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元・セレクトショップVP担当が教える店舗づくりのコツ

Blog / 2016/05/18

ポップアップショップを開催したいと思った時にはじめにぶつかるのが空間設計の難しさ。 そこで今回は、セレクトショップで店舗の空間作りを行っていた(株)ikigotoの古田諭氏に空間づくりのポイントを伺ってきました!

ポップアップショップを開催したいと思った時にはじめにぶつかるのが空間設計の難しさ。
そこで今回は、セレクトショップで店舗の空間作りを行っていた(株)ikigotoの古田諭氏に空間づくりのポイントを伺ってきました!

“奥行き”を意識することで空間を広く見せる!


▲(株)ikigoto 古田諭氏。学生時代よりセレクトショップに勤務し、大手アパレルメーカー、業界最大手のセレクトショップにてVPを担当。店舗内の空間作りはもちろん、ウィンドウディスプレイの制作も多数てがけた。2011年より(株)ikigotoにてブランディング事業に従事。

  • 空間作りを考える際に、まずスペースの選び方も重要だと思うのですが、よい空間作りのためにスペース選びの時点でチェックしておいた方がよいことなどありますか?

まずは基本中の基本として、「全体の寸法を正しく把握すること」が重要です。
スペースを見た体感だけではなく、幅、奥行き、高さなど細かく寸法をチェックしておく必要があります。

「特に重視するべきなのは奥行き」です。
同じ平米数でも、幅より奥行きがある方が広く見えやすいのでおすすめです。

  • どうしても予算の関係で手狭なスペースしか使えない場合もあると思うのですが、広く見せるためのポイントを教えてください。

広く見せるためには、「空間を断絶しないこと」が重要です。
例えばマネキンや棚など高さのあるものはすべて奥や壁際に寄せ、手前は低めの棚やテーブルのみ設置するようにします。

逆に広いスペースを利用する際には空間を仕切りたいときもあると思いますが、その際も胸の位置くらいの高さの棚で自然に区切ると開放感を保ちつつ空間イメージを変えることができます。

まず揃えたい什器は使い勝手のいい低めのカウンター

  • 空間づくり初心者が陥りがちな失敗などはありますか?

やはりコンセプトを決めないままに空間づくりをして失敗しているところが多いように感じます。
空間づくりをする際には、どんなお客様にどんなアイテムを打ち出すかを毎回明確にしておく必要があります。

たくさんある商品ラインナップの中でも特に打ち出したいものを決めて、それを中心に全体の設計を考える必要があります。

また売りたいものと見せたいものはそれぞれディスプレイの仕方も変わるので、その2つを明確に決めておくこともおすすめですね。

売りたいものはラックや棚からすぐに手に取りやすいように陳列することが重要ですが、見せたいものは棚の上などあえて取りにくい場所において「いかにキャッチーに見せるか」にとことんこだわるといったメリハリをつける、というのが基本です。

  • これから什器を揃えるといった方がまずはじめに持っておいた方がよいおすすめの什器があれば教えてください。

「腰の高さくらいのカウンター台」は使い勝手がいいのでおすすめですね。
先ほどお話しした「空間を断絶しない」という意味でも、背の高い棚よりも腰の位置くらいの什器を揃える方が狭いスペースでも使いやすいと思います。

また棚ではなく足元に空間ができるカウンター型であれば、足元をストック場所にしたり大きな商品を陳列したりと使える幅が広がります。

これからポップアップショップ出店を考えている方はひとつ持っておくと便利な什器だと思います。

  • 商品陳列の際に、覚えておくだけで上級に見せるテクニックがあれば教えてください!

商品の高さを出す時は「”三角形”を意識する」、というのは簡単に取り入れられるテクニックだと思います。

例えば棚の上に商品を陳列する際に同じ高さのものを3つ並べるのではなく、小さなもの・大きなもの・小さなものという順番で並べると真ん中のアイテムに注意がむきやすく、メリハリを感じさせることができます。

このとき必ずしも頂点が真ん中である必要はなく、右端や左端に頂点をもってきてもOKです。

何かを並べる際に同じ高さのもので揃える方が綺麗に見えると思いがちですが、同じ高さで揃えると焦点がぼやけてしまい目線が素通りしてしまうのでこの三角形の法則のようにあえてバランスを崩すことも必要です。


▲空間づくりを考える際は”三角形”を意識するのがポイント。 Photo credit: mah_japan via Visualhunt.com / CC BY

店舗内は左回りにストーリーをつくる

  • 入りやすい店舗と入りづらい店舗はどこで差がつくのでしょうか?

まずは「ガラス張りで店内が見えること」が重要ですね。
曇りガラスだったり外から中が見えないお店は入りづらい印象を与えてしまいます。

ガラス張りのスペースでも、狭い歩道沿いにすぐドアがあるところは入りづらいスペースです。
狭い通り沿いの場合は歩道から数十センチ奥まっているところを選びましょう。

またせっかくガラス張りのスペースでも、中でスタッフ同士が会話をしていて内輪な雰囲気がでていると台無しです。
基本的なことですが、スタッフ同士で会話に夢中にならないよう気を付けましょう。

  • 店舗内の滞留時間を延ばすコツを教えてください。

滞留時間を延ばすには、いかに店舗内を一周していただくかを考える必要があります。
「一般的に人は左回りに動く」と言われているので、左回りにストーリー設計をするとついつい一周してしまいたくなる店舗づくりにつながります。

またリーズナブルなものは手前に、高価なものやお客様の興味を引きそうなものは奥に陳列することで、商品を手にとって見ながら店舗の奥まで行って一周したくなる空間にすることができます。

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