Blog / 2016/03/04

ポップアップストアと直営店の相乗効果をうむための出店戦略/ SOC TOKYO

コストをかけずに手軽に出店できるポップアップストアですが、直営店やECと組み合わせることで、より効果を高めることができます。この記事では、SOC TOKYOの出店戦略をもとに、ポップアップストアと直営店の相乗効果を生むポイントをご紹介します。

コストをかけずに手軽に出店できるポップアップストアですが、直営店やECと組み合わせることで、より効果を高めることができます。

この記事では、SOC TOKYOの出店戦略をもとに、ポップアップストアと直営店の相乗効果を生むポイントをご紹介します。

メンズ靴下専門ブランド SOC TOKYO

SOC TOKYOは2014年に誕生したメンズ靴下専門ブランド。

身につけるアイテムの中で最も酷使される靴下だからこそ、耐久性や着用感、保湿性など品質の高さにこだわったアイテムを展開しています。

靴下の多くはナイロンやポリエステルなどの化学繊維が使用されていますが、SOC TOKYOの靴下はできるだけ多くの綿や麻など天然繊維を使用。

ほぼ天然繊維だけでつくられた靴下は、素材そのものを感じられる確かな味わいが感じられます。

また靴下は全身のコーディネートの中でもおざなりにされがちなアイテムでもあります。
そこで品質の高さだけではなくコーディネートのワンポイントとして楽しんでもらえるような遊び心のあるデザインも人気のポイントです。

現在は三宿、丸の内、京都にあるハンカチ専門店H TOKYOの直営3店舗の中で展開しながら、全国の商業施設やセレクトショップなどでポップアップストアも開催しています。

そんなSOC TOKYOの出店戦略について、12月に清澄白河で開催されたポップアップストアの様子を交えながらご紹介していきます。

月10件ペースのポップアップストア出店で見えてきたエリア特性

▲今回お話をお伺いしたオールドファッション株式会社代表の間中伸也氏。

  • 今回ポップアップストアを出店しようと思ったのはどんなきっかけがあったのでしょうか?

私たちSOC TOKYOの靴下は、1足2,000円前後と靴下としては高単価な商品です。
その分すべて日本製で素材にもこだわっているのですが、オンラインだけではなかなかそういったよさが伝わりづらいため、実物を見て・さわっていただける場をもつことを大切にしています。

現在は商業施設や百貨店を中心に月10件ほどポップアップストアを実施しています。

  • 月10件の出店はかなりハイペースですね!相性のよいエリアや逆に合わなかったエリアなどもありますか?

いろんな場所に出店する中でわかってきたのは、渋谷などの比較的若い人が多いエリアや、逆に日本橋などの年齢層が高いエリアでは反応が鈍いということです。
直営店がある三宿や丸の内もそうですが、ライフスタイルにこだわりのある30代〜40代が集まるエリアでの反応がよいようです。

12月に清澄白河で開催したポップアップストアは清澄白河というこだわりを持った人が多い街の特性と、おしゃれ感度の高い男性客が多いスペースとの相性もよく多くの方に手にとっていただくことができました。

▲清澄白河でのポップアップストアの様子。男性のお客様がご自分用に買っていかれることも多かったとのこと。

  • 今回のポップアップストアの見せ方でこだわったポイントはありますか?

今回はSOC TOKYOメインのポップアップストアははじめてだったのですが、H TOKYOという私たちが運営しているメンズ向けハンカチ専門ブランド、swimmieというレディース向けハンカチブランドのアイテムも一緒に並べることで私たちの世界観を体験していただくことを重視しました。

特にSOC TOKYOの靴下とH TOKYOのハンカチで似た柄のものを揃えて陳列し、コーディネート提案のような見せ方をしたのがポイントです。

H TOKYOも一見目にはつかない小さなアイテムだからこそコーディネートのポイントとして遊び心のあるデザインを楽しんでいただきたいという想いのあるアイテム。
SOC TOKYOとH TOKYOの根底にあるコンセプト、想いが伝わる見せ方になったのではないかと思います。

また今回は新商品のウールの靴下をはじめて展開したのですが、お客様からの反応もよく予想以上にお買い上げいただけたのが収穫でした。
ちょうどクリスマス前の時期だったこともあり、プレゼント用に購入してくださった女性のお客様も多かったようです。


▲H TOKYOのハンカチとSOC TOKYOの靴下で似た柄のものを揃えて陳列。

世界観を理解し、よさを伝えてくれる店舗との関係構築が重要

  • 今後の出店計画についての展望やこだわりを教えてください。

まだまだオンラインよりもリアル店舗でお買い上げいただくことが多いので、今後もポップアップストアを含め取り扱っていただける店舗を増やしていきたいと考えています。

丸の内店はKITTEという商業施設内に入っているので比較的新しいお客様を呼び込みやすい店舗ですが、三宿店と京都店は駅から少し離れた場所にゆったりとした店舗を構えて、スタッフとのコミュニケーションも楽しんでいただきながらお買い物できる空間づくりにこだわっています。

商業施設へのポップアップストア出店はH TOKYOやSOC TOKYOを知っていただく場として、直営店はじっくり相談したりゆっくり接客を受けたいというお客様へ丁寧なおもてなしをする場として、それぞれ役割を分けています。

また私たちは基本的に委託販売で販売員をださないかたちで出店しています。
私たち自身がお客様へ直接商品のご説明できないからこそ、出店先のショップとは必ずお会いして商品の特徴やよさをお伝えするようにしています。

今後は常設で取り扱ってくださる店舗も増やしていきたいと考えていますが、ただ置いていただけばよいというのではなく真に私たちの商品のよさを理解してくださるところかひとつひとつ確かめながら進めていきたいと思っています。

ポップアップストアで認知を高め、直営店でエンゲージメントを高める


▲レディース向けハンカチブランドswimmieはアーティスティックなアイテムと並べて陳列。

今回お話を伺って印象的だったのは、ポップアップストアと直営店の役割には明確な線引きがあるという点です。

出店の際にはとにかく立地がよいところを探してしまいがちですが、都心の地価が高騰している中で立地のよい物件は今後ますます高額になっていくことが予想されます。
特に直営店舗は出店の際の敷金・礼金や補償金だけで何百・何千万ものお金がかかるもの。

直営店やショールームは繁華街から少し離れた地価の低い場所に出店し、認知度アップのために都心で短期間のポップアップストアを出店するという手法は今後より増えていきそうです。

取材の際にH TOKYO三宿店にお邪魔しましたが、アロマのいい香りに包まれた店内にゆとりを持って商品を陳列してあり、思わず長居したくなる空間でした。

このようにポップアップストアは認知拡大、直営店はエンゲージメントを高める場所としてそれぞれの役割が今後さらに明確化されていくのではないでしょうか。

スペース紹介:文化が胎動するガレージ内ブース

今回SOC TOKYOのポップアップストアが開催されたスペースはSHOPCOUNTER上でレンタルすることができます!

利用料金 エリア 立地
10,000円 清澄白河 路面

清澄白河駅近くのデザインオフィスが併設されたギャラリーカフェ。
アートの企画展示やトークショー、上映会など様々なイベントの開催実績があります。

ブースの棚をそのまま使えるので、什器を用意する必要がないのもおすすめポイントです。

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