtumblrを参考にする

▲Interior LikesのTOP。写真が大きく見やすいのがtumblrの特徴。画像出典:Interior Likes

tumblrは他のブログサービスに比べてシンプルで見やすく、ブログのトップに写真を大きく表示できることが魅力のサービスです。

国内外問わずtumblrを使っているトップクリエイターも多く、質の高いデザインやアイデアを見ることができます。

スクロールすれば次々に写真が表示されるので、ちょっとした空き時間に眺めるだけでも、商品の見せ方のヒントを得ることができるでしょう。

sojornerInterior Likesといった人気ページはもちろん、自分のブランドのイメージに近いアカウントを探して、積極的にフォローしてみてはいかがでしょうか。

Instagramで情報収集する

▲Instagramの投稿一覧画面(@riecru)。商品の並べ方などちょっとした部分も参考にできそう。画像出典:Instagram(@riecru)

tumblrがプロのトッププレイヤー御用達なのに対し、アマチュアからプロまで裾野が広いのがInstagramといえます。

例えば食器の重ね方、コルクなどの小物のいれ方、テーブルクロスや花の使い方など写真1枚からもたくさんの発見があります。

また、個人アカウントだけではなくECをはじめとする企業アカウントが多いのもInstagramの魅力です。

企業アカウントの多くには、商品イメージを伝えるために「プロが撮影した」写真が掲載されていることも多く、そのままお店のディスプレイに応用できそうな写真がたくさんアップされています。

写真1枚でインパクトを与える必要があるInstagramは、見た目でお客様の足を止めなければならないディスプレイの参考にするのには最適のメディアといえるでしょう。

Instagramのタイムラインに流れてきて思わず目をとめてしまった写真があったなら、どのポイントに惹かれたのか、色使いや動きの出し方などを中心に分析してみましょう。

Pinterestで探して、保存する

▲Pinterestで”display”を検索すると表示される画面。スクロールすると次々に写真が表示される。画像出典:Pinterest

アイデアを一元管理したいという方におすすめなのがPinterestです。

Pinterestは、写真を”ピン”することでインターネット上にオリジナルのスクラップブックを作ることができるサービスです。

例えば、”display”と検索するとdisplayのタグがついた写真が表示されます。これをひとつひとつピンして自分のボードに格納しておくことができ、自分だけのスクラップブックをインターネット上に作ることができます。

最近はWebメディアでもPinterestを利用しているところが多く、Webサイトから直接ピンすることも可能です。

もちろん自分で写真を投稿することもできるので、いいなと思った画像を保存してアップロードしておけば、いつでも閲覧できるオンラインスクラップブックが完成します。

お店に足を運び、アイデアを集める

雑誌やWebサイトも参考になりますが、やはり実際のお店が一番参考になります。写真では掴むことのできない空気感や感触などは、実物を見て体感することでしか得られない情報です。

そのため、気になるお店や自分のブランドの競合にあたるお店などには実際に足を運んで、ディスプレイ方法だけでなく、全体の雰囲気までくまなくチェックするようにしましょう。

その際、「どの部分に良さを感じたか」を記録しておき、自分がディスプレイのアイデアを考えるときの参考にできるようにしておきましょう。

まとめ

商品のディスプレイに関する情報は少なく、誰もが頭を悩ませているものです。

とはいえ、商品ディスプレイを専門としていない雑誌やWebメディアにも参考になる情報は多数掲載されており、それらをうまく応用することでより良い商品ディスプレイを生み出していくことができます。

ご紹介してきましたように、雑誌やWebメディアにはそれぞれ異なった特徴があります。各メディアの特徴を理解した上で、それらをうまく組み合わせ、より良い商品ディスプレイを作ってみてください。